この記事では、おかゆを離乳食で与えられる時期と、時期別のアレンジレシピをご紹介します。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
離乳食のおかゆはいつからOK?
- 初期
- 生後5・6ヶ月頃
- 中期
- 生後7・8ヶ月頃
- 後期
- 生後9・10ヶ月頃
はじめて食べる離乳食といえば、おかゆ。もちろん離乳食初期から食べることができます。
最初は10倍がゆからはじめ、離乳食中期からは7倍がゆ、後期からは5倍がゆというように、月齢や離乳食の進み具合に応じて赤ちゃんが食べやすいやわらかさにしていきましょう。
おかゆの離乳食初期レシピ
10倍がゆ
材料(作りやすい分量/大さじ約12杯分)
- 1小鍋に、ご飯と水を入れて強火にかけ、煮たったら弱火にしてフタをし、15〜20分ほど加熱する(焦げ付かないよう、時々底から混ぜる)。
- 2ふっくらしたら火を止め、フタをして15〜20分ほど蒸らす。
- 3粗熱がとれたら、裏ごししてペースト状にする。
- 米粉から作る場合は、小鍋に米粉大さじ1/2、水50mlを入れて、とろみがつくまでかき混ぜながら弱火で加熱しましょう。
10倍がゆは、炊飯器や電子レンジ、冷凍ご飯などからも作ることができます。詳しい作り方は下記を参考にしてくださいね。
きゅうりのおかゆ
- 1耐熱皿に10倍がゆとだし汁を入れて、電子レンジで20秒加熱する。
- 21の上にきゅうりペーストをのせる。
キャベツしらすがゆ
- 110倍がゆの上に、キャベツペースト、しらす干しペーストを盛り付ける。
麩の和風がゆ
- 1麩は、おろし金ですりおろす。
- 210倍がゆに1とだし汁を加えて混ぜ合わせる。
- 32を耐熱容器に入れ、電子レンジで30秒ほど加熱する。
豆腐のおかゆ
- 1豆腐を電子レンジで30秒ほど加熱して軽く水気を切り、すりつぶす(※)。
- 21とだし汁を混ぜ合わせる。
- 310倍がゆに2をのせる。
- 電子レンジで加熱するのは水を切るためなので、ラップは不要です。
おかゆの離乳食中期レシピ
7倍がゆ
材料(作りやすい分量/約150g分)
- 1小鍋に、ご飯と水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にしてフタをし、15〜20分ほど加熱する(焦げ付かないよう、時々底から混ぜる)。
- 2ふっくらしたら火を止め、フタをして15〜20分ほど蒸らす。
- 3粗熱がとれたら、すり鉢でつぶす。
7倍がゆは、炊飯器や電子レンジなどからも作ることができます。詳しい作り方は下記を参考にしてくださいね。
納豆がゆ
- 1鍋に水と納豆を入れ、納豆がふやけてやわらかくなるまで煮て、すり鉢でつぶす。
- 21にだし汁を加えてのばし、7倍がゆに混ぜる。
ほうれん草と豆腐のおかゆ
- 1豆腐をお湯でゆでて、すり鉢でつぶす。
- 21とほうれん草ペースト、だし汁を混ぜ、7倍がゆの上にのせる。
レタスと鯛のチーズがゆ
材料(1食分)
- 1鯛はラップをかけて電子レンジで30秒ほど加熱し、ほぐす。
- 2レタスはみじん切りにする。
- 3耐熱容器に、1、2と、5倍がゆ、粉チーズを入れて電子レンジで30〜40秒加熱する。
めかじきがゆ
材料(1食分)
- 1めかじきはゆでて皮を取り除き、細かくほぐす。
- 21と5倍がゆをよく混ぜ合わせる。
おかゆの離乳食後期レシピ
5倍がゆ
材料(作りやすい分量/約260g分)
- 1小鍋にご飯と水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にしてフタをし、15〜20分ほど加熱する(焦げ付かないように、時々底から混ぜる)。
- 2ふっくらしたら火を止め、フタをして15〜20分ほど蒸らす。
5倍がゆは、炊飯器や電子レンジなどからも作ることができます。詳しい作り方は下記を参考にしてくださいね。
ブロッコリーの中華どんぶり
- 1ブロッコリー、にんじん、白菜を5mm角にカットしてやわらかくゆでる。
- 2片栗粉5gを10gの水で溶いておく。
- 3鍋に1とだし汁、醤油を入れ、中火で加熱する。
- 43に2を少しずつ入れ、やさしくかき混ぜながら、とろみをつける。
- 54に卵を溶いて入れ、少し煮立たせてから、ふんわりとかき混ぜる。
- 65を5倍がゆの上にのせる。
- 卵が半熟にならないようにしっかり加熱しましょう。
のりと鮭のおやき
材料(1食分)
- 1のりは細かくちぎっておく。
- 2鮭はゆでて、骨と皮を取り除いてほぐす。
- 31、2、5倍がゆ、すりごま、片栗粉をボウルに入れ混ぜ合わせる。
- 4フライパンに薄く油をひき、3をスプーンで落としながら両面を焼く。
玉ねぎとニラのおかゆ
- 1玉ねぎ、ニラ、にんじんをそれぞれ5mm大に切る。
- 2鍋に1とだし汁を入れて、やわらかくなるまで煮る。
- 32にご飯を入れ、ひと煮立ちさせる。
- 43に醤油を垂らし、風味をつける。
おかゆの離乳食を作るときのコツは?
炊いたご飯からおかゆの離乳食を作る場合は、あらかじめご飯を包丁で細かく刻んでおくと、調理時間を短くできます。包丁を少し濡らした状態にすると、刃につきにくくなりますよ。
米からおかゆを作るときは、米と水の分量比は以下になります。ホーロー鍋や土鍋を使うと、ふっくら美味しいおかゆができますよ。
おかゆの種類 | 10倍がゆ | 7倍がゆ | 5倍がゆ |
分量比 | 米1:水10 | 米1:水7 | 米1:水5 |
作りやすい量 | 米30ml(26g):水300ml | 米50ml(43g):水350ml | 米100ml(85g):水500ml |
離乳食初期は一度に食べる量が少ないので、小さめの鍋でも十分な量のおかゆが作れます。
おかゆをアレンジして赤ちゃんが喜ぶ離乳食を作ろう
離乳食には欠かせないおかゆ。今回ご紹介したレシピを参考に、おかゆの離乳食をアレンジして赤ちゃんと楽しい離乳食タイムを過ごしてくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
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