赤ちゃんが手づかみ食べをするのは、食に興味が出てきた証拠。でも、手づかみ食べをすると手や洋服が汚れてしまうので、ママは後片付けが大変ですよね。そんなときにおすすめなのが、おやきの離乳食。今回は、おやきの離乳食を中期・後期別に10レシピご紹介します。
離乳食のおやきはいつからOK?
- 初期
- 生後5・6ヶ月頃
- 中期
- 生後7・8ヶ月頃
- 後期
- 生後9・10ヶ月頃
おやきの離乳食は、赤ちゃんが手づかみ食べに興味を示し、口を上手にもぐもぐと動かせるようになったら始めてみましょう。個人差がありますが、手づかみ食べは、離乳食に慣れてきた中期から後期頃に始まります。
おやきを作るときは、赤ちゃんが手でつかみやすい大きさ、食べやすい柔らかさにするのがコツです。喉に詰まらせないように、できるだけ具材を細かくしてあげましょう。
野菜や魚など冷蔵庫にあるものを混ぜ合わせ、成形してフライパンで焼くだけで、すぐに作ることができますよ。
おやきの離乳食中期レシピ
かぼちゃと豆腐のおやき
- 1ボウルに、かぼちゃペースト、豆腐、片栗粉を入れ、泡立て器で混ぜる
- 2フライパンに薄く油を引き、小判型にして弱火で焼く
- 3焦げないように、何度もひっくり返して両面を焼いていく
お月さまのような見た目が可愛いかぼちゃのおやき。豆腐を混ぜ合わせているので、タンパク質も一緒に摂ることができるのがうれしいですね。
豆腐とじゃがいものおやき

材料(1食分)
- 1じゃがいもを茹でるか、電子レンジで加熱してすりつぶす
- 2豆腐を電子レンジで1分程度加熱して、水気を切る
- 3みじん切りにしたにんじんを電子レンジで1分ほど加熱する
- 41、2、3と片栗粉を混ぜ合わせて形を作る
- 5フライパンで少し焦げ目がつくくらいに両面を焼く
ブロッコリーや小松菜など、冷蔵庫にある好きな野菜を組み合わせてくださいね。大人が食べるときにはチーズを混ぜ合わせても美味しいですよ。
高野豆腐と納豆のおやき
材料(1食分)
- 1高野豆腐をおろし金ですりおろす
- 2ひきわり納豆にお湯をサッとかけぬめりをとる
- 3ボウルに1、2、片栗粉、水を入れ、よく混ぜる(※1)
- 4フライパンにうすく油を引き、3をスプーンですくってフライパンに落とす
- 5スプーンの背で伸ばしながら丸く成形して、弱火で3分焼く
- 6裏返してさらに2分焼く
- 1のばしにくい場合は水の量を増やしてください。
高野豆腐は、たんぱく質やカルシウムがたっぷり。納豆が苦手な赤ちゃんには、納豆をすりつぶして加えてあげると食べやすくなりますよ。
白菜とさつまいものおやき
材料(1食分)
- 1白菜とほうれん草は、柔らかく茹でてみじん切りにする
- 2さつまいもは柔らかく茹でて、マッシュしておく
- 3ボウルに1と2、片栗粉を入れて混ぜる
- 43の形を整えて、フライパンで両面をこんがりと焼く
さつまいもの甘さで、ぱくぱくと食が進みそうなおやきです。白菜やほうれん草の代わりに、チンゲン菜や小松菜などの青菜や青のりを使ってもいいですね。
ひじきと豆腐のおやき
材料(1食分)
- 1乾燥ひじきを水に戻し、みじん切りする
- 2豆腐をキッチンペーパーなどの上に置き、水切りをする
- 3しらすは熱湯で塩抜きして細かく切る
- 4小松菜は茹でて粗めのみじん切りにする
- 5ボウルに1、2、3、4と片栗粉を入れて、よく混ぜる
- 6フライパンに薄く油をひき、5をスプーンですくって両面を焼く
豆腐やしらす、小松菜にひじきが入った栄養たっぷりのおやき。たんぱく質をしっかり摂りたいときにおすすめの一品です。醤油を少し垂らせば、大人のお弁当のおかずにもぴったり。
おやきの離乳食後期レシピ
しらす入りおやき
材料(1食分)
- 1じゃがいもは茹で、舌触りが滑らかになるよう柔らかくつぶす
- 2しらすは茶こしに入れ、熱湯をかけ塩抜きをする
- 3にんじんをみじん切りにし、ラップをして電子レンジで1分程度加熱する
- 41、2、3を混ぜ、片栗粉を入れて小さい円になるように成形する
- 5少量の油を引いたフライパンで、両面焼き目を付けるまで焼く
大人用のポテトサラダを作るときに、一緒に作れるレシピです。マッシュしたじゃがいもに、にんじんとしらす、片栗粉を混ぜ合わせて焼くだけ。粉チーズを加えると洋風おやきに変身します。
小松菜とかぼちゃのおやき
- 1小松菜は2~3mm角のみじん切りにして茹でる
- 21とかぼちゃペースト、青のり、牛乳、片栗粉を入れて混ぜ合わせる
- 32を好きな形に成形する
- 43をフライパンで焼き色がつくまで焼く(※1)
- 1フライパンで焼くときには、少し押さえつけるようにして焼くと崩れにくいです。
葉物が苦手な赤ちゃんでも食べやすい甘いおやきです。かぼちゃペーストの水分量に合わせて、牛乳や片栗粉の量を調節してくださいね。
ミルク粥で野菜入りおやき
材料(1食分)
- 1にんじんとほうれん草はさっと茹で、みじん切りにする
- 2小鍋に1と軟飯、牛乳を入れて弱火にかけ、全体がふつふつ沸騰するまでかき混ぜながら加熱する
- 3じゃがいもは洗って皮をむき、すりおろす
- 42と3を混ぜ、熱したフライパンにスプーンで落として、両面をこんがりと焼く
いつもの軟飯も野菜と混ぜ合わせてフライパンで焼けば、立派なおやきに。大人が食べるときには醤油をたらしてのりで巻くと、さらに美味ですよ。
コーンフレークとにんじんのおやき
- 1コーンフレークは細かく砕き、牛乳を加えて電子レンジで30秒加熱する
- 2にんじんは柔らかく茹で、みじん切りにする
- 31と2、かぼちゃペーストを混ぜ合わせ、食べやすい大きさに整える
- 4テフロン加工のフライパンを熱し、両面をこんがりと焼く(※1)
- 1テフロン加工のフライパンがないときは、少量の油をひいて焼きましょう。
コーンフレークだっておやきに変身します。牛乳でふやかして好みの野菜と混ぜ合わせて焼くだけ。野菜の代わりにバナナをつぶして混ぜ合わせれば、おやつにもぴったり。
そうめんのおやき
材料(1食分)
- 1そうめんは乾燥した状態で折り、柔らかく茹でて水にさらし塩抜きをする
- 2にんじんとほうれん草は、茹でてみじん切りにする
- 31、2と片栗粉をよく混ぜる
- 4薄く油を引いたフライパンに3の生地を流し込み、へらなどで押し付けながら焼く
- 5両面にほんのり焼き目がついたら、食べやすい大きさに切るか、クッキー型などで型抜きをする
そうめんを多めに茹でてしまったときは、おやきにしましょう。型抜きすれば、目にも楽しいおやきの完成。醤油を加えれば大人も美味しく食べられますよ。
レバーとチーズのおやき
- 1じゃがいもを茹で、舌触りが滑らかになるよう柔らかくつぶす
- 2ベビーチーズを約5mm角に切っておく
- 31に2とレバーペースト、片栗粉を加えて混ぜ、成型する
- 4薄く油を引いたフライパンで、3の両面がきつね色になるまで焼く
鶏レバーは栄養の宝庫。鉄分、ビタミンA、葉酸など栄養満点です。レバーペーストだとなかなか食べてくれない場合でも、おやきにするとレバー独特の味が和らぎ、食べやすくなりますよ。
のりと鮭のおやき
材料(1食分)
- 1のりは細かくちぎっておく
- 2鮭は茹でて、骨と皮を取り除いてほぐす
- 31、2、軟飯、すりごま、片栗粉をボウルに入れ混ぜ合わせる
- 4フライパンに薄く油をひき、3をスプーンで落としながら両面を焼く
軟飯に鮭を混ぜ合わせて食べるのも美味しいですが、おやきにするといつもとは違う香ばしい味わいに。のりとごまの風味が効いているので、食が進みそうですね。
おやきの離乳食は冷凍保存できる?

おやきの離乳食は、冷凍保存することができます。おやきを一つずつラップにくるんで冷凍用保存パックに入れて、冷凍庫で保存しましょう。
ただし、おやきの材料に冷凍しておいた野菜ペーストや肉、魚を使った場合は、再冷凍になってしまうため、冷凍保存は避けてください。
多めに作って冷凍保存しておくと、時間のないときにも電子レンジで解凍するだけで食べられるので便利ですよ。
おやきの離乳食で手づかみ食べを応援しよう

赤ちゃんが手づかみ食べをするときは、自分の手で食材の形や感触を確認しています。手づかみ食べを通じて、食べ物の形や味、名前を覚えていくことは大切なことです。
ママが声をかけながら、おやきに入っている食材や色を教えてあげるのもいいですね。愛情がたっぷり詰まったおやきの離乳食を作って、赤ちゃんに自分で食べる楽しみを教えてあげましょう。