赤ちゃんの血液や内臓、筋肉を作るのに欠かせない栄養素といえば、たんぱく質。離乳食では白身魚や豆腐からはじめて、慣れてきたら肉も食べられるようになります。ただし、月齢や離乳食の進み具合によって食べられる肉の種類が異なります。最初は鶏ひき肉、次は豚ひき肉、牛豚ひき肉(合挽き肉)と、ステップを踏みながら進めていきましょう。今回は、シチューやソーセージなど、牛豚ひき肉を使った離乳食を8レシピご紹介します。
▼目次
離乳食の牛豚ひき肉(合挽き肉)はいつからOK?
- 初期
- 生後5・6ヶ月頃
- 中期
- 生後7・8ヶ月頃
- 後期
- 生後9・10ヶ月頃
牛豚ひき肉(合挽き肉)は、離乳食後期頃から食べられます。鶏ひき肉や豚ひき肉を食べるのに慣れた頃にチャレンジしてみましょう。
牛豚ひき肉(合挽き肉)の離乳食を作るときのポイントは?

市販の牛豚ひき肉は脂肪が多く含まれるので、できるだけ赤身が多いものを選ぶようにしましょう。
少し手間はかかりますが、ヒレやモモなど脂肪分が少ない牛や豚の薄切り肉を買って、細かく刻んで自家製ひき肉を作るのもおすすめです。
調理するときは、しっかりと火を通してくださいね。
牛豚ひき肉(合挽き肉)の離乳食後期レシピ
牛豚ひき肉の野菜炒め

- 1もやしとほうれん草を柔らかく茹で、粗いみじん切りにする
- 2フライパンで牛豚ひき肉をほぐしながら炒め、火が通ったら1を入れる
- 3肉と野菜がなじんだら、野菜スープを入れ、水分が飛ぶまで炒める
シャキシャキした食感が楽しい牛豚ひき肉の野菜炒め。野菜が苦手な赤ちゃんでも肉の旨みでパクパク食べられそうですね。ママが食べるときは最後に醤油を数滴たらしてくださいね。
牛豚ひき肉入りあんかけ

- 1にんじん、小松菜をみじん切りにして、ラップをかけて電子レンジで1分程度加熱する
- 2フライパンに薄く油をひいて、牛豚ひき肉を炒める
- 32に1、だし汁を加えひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉でとろみをつける
とろんとして食べやすいあんかけは、ご飯やうどんにのせたり、豆腐にかけたりと、アレンジ力抜群。とろみがついて喉ごしが良いので、肉のモソモソ感が苦手な赤ちゃんにもおすすめですよ。
牛豚ひき肉とかぼちゃのシチュー

材料(1食分)
- 1かぼちゃはラップをかけて電子レンジで30秒ほど加熱し、マッシュする
- 2ほうれん草はみじん切りにし、ラップをかけて電子レンジで20秒ほど加熱する
- 3フライパンに薄く油をひき、牛豚ひき肉を炒め、火が通ったら牛乳を加える
- 43に1、2を加え、よく混ぜながら煮込む
- 54に水溶き片栗粉でとろみを付ける
こっくりとした黄色が目を引く、かぼちゃのシチュー。サラサラの飲み心地が好きな赤ちゃんなら片栗粉は省いてもOKです。パンを添えれば朝食や昼食にぴったりですね。
三色そぼろ

材料(1食分)
- 1小松菜は細かくみじん切りにする
- 2フライパンに薄く油をひいて牛豚ひき肉を炒め、火が通ったら1を加えて炒める
- 32に溶いた卵を入れ、全体が混ざるように炒める
- 43に、醤油を加えて味を調える
小松菜、卵、牛豚ひき肉が入っているので、鉄分がたっぷり摂れるレシピです。手づかみが好きな赤ちゃんなら、小松菜と牛豚ひき肉を炒めたものを卵焼きの要領で包んで焼き、食べやすい大きさにカットしてもいいですね。
牛豚ひき肉レンコンソーセージ

材料(1食分)
- 1玉ねぎは柔らかく茹でて、みじん切りにする
- 2レンコンは茹でてすりおろす
- 3ボウルに1、2とすべての材料を入れ、よく混ぜ合わせる
- 43をラップにのせ、つかみやすい長さになるよう棒状に成形し、キャンディ状に包む
- 54をシリコンスチーマーに入れ、電子レンジで2分程度加熱する
難しそうに見えるソーセージも、実は簡単に手作りできますよ。タネを作ったらラップに包んで電子レンジで蒸すだけ。レンコンが入ったモチモチ・プリプリの食感に、赤ちゃんの手が止まらなくなるかもしれませんね。
牛豚ひき肉の肉じゃが

- 1じゃがいも、にんじん、玉ねぎを5mm角に切る
- 21を耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで1分程度加熱する
- 3牛豚ひき肉はラップをかけて電子レンジで1分程度加熱する
- 4小鍋にだし汁、2、3を入れ、アクを取り除きながら煮込む
- 54に醤油を垂らして、ひと煮立ちさせる
だしの旨みと牛豚ひき肉のコクがしみじみ美味しい肉じゃが。最初に電子レンジで野菜を加熱しておくことで、煮込む時間が短縮できますよ。アクが出たらこまめに取り除きましょう。
きのこ入りハンバーグ

材料(2食分)
- 1えのきと玉ねぎをみじん切りにし、ラップをかけて電子レンジで30秒ほど加熱する
- 2パン粉は牛乳にひたしておく
- 31、2とすべての材料を混ぜ、一口大に成形する
- 4熱したフライパンに薄く油を引き、3の両面に焼き色がつくように焼く
手づかみしたい時期の赤ちゃんにぴったりのハンバーグ。ケチャップやソースで味付けすれば、大人用のお弁当にもぴったりですよ。
さつまいものそぼろ煮

- 1さつまいもは5mm角に切り、ラップをかけて電子レンジで2分ほど加熱する
- 2牛豚ひき肉は、ラップをかけて電子レンジで1分程度加熱する
- 3小鍋に、だし汁、1、2を入れ、ひと煮立ちさせ、醤油を加える
- 44に水溶き片栗粉を加え、とろみを付ける
さつまいもの甘味が光る、そぼろ煮。さつまいもの代わりに、かぼちゃやじゃがいもを使うこともできます。このままでも、柔らかく茹でて刻んだうどんにのせても美味しいですよ。
離乳食の牛豚ひき肉(合挽き肉)は冷凍保存できる?

離乳食の牛豚ひき肉は、冷凍保存することができます。
ひき肉は傷みやすいため、生の状態で冷凍するときは、買ってきたらすぐに小分けにしてラップに包み、冷凍用保存パックに入れて冷凍してください。茹でで細かくほぐしたものを冷凍保存するときは、製氷皿や小分けパックに入れて密閉してから冷凍しましょう。
ただし、解凍品を使用する場合は再冷凍になるので、冷凍保存することは避けてくださいね。
牛豚ひき肉(合挽き肉)の離乳食は焦らず進めよう
脂肪分の少ない牛豚ひき肉を使うと、赤ちゃんの胃腸に負担をかけにくい反面、パサつきがちで食べにくい場合もあるかもしれません。そんなときはとろみをつけたり、おかゆと混ぜたりして、食べやすくなるように工夫してみましょう。
離乳食が進むと、赤ちゃんの食べムラが出ることもあります。食が進まないようなら無理強いせず、赤ちゃんの様子を見ながら、じっくりと進めていってくださいね。
牛豚ひき肉を使ったレシピで離乳食メニューのレパートリーが増えるといいですね。
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