離乳食中期になると、少しずつ食材の形が残る程度にしていくので、おかゆは10倍がゆから7倍がゆにステップアップします。
今回は、7倍がゆについて、基本の作り方、炊飯器や電子レンジを使った作り方、冷凍ご飯から作る方法をご紹介します。
離乳食の7倍がゆとは?
生後7・8ヶ月頃になると、離乳食も中期に入ります。赤ちゃんにより食感を感じさせてあげるために、水の比率を下げた7倍がゆを作ってあげましょう。
舌で潰せるくらいの固さにするのが目安です。
以下から7倍がゆの作り方をいくつか紹介するので、ママの好みやそのときの忙しさにあわせて好きなものを選んでみてくださいね。
7倍がゆの作り方:お米から炊く方法
7倍がゆの基本、お米1:水7の割合で炊く作り方です。コトコト炊くことで、ふっくらと美味しいおかゆができあがりますよ。
材料
米…43g(50ml)
水…350ml
作り方
1. 米は洗って20分ほど浸水させておく
2. 小鍋に米と分量の水を入れて、強火にかける(フタはしない)
3. 沸騰したらすぐに弱火にして、吹きこぼれに注意して時々かき混ぜながら40分炊く(フタは少しずらしておく)
4. 火を止めたら、フタをして15〜20分ほど蒸らす
5. 粗熱がとれたら、すり鉢でつぶす
吹きこぼれやすいので、慣れるまでは、水の分量を少し多めにして作るのがおすすめです。
7倍がゆの作り方:ご飯から作る方法
お米から炊くレシピに比べて、火加減の調節や吹きこぼれを気にする必要がないため、簡単に作ることができます。
この作り方ではお米から炊く方法よりも水の量が少ないので、注意しましょう。ご飯と水の比率はおよそ1:3です。
材料
炊いたご飯…60g(75ml)
水…200ml
作り方
1. 小鍋に、ご飯と水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にしてフタをし、15〜20分ほど加熱する(焦げ付かないよう、時々底から混ぜる)
2. ふっくらしたら火を止め、フタをして15〜20分ほど蒸らす
3. 粗熱がとれたら、すり鉢でつぶす
炊飯器を使った7倍がゆの作り方
7倍がゆは、炊飯器でも作れます。専用カップや湯呑みを使えば大人用のご飯を一緒に炊くこともできるので便利ですよ。
材料
● 7倍がゆだけ作る場合
米…43g、水…350ml
● ご飯と一緒に炊く場合
米…大さじ1、水…105ml
作り方
● 7倍がゆだけ作る場合
1. 米を洗い、水と一緒に炊飯器の釜に入れて、20分ほど浸水させる
2. 炊飯器のおかゆモードで炊く
※炊飯器の取扱説明書に従って調理してください
3. 炊きあがったら保温をせず、スイッチを切って20分ほど蒸らしてから粗熱をとり、すり鉢でつぶす
● ご飯と一緒に炊く場合
1. 米は洗って20分ほど浸水させておく
2. 専用のカップや湯呑みに米と分量の水を入れ、炊飯器の中央にセットして炊く
3. 炊きあがったら少し蒸らしてから粗熱をとり、すり鉢でつぶす
電子レンジを使った7倍がゆの作り方
大人のご飯の余りで1食分だけ作りたい、というときには電子レンジが便利です。
この作り方ではお米から炊く方法よりも水の量が少ないので、注意しましょう。ご飯と水の比率はおよそ1:3です。
材料
炊いたご飯…60g(75ml)
水…200ml
作り方
1. 耐熱器にご飯と水を入れて軽く混ぜ、端に少し隙間をあけてラップをかける
2. 電子レンジに入れて5分加熱したら、一度取り出して混ぜる
3. さらに5分ほど加熱し、電子レンジから出してラップをしたまま20分ほど蒸らす
4. 粗熱がとれたら、すり鉢でつぶす
加熱時間は全体で約10分ほどが目安ですが、沸騰するまでの時間は電子レンジの機種によって違うので、様子をみながら加減してくださいね。
冷凍ご飯を使う場合でもご飯と水の比率はほとんど同じですが、とろみがつかない場合は少し水を多めにしてかたさを調整してください。
5倍がゆをベースに7倍がゆを作る方法
おかゆの基本である5倍がゆは、炊いたご飯:水=1:2の比率でつくりやすく、7倍がゆや軟飯のベースになります。
材料
炊いたご飯…160g(200ml)
水…400ml
作り方
1. 小鍋に、ご飯と水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にしてフタをし、20分ほど加熱する(焦げ付かないよう、時々底から混ぜる)
2. ふっくらしたら火を止め、フタをして30分ほど蒸らす
3. 粗熱がとれたら、5倍がゆ大さじ2に対してお湯大さじ1程度を加えてのばす
4. すり鉢でつぶす
赤ちゃんが7倍がゆを食べ慣れてきた離乳食中期後半頃からは、水分量を少しずつ減らして5倍がゆに近づけていくので、はやめに5倍がゆの作り方をマスターしておくと便利ですよ。
7倍がゆを冷凍保存するときのポイントは?
離乳食中期になると食事の回数が増えるので、少量ずつを毎回作るのは大変ですよね。1週間分くらいをまとめて作って、1食分ずつ製氷皿や小さな保存容器に小分けして冷凍するのがおすすめです。
解凍するときに水分がとんでしまう場合は、白湯を加えると食べやすくなりますよ。
離乳食中期から7倍がゆにチャレンジしよう
離乳食中期の主食で活躍する7倍がゆは、10倍がゆよりも粒感が残るので、赤ちゃんも食感を感じることができます。
赤ちゃんに美味しいおかゆをたくさん作って、食べる楽しさを体験させてあげてくださいね。