この記事では、離乳食中期の「あえもの」の作り方やおすすめのレシピを紹介します。いろんな食材を混ぜ合わせて作る「あえもの」は、赤ちゃんが食べやすく離乳食でもおすすめのメニューですよ。
また、3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
離乳食中期の「あえもの」ってどう作るの?
「あえもの」は、一般的には「食材に調味料など味付けするものを加えて混ぜ合わせた料理」です。
離乳食中期ではまだ調味料が使えないので、離乳食中期に食べられる野菜・魚・肉・果物などの食材を加熱してきざんだものやペースト状にしたものを混ぜ合わせたり、だし汁やかつおけずり節、豆乳、野菜スープなどで味付けをしたりして作ります。
ただし、初めて食べる食材は必ず加熱して一品から試しましょう。食べ慣れてきたら「あえもの」にも取り入れてみてくださいね。
野菜を使った「あえもの」の離乳食中期レシピ
にんじん納豆あえ
- 1にんじんの皮をむき、小さく切ってゆでる(シリコンスチーマーを使って電子レンジでやわらかくしたり、アルミホイルに包んで炊飯器に入れ、お米と一緒に炊いても)。
- 2納豆は、茶こしやザルに入れ、湯通しして粘りをとる。
- 31と2を混ぜ、だし汁であえる。
里芋とオクラのあえもの
- 1オクラはヘタを取って縦半分に切り、種を取り除く。
- 21をやわらかくゆでて、細かくみじん切りにする。
- 3里芋ペーストと2をある。
カッテージチーズとかぼちゃのきなこあえ
- 1かぼちゃをやわらかくなるまでゆで、裏ごしする。
- 21にカッテージチーズ、きなこを混ぜ合わせる。
魚を使った「あえもの」の離乳食中期レシピ
のりとほうれん草とひらめのあえもの
- 1ひらめはさっとゆでて、細かくほぐす。
- 2のりは細かくちぎっておく。
- 3ほうれん草はやわらかくゆで、みじん切りにする。
- 41、2、3、だし汁を混ぜ合わせる。
しらすとねぎ納豆のあえもの
- 1納豆は茶こしに入れ、粘りを取るため熱湯をかける。
- 2薄切りにした玉ねぎと水大さじ1を耐熱容器に入れ、ラップをかけ電子レンジで1分ほど加熱し、みじん切りにする。
- 31と2、しらすペーストを混ぜる。
わかめときゅうりのかつおあえ
- 1きゅうりは皮をむいてすりおろす。
- 21とわかめペースト、かつおけずり節をあえる。
- きゅうりを初めて食べる場合は、加熱してから与えると安心です。
ツナとトマトのヨーグルトあえ
材料(1食分)
- 1トマトは湯むきして種を取り除き、みじん切りにする。
- 2ツナは水を切って身をほぐしておく。
- 31、2、ヨーグルトを混ぜ合わせる。
なすのかつお節あえ
材料(1食分)
- 1なすは皮をむいて2~3mm程度の大きさに切る。
- 21を水にさらしアク抜きをする。
- 32をやわらかくゆでて、かつおけずり節とあえる。
めかじきのトマトあえ
材料(1食分)
- 1めかじきはゆでて皮を取り除き、細かくほぐす。
- 2トマトは湯むきして、種を取り除き、細かく切ってつぶす。
- 31と2を混ぜ合わせる。
たらと小松菜のねばねばあえ
材料(1食分)
- 1たらはゆでて、骨を取り除き身をほぐす。
- 2小松菜はゆでて、みじん切りにする。
- 3納豆は茶こしに入れ、熱湯をかけて粘りを取る。
- 41、2、3を混ぜ合わせる。
肉を使った「あえもの」の離乳食中期レシピ
かぼちゃとささみそぼろのあえもの
- 1鶏ささみはすりおろす。
- 21とだし汁を小鍋で煮る。
- 3かぼちゃペーストと2をあえる。
果物を使った「あえもの」の離乳食中期レシピ
バナナとキャベツのあえもの
材料(1食分)
- 1バナナをフォークの背などですりつぶす(※)。
- 2キャベツをゆでてすりつぶす。
- 31と2をあえる。
- バナナを初めて食べる場合は、加熱してから与えると安心です。
オートミールのりんごあえ
材料(1食分)
- 1りんごの皮をむき、5mmほどの角切りにする。
- 2耐熱皿にオートミールを入れる。
- 32に1と水を加え 、ラップをかけて、電子レンジで約2分加熱する(※2)。
- 4スプーンでよく混ぜ合わせる。
- 1オートミールは製造までの段階で「小麦」がごく微量含まれている可能性があります。心配な場合は「グルテンフリー」と記載されているものを購入しましょう。
- 2りんごがやわらかくなるまで加熱してください。
パプリカのバナナあえ
- 1バナナをフォークの背でつぶす(※)。
- 21、パプリカペースト、きなこを加え、混ぜ合わせる。
- バナナを初めて食べる場合は、加熱してから与えると安心です。
「あえもの」で楽しい離乳食タイムを!
食材が一度に数種類食べられる「あえもの」は、献立に悩みがちな離乳食中期の主菜・副菜にぴったりです。彩りもよく目にも楽しめる一皿なので、今回のレシピを参考にぜひ作ってみてくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。