【パパペディア】つわりのデータまとめ!症状やつらさを先輩ママに徹底調査

監修医師 産婦人科医 藤東 淳也
藤東 淳也 日本産科婦人科学会専門医、婦人科腫瘍専門医、細胞診専門医、がん治療認定医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医で、現在は藤東クリニック院長... 監修記事一覧へ

妊娠で現れる体調の変化として最も代表的なのが「つわり」。パパにとってつわりを知ることは、妊娠期の必修事項とも言えます。

今回は、つわりとはそもそも何なのか、いつ始まっていつ終わるのかといった基本的な知識に加え、先輩ママが経験したつわりの症状と程度のデータをご紹介します。

つわりとは?いつ・なぜ起こる?

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つわりとは、妊娠初期に現れる代表的な生理現象です。症状は人によって様々ですが、多くの妊婦さんに何らかのつわり症状が見られます。

つわりは妊娠5~6週頃に始まり、胎盤ができあがる妊娠12〜16週頃まで続きます。症状の強さは時期によって異なりますが、ママは約1~2ヶ月間つわりの症状と付き合っていくことになります。

つわりの原因は妊娠に伴うホルモンバランスの変化などが関係していると考えられていますが、いまだにはっきりとしたことは分かっていません(※1)。

つわりにはどんな症状がある?

それでは、先輩ママの経験をもとに代表的なつわりの症状をご紹介します。

ninaruシリーズユーザーの先輩ママにアンケート(※)をとった結果、95%のママが何らかの症状を経験していました。いくつもの症状に同時に苦しんだママが多いようです。

つわり 症状グラフ

ここからは、それぞれの症状について解説していきます。

【吐き気・嘔吐】:74%

最も多くのママが経験していたつわりの症状は、「吐き気・嘔吐」でした。これは代表的なつわりの症状で、一般に「吐きつわり」といいます。

先輩ママからは、

「何を食べても気持ち悪かった」
「お茶を飲んでも吐いた」
「食べられないのに吐くので胃液や血を吐いた」

など、吐くこと自体のつらさや、食べ物や飲み物が喉を通らなくなることへのつらさに関するコメントが多く寄せられました。

さらに、

「吐いても全く楽にならず、24時間気持ち悪い」
「終わりが見えないのがつらかった」
「毎日毎時間トイレにしがみついていて吐いていたので、惨めな気持ちになった」
「飲み物やティッシュを取りに行くなど、たった一つの動作が吐き気に繋がって、動くのが怖かった」

など、精神的なつらさを経験したママも多いようです。

【胸やけ・むかむか感・胃もたれ】:70%

7割のママが経験していたのが、「胸やけ・むかむか感・胃もたれ」の症状です。

妊娠中は消化器官全体の機能が弱まってしまうため、食べたものをうまく消化できずに胃もたれや胸焼けを起こしやすくなります。

これらがつわりの症状だとは一概には言い切れませんが、妊娠初期のつわりで苦しい時期とかぶり、吐き気を伴うことも多くあります。

【においに敏感になる・
特定のにおいを嗅ぐと気持ち悪くなる】:62%

においに敏感になり、特定のにおいを嗅ぐと気持ち悪くなる症状は、一般的に「匂いつわり」といいます。

先輩ママからは、

「家の中を移動すると、洗濯物・キッチン・リビングの匂いの違いで吐いていた」
「歯磨き粉や洗剤などの匂いがダメで、家事をしながらよく吐き気をもよおしていた」
「匂いに敏感になってしまい、上の子のおむつ替えが苦痛になった」

などの声があり、妊娠前は気にならなかった様々な匂いが苦手になる人が多いようです。

また、

「夫が作ってくれた料理の匂いがつらかったが、食べないと悪いので我慢して食べた」

というエピソードもありました。

【眠気】:59%

しっかり睡眠をとっても眠くて眠くて仕方がないというママも多くいました。これは一般的に「眠りつわり」といいます。日中も眠気がとれず、仕事や家事の効率が下がって困ることもあるようです。

「だらけているように見られるのがつらかった」など、眠りつわり特有の大変さを感じたという声もありました。

【お腹が空くと気持ち悪くなる】:54%

お腹が空くと気持ち悪くなる症状を、一般的に「食べつわり」といいます。こまめに何かを食べていないと胸焼けがして、吐き気をもよおしてしまう状態です。

先輩ママからは、

「食べれば吐き気が治まるとわかっていながら気持ち悪くて食べられず、無理矢理ずっとスルメを噛んでいた」
「空腹になると常に吐き気がして、普段は少食なのに妊娠中は1日5〜6食(しかも毎食カツ丼やハンバーグなど)食べないと吐き気がおさまらなかった」

などの声があがりました。

【食欲不振】:51%

むかむか感や吐き気からくる食欲不振は、半数以上のママが経験していました。

「食欲が出ず、2週間で体重が6キロ減った」
「何も口にできずにみるみる痩せてしまい、最終的に点滴を打った」

というママもいました。

【食べ物や飲み物の好みが変わる】:47%

嗜好の変化は約半数のママが経験しており、代表的なつわり症状の一つともいえます。

つわりの間によく食べたものを聞くと、フライドポテト、ラーメン、炭酸飲料、柑橘類などがあがります。妊娠前はほとんど口にしなかったという人も、不思議とこれらを口にしたくなることが多いようです。

また

「大好きなラーメンが苦手になり、CMを見たりスーパーに行ったりするのもつらかった」
「冷たいグレープフルーツジュースとポンジュースしか飲めなかった」

など、好物が食べられなくなるつらさ、口にできるものが限られてしまうつらさを経験したママの声も多く聞かれました。

【体がだるく、熱っぽくなる】:44%

体のだるさ・熱っぽさを感じたママは約4割いました。

吐き気まではいかない、船酔いのような気持ち悪さに悩まされる人もいるようです。とにかくだるく、立ち上がるのすらおっくうになる場合もあります。

【イライラ・憂うつ・不安など
感情の起伏が激しくなる】:35%

体だけでなく、情緒面に変化が出る場合も。イライラ・憂うつ・不安など、感情の起伏が激しくなったママは35%いました。

これらがつわりの症状とは言い切れませんが、不安定な体調や妊娠のプレッシャーなどが影響し、つわりと同じタイミングに見られることが多いようです。

【頭痛・めまい】:32%

頭痛やめまいを感じたママは約3割いました。普段は偏頭痛持ちではないのに、つわりが始まった途端に頭痛に悩まされる人もいるようです。

「頭痛がひどく、パソコンやスマホを見るのがつらかった」という声もありました。

【下痢・便秘】:28%

下痢や便秘になったママは3割近くいました。

つわりによって味の好みが変化したり、食欲がわかなくなったりすると、食べられるものだけ食べるという偏りが生まれます。

それ自体はしょうがないことなのですが、その結果胃腸に負担がかかって下痢が起こりやすくなったり、食物繊維や水分が不足して便秘になりやすくなったりします。

【その他】:8%

● よだれがよく出る
つわりの症状でよだれが増えることがあり、一般的に「よだれつわり」と呼ばれます。酸っぱいものを目にしたわけではないのに、ダラダラと大量によだれが出続けます。

「寝ているときに溢れるほどの唾液が出て、気持ち悪さがいっそう増していた」というママの声もありました。

● げっぷがよく出る

つわりは胃腸などの消化器に症状が出ることが多いので、げっぷが頻繁に出るのもその影響かもしれません。

つわりのつらさは人によって違う?

次に、つらさの程度について聞いてみました。

つわり 程度 グラフ

「入院するほどひどかった」「日常生活に大きな支障がある」「日常生活にやや支障がある」の合計は、81.7%

つまり、5人に4人のママが、つわりによって日常生活に支障をきたしたことがわかります。

つわりのつらさを男性がイメージするのは難しいことですが、「日常生活にやや支障がある」と答えたママの中には

「起きている間はずっと車酔い状態」
「常に船酔い状態」

と気持ち悪さの感覚を表現した方もいました。

一方つわりの症状がまったくないママもいて、人によって症状の程度に大きな差があるようです。

ママのつわりの症状とつらさを理解しよう

つわり 症状 サマリー

つわりの症状やつらさの程度には人によってかなりバラつきがあることを紹介してきました。

ママを適切にサポートするためには、周りと比べず「あなたのパートナー」がどのような症状でどの程度のつらさなのか、丁寧に話を聞きながら理解することが大切です。

つわり中にパパがすべきサポートについては以下の記事に詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※アンケート概要
実施期間:2021年10月7日~24日
調査対象:「ninaruポッケ」ユーザー
有効回答数:107
収集方法:webアンケート

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