食べつわりの症状と対策まとめ。いつまで続く?

監修専門家 助産師 鶴町 はるな
鶴町 はるな 茨城県立中央看護専門学校助産学科卒業後、総合周産期センターの産婦人科・NICU勤務を経て、クリニックでのフリースタイル分娩や無痛分娩にも携わってきました。現在は産後ケアや母乳外来を中心に活動しています... 監修記事一覧へ

妊娠初期に現れるつらい症状の一つが「つわり」ですが、人によってその症状は違います。何を食べても吐き気をもよおす「吐きつわり」に対して、空腹になると気持ち悪くなるという「食べつわり」もあります。食べつわりとは、一体どういう症状なのか、食べつわりの対策も含めてご説明します。

食べつわりの症状とは?

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妊娠初期に起こる気持ち悪さや嘔吐など、消化器系の症状をつわりと言います(※1)。

「食べつわり」は医学的な用語ではありませんが、一般的には、空腹になると胸焼けがして吐き気をもよおすので、何かを食べ続けなければならない状態のことを言います。

食べつわりは、つわりと同じ時期に起こる症状です。

妊娠初期からずっと食べつわりの人もいれば、最初は吐きつわりだったのが途中で食べつわりに移行するケースもあります。

食べつわりは空腹になったときに気持ち悪くなることが多いものの、逆に食べ続けてお腹がいっぱいになって気持ち悪くなることもあります。そのため、食べる量には注意が必要です。

また、胃の中にものが入っていて空腹感がないはずなのに、何かを口にしていないと気持ちが悪くなる食べつわりに悩まされる人もいます。

食べつわりはいつからいつまで続く?

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食べつわりは他の種類のつわりと同じで、妊娠初期の早い段階で始まることが一般的です。

食べつわりは胎盤ができあがる妊娠12週目頃から症状が改善し始め、妊娠16週目までにはほとんどの人が治まります(※1)。

ただし、人によっては妊娠16週を過ぎても食べつわりが続き、妊娠期間中ずっと食べつわりに悩まされるということもあります。

食べつわりになったら体重増加に注意!

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「食べていれば気持ち悪くならないなら、ずっと食べ続けていればいいはず」と、食べつわりの人は考えるかもしれません。

しかし、食べ物をずっと食べているということは、四六時中カロリーを摂取し続けることになるので、体重が増えすぎてしまう可能性があります。

妊娠中は、赤ちゃんの成長とともにママの体重も増加します。しかし、体重が増えすぎてしまうと、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群を引き起こしたり、産道に脂肪がついて難産になったりする可能性もあります(※1,2)。

食べ続けなければ気持ち悪いけど、食べ続けると体重増加が心配になるのが、食べつわり対策の難しいところです。

つわりにより嗜好の変化が起こることも多く、妊娠前より高カロリーの食べ物が好きになることもあります。食べつわりになったら、体重コントロールには、より一層の注意が必要です(※1)。

ここから具体的な食べつわりの対策についてご紹介するので、できることから実践してくださいね。

食べつわりは食事量を減らして回数を増やす

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食べつわりは、空腹の時間を少なくすることが一番の対策になるので、毎日の食事リズムを見直しましょう。

食べつわりの人は、1回あたりの食事量を減らして、1日3回ではなく5~6回と小分けにして食事するのがおすすめです。こうすると、空腹でいる時間が短くてすみ、食べつわりの症状を和らげることができます。

また、食事量を小分けにすることで1日の総カロリー摂取量を維持できるので、体重増加の危険も減ります。

また、食べつわりが治るまでは、いつも以上によく噛んで食べるようにしましょう。よく噛むと満腹中枢が刺激されるので、1回あたりの食事量が減っても満腹感を得ることができますよ。

食べつわり対策は「カロリーの低い食べ物を少しずつ」

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食事の回数を増やしても、その合間にお腹が空いてしまうこともあります。そのときは、低カロリーの食材を間食して、食べつわりを乗り切るのも一つの方法です。

飴やガムは長時間口の中に含んでいられるので、空腹感をごまかすにはうってつけです。また、寒天ゼリーや小魚などもカロリーを気にせずに間食できるので、食べつわりの間は常備しておくと安心です。

炭酸水も一時的にお腹が膨れるので、食べつわり対策になります。ただの炭酸水では味気ないという人は、レモンなどの柑橘類の絞り汁を入れると、口の中がスッキリするのでおすすめですよ。

食べつわりは食べ物を枕元に置いておこう

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一番空腹を感じやすいのが、朝起きたタイミングです。

食べつわりの症状は、朝がつらいという人が多いようです。起きたときに食べ物をすぐ口に入れられるように、枕元にすぐに食べられるものを用意しておいてもいいですね。

朝食までの一時しのぎなので、ほんの少し食べるだけでも十分です。個別包装されているものや、密閉式の袋に入っているものがおすすめですよ。

食べつわりは寝る前に軽食をとって対策を

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夕食を食べてから寝るまでに時間が空くと、布団に入るときになって吐き気をもよおす可能性があります。

そんなときは寝る前に軽食をとると、食べつわりの症状が抑えられることがありますよ。

ただし、寝る直前の食事は体重の増加につながるので、低カロリーで胃に負担のないのものを選ぶようにしましょう。

温かい飲み物は満腹感を得やすいので、カロリーの低い春雨スープなどを飲むのがおすすめです。体が温まると眠りにもつきやすくなり、一石二鳥ですよ。

食べつわりのときは虫歯にも気をつけて

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食べつわりになったら、体重管理とあわせて、虫歯にも気をつける必要があります。

妊娠中は生理的に虫歯になりやすくなっているので、食べつわりの症状を抑えようとして四六時中食べていると、虫歯になる可能性がより高くなるからです(※2)。食事や間食の後には必ず歯磨きをするようにしましょう。

つらい食べつわりの症状ですが、いつかは必ず終わりが来ます。体重管理と虫歯予防を意識して乗り切ってくださいね。

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