妊娠初期に現れることが多い「つわり」。できるなら早く終わってほしいというのが本音だと思います。しかし、妊娠初期に急につわりが消えてしまうと「赤ちゃんに何かあったのでは?」と不安になってしまうこともありますよね。
今回は、妊娠初期につわりが急になくなる理由と流産の可能性についてご説明します。
妊娠初期につわりが急になくなるのは流産?
妊娠初期(妊娠15週が終わるまで)につわりがなくなる原因の一つとして「流産」がありますが、「妊娠初期につわりが消える=流産」とは限りません。
流産は妊娠初期に起こることが多く、週数が経過するとともに確率は減っていきます。特に妊娠12週前後になると流産が起こることは非常に少なくなるため、その時期付近でつわりの症状がなくなった場合は、つわり自体が治まった可能性が高いでしょう。
急につわりがなくなるとと不安を感じるかもしれませんが、出血や腹痛などの症状がない場合は落ち着いて様子を見てくださいね。
つわりがなくなる以外に注意したい変化は?
切迫流産や流産の場合、「不正出血」や「下腹部痛」が現れます(※1)。つわりが急になくなっただけでなく、不正出血や下腹部痛が起きたときは注意が必要です。
妊娠中は多少の不正出血やお腹の張りが起こりやすいものですが、これらの症状がひどい、あるいは続くときは、すぐに産婦人科を受診してください。
つわりが急になくなったとしても、不安に振り回されないで
妊娠初期は誰でも「流産したらどうしよう」という不安を抱えるものです。しかし、流産への不安が大きくなりそれがストレスになってしまうと、ママにとってもお腹の赤ちゃんにとっても良くありません。
1人で悩んで不安が大きくなってしまわないように、できるだけパートナーやかかりつけの医師に相談して溜め込まないようにしてくださいね。