妊娠33週の胎児の体重は?お腹の張りは早産の兆候?

監修専門家 助産師 菊池 はるな
菊池 はるな 茨城県立中央看護専門学校助産学科卒業後、総合周産期センターの産婦人科・NICU勤務を経て、現在は横浜のあおのウィメンズクリニックに勤務。また世田谷のみくりキッズクリニックで母乳外来を担当しています。お... 監修記事一覧へ

妊娠33週頃は、出産に備えてお腹が張ることもある時期です。大きくなったお腹のせいでよく眠れなかったり、夜中に足がつって目が覚めてしまったりして、寝不足を感じている人も多いかもしれません。大変な時期ですが、出産に向けて体が変わっている証拠です。赤ちゃんも生まれてくる準備を着々と進めていますよ。今回は妊娠33週の妊婦さんと赤ちゃんの状態などをご説明します。

妊娠33週のお腹の大きさは?

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妊娠33週頃の子宮底長は、約27~30cmほどです(※1)。みぞおちの下辺りから下腹部までが大きくなって、お腹を抱えるような姿勢になることが増えてきます。

お腹が大きいせいで、長時間同じ姿勢をとると、腰や背中、足の付け根などに痛みが出てくるかもしれません。体重の過度な増加も痛みを引き起こす原因になるので、1週間に0.3~0.5kgほどの増加ペースを守りましょう(※1)。

痛みがあると体を動かすのが億劫になると思いますが、運動しないでいると、筋力が衰えて痛みがひどくなることもあります。ウォーキングや階段の上り下りなどをして、積極的に体を動かしましょう。

妊娠33週は体重増加で熟睡できない?

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妊娠33週頃は、大きくなったお腹や体重の増加で寝苦しくなる上、睡眠中にこむら返りを起こして目が覚めやすくなるため、睡眠不足になりがちです。出産や産後のことが不安でストレスが溜まり、眠りが浅くなる人もいるかもしれません。

妊娠後期の睡眠不足を解消するには、体を温めるのが効果的です。体が冷えていると寝つきが悪くなって、睡眠が邪魔されてしまいます。

寝る前にお風呂に浸かったり、軽い運動やマッサージをしたりして、体を温めてみましょう。体が疲れると自然と眠れるようになりますし、血行がよくなると、こむら返りの予防にもなります。

また、眠るときは大きなお腹に圧迫されずにすむ「シムスの体位」をとるのがおすすめです。体の左側を下にして、横向きになりましょう。抱き枕があると、足の置き場が安定してさらに眠りやすくなりますよ。

妊娠33週頃は貧血に注意

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妊娠すると、血液が赤ちゃんへと優先的に送られるため、ママは常に貧血を起こしやすい状態です。血圧も不安定になっており、低血圧になると貧血とあいまって立ちくらみやふらつきなどが現れます。

立っているときや歩いているときにふらつくと、転倒の危険があります。急に動き出したり立ち上がったりせず、できるだけゆっくりと体を動かすようにしてください。

血液を増やすために、鉄分や亜鉛、ビタミンCなどを積極的に摂取しましょう。しっかりと栄養をとっておくことで産後の回復を早める効果も期待できるので、今のうちから食生活も見直していきたいですね。

妊娠33週の胎児の大きさは?体重はどれくらい?

妊娠33週 エコー写真

妊娠33週の胎児は、2,000g前後まで成長します(※2)。身長よりも体重の増加が早く、どんどん体つきがふっくらとしてきます。

ほぼ新生児と同じ姿になり、子宮の壁によりかかっているような状態です。お腹のなかで体勢を変えるときには、手足でお腹を押されているのが外から見てもわかるようになります。

骨や筋肉も発達していますが、骨が硬すぎると産道を通れなくなるので、適度な未熟さは残した状態です。赤ちゃんはママの負担を減らすために、少しだけ未熟な状態で生まれてきて、その後の成長過程で大人と変わらない体を手に入れていきます。

妊娠33週にお腹が張るときは早産の可能性?

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妊娠33週頃から、出産に向けてお腹が張りやすくなることもあります。

妊娠後期にお腹に違和感があると「陣痛かな?」とドキドキしてしまいますが、陣痛は通常、正期産の時期に入ってから起こるものです。

妊娠33週頃のお腹の張りは珍しいことではありませんが、張りが頻繁に起こる、張りがひどい、痛みがあるなどの場合は、切迫早産や早産につながる可能性もあります。違和感があったらすぐに医師に連絡してください。

妊娠33週で注意したいお腹の張りは?

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妊娠33週頃は胎動や前駆陣痛でお腹が張りやすいので、切迫早産や早産の兆候に気づけないことがあります。病院に行くべきお腹の張りや、切迫早産の特徴を把握して、落ち着いて対処できるようにしましょう。

切迫早産や早産の兆候

● 本陣痛のように、規則的にお腹が張る
● 下腹部に痛みがある
● 出血や破水がある
● 安静にしてもお腹の張りがおさまらない

これらの場合にはすぐに病院へ連絡をとり、医師の判断を仰ぎましょう。必要があれば救急車を呼ぶなど、安静な状態を維持したまま行動してください。

妊娠33週頃には出産方法を再確認しよう

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出産予定日が近づくと、ドキドキとワクワクが入り混じり、気持ちが不安定になるかもしません。初めての出産だとわからないことばかりで、出産のことを想像するだけでも緊張する人もいると思います。

リラックスして分娩に臨むためにも、今のうちから出産方法や出産の流れ、呼吸法などを確認しておきましょう。医師や助産師と相談して、イメージが固められるといいですね。すでにバースプランを考えている人は、一度見なおして、改めて病院側へ伝えておくと安心です。

逆子が続いている人は、帝王切開を検討し始めるかもしれません。少しでも出産当日のことに疑問や不安があれば、事前に確認しておきましょう。

妊娠33週頃から産前産後休暇や育児休業の準備を整えよう

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仕事をしている妊婦さんで「産前産後休暇」や「育児休業」を検討している人は、妊娠33週頃には必要な手続きをすませておきましょう。各企業が独自に定める「育児休暇」もあるので、申請期間や取得期間を事前に把握して、スムーズに産休・育休に入れるよう、手はずを整えてくださいね。

最近ではパパが育児休業を取得するケースも増えています。「パパママ育休プラス制度」を利用すれば、最大で子供が1歳2ヶ月になるまで夫婦の育児休業期間を延長することも可能です(※3)。産後の生活に目を向けて、夫婦で話し合ってみましょう。

妊娠33週は出産に向けた体力づくりを

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お腹が大きくなって体を動かしづらい日々が続きますが、妊娠33週が終われば、正期産の時期に入るまで残り1ヶ月になります。あともう少しで赤ちゃんと会えますよ。

妊娠33週頃からは、長丁場の出産に備えて、意識的に体力づくりを行っていきましょう。無理は禁物ですが、少しずつ安産体操やウォーキングなどに取り組めるといいですね。運動すると体力がつくだけではなく、いい気分転換にもなりますよ。

出産のことを考えると少し不安になるかもしれませんが、「赤ちゃんが生まれたらどこにお出かけしよう」「赤ちゃんにどんな服を着せてあげよう」など、産後のことを考えるとポジティブな気持ちになれるかもしれません。

残りわずかな妊娠期間を、できるだけ穏やかな気持で過ごせるといいですね。

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