妊活とは?何をするの?始めるタイミングの見極め方は?

就活、婚活、終活と「活」のつく言葉はたくさんありますが、その中でも「妊活」は、多くの女性の関心事となっています。テレビや雑誌でも取り上げられることが多い妊活ですが、何をすればいいのか詳しくはわからないという人も多いようです。そこで今回は妊活とはそもそも何なのか、何を、いつから、どのように始めればいいのかをご紹介します。

妊活とは?

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妊活とは、次のような活動を指す言葉です。

● 妊娠についての正しい知識をつけ、自分の体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動すること
● 将来、自然に妊娠しやすくするための体作りや生活スタイルを整えること

「子どもが欲しいと望んで夫婦生活をすれば妊娠できるのでは?」と思うかもしれませんが、妊娠しやすいタイミングに性交を行っても、必ずしも妊娠できるわけではありません。

女性の年齢とともに妊娠のしやすさは低下していき、それとともに不妊の頻度が高くなります。たとえば、35〜39歳の女性は25〜29歳の女性よりも不妊症の割合が2倍以上になるという報告もあります(※1)。

そのため、妊娠を望むなら、しっかり妊娠に向けた行動をとる必要があるといえます。

なお、妊活というと、妊娠を希望している女性だけが取り組むものだと思われがちですが、今は妊娠を希望していないけれど将来的にしたい女性や、パートナーの男性も対象に含まれます。

妊活は男女一緒に取り組むことが重要ですが、今回は女性の妊活について詳しくみていきましょう。

妊活が必要なのはなぜ?

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なぜ、妊活という言葉がこれほど浸透したのでしょうか?実は、妊活ブームは晩婚化と関係しています。

女性の社会進出などの背景により、平均的な結婚年齢が高くなり、妊娠年齢も上がっているのです。1980年には第一子を出産した女性の平均年齢はおよそ26歳だったのに対し、2013年はおよそ30歳となっています(※2)。

結婚に年齢の制限はありませんが、流産の確率は年齢と共に上がり、高齢出産にはリスクが伴います。例えば、ダウン症などの染色体異常児が生まれる可能性が高くなる、胎児や母体に影響のある病気にかかりやすくなる、などです(※3)。

また、上で述べたように、高齢になるとそもそも妊娠しにくくなります。そのため、早くに妊活に取り組む必要がある、と多くの女性が感じているようです。

妊活は何から始めるといいの?

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それでは、妊娠しやすい体を作るためには、妊活としてどんなことをすると良いのでしょうか。具体的に取り組みたいことは、以下の通りです。

体を冷やさない

「冷えは万病のもと」といわれているように、冷え性が不妊症につながることもあります(※4)。原因ははっきりわかっていませんが、冷えによって血行が悪くなり、内蔵の機能が下がってしまうなどで、妊娠しにくい体になってしまうのではないかと考えられます。

エアコンで体を冷やさないようにするのはもちろん、冷たい飲み物や生ものも体を冷やしやすいので注意しましょう。

食生活の改善

バランスの良い食事から健康的な体がつくられます。朝昼夜ともに栄養バランスのとれた食事を心がけることで、妊娠しやすい健康的な体を保ちましょう。

適度な運動

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を続けると冷えが改善します。また、体を動かすことでストレスも発散されますよ。

葉酸の摂取

葉酸は赤ちゃんの細胞が分裂するときに大事な役割を果たします。特に妊娠初期は最も活発に細胞分裂する時期なので、妊娠前から葉酸をとり始めることが理想的です。

葉酸は野菜や柑橘類、レバーなどに多く含まれていますが、吸収されにくく、水で流れてしまう性質もあるため、食品だけからとるのが難しいとされています。

そのため厚生労働省は、妊娠の可能性がある女性は、通常の食事から葉酸を摂取するのに加えて、サプリメントから1日400μgの葉酸を摂取するように勧めています(※5)。

妊活中は、サプリメントを上手に活用してくださいね。

良質な睡眠

妊活に限らず、健康には良質な睡眠が重要です。夏場はエアコンや除湿機を使って室内を適温にし、冬場は寝る前に温かいお風呂につかったり、生姜湯を飲んだりして、体を内側から温めて快適に眠ることを心がけましょう。

ストレス発散

赤ちゃんがなかなかできないと、不安になったりストレスが溜まったりしてしまうものです。ただ、ストレスがたまると月経不順などにつながり、妊娠しにくくなる場合も(※6)。ストレス発散も立派な妊活の一つですよ。

定期的な健診

子宮内膜症や子宮筋腫といった病気が原因で妊娠できない場合があります(※6)。産婦人科で定期的に健診をすることで、不調のサインを早期に見つけて病気を防ぎ、治療を受けることができますよ。

妊活では妊娠しやすいタイミングが大事?

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妊活では、妊娠しやすい体づくりはもちろん、基礎体温を記録して自分の排卵周期を知り、そのうえで妊娠しやすいタイミングに性交を行うことも大切です。妊娠には、卵子と精子の受精が必要なので、まずは女性の体の中で生じる、排卵のタイミングを把握しましょう。

卵子の寿命が約24時間、精子が3日間ということを考えると、基礎体温や排卵検査薬で予測できる排卵日の1〜2日前から継続して性交を行うと、妊娠しやすいと考えられます(※7)。



妊活はいつから始めたらいい?

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妊活はいつから始めてもかまいません。

すぐにでも妊娠したいという人はもちろん、結婚しているかどうかに関係なく将来的には子供が欲しいと考えている人も、高齢出産のリスクを理解し、妊娠のための健康管理は早いうちから始めておくことをおすすめします。その方が、いざというときにスムーズに妊娠できるからです。

1日でも早く妊活を始めることが、妊娠しやすい体づくりには大切ですよ。

妊活しても妊娠しない理由は?

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妊活を始めて妊娠しやすいタイミングに性交を行っても、なかなか妊娠できないという場合には、次のような理由が考えられます。

● 排卵日の予測が間違っている
● 生理不順など、妊娠しにくい体になっている
● 排卵障害や着床障害などの女性特有の病気にかかっている(※6)
● 無精子症などの男性特有の病気にかかっている(※6)

妊活によって生活習慣を改善し、生理周期を整えて排卵日をより正確に予想できるようになると、一歩妊娠に近づきます。しかし、女性・男性のどちらか、または両方に不妊につながる病気があるときには、体質の改善だけでは妊娠につなげることは難しいといえます。

妊活を始めてもなかなか妊娠できないというときは、早めに婦人科を受診し、医師に相談してくださいね。

妊活として不妊治療を始めるのはいつから?

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避妊をせずに性交を始めて1年以上妊娠しないと「不妊症」と診断されるため、妊活を始めて1年経ったころが、不妊治療を始めるタイミングといえます(※8)。

まずはパートナーと一緒に病院を受診し、不妊の原因を特定するための「不妊検査」を受けましょう。

ただし、年齢が35歳以上の場合、半年くらいのタイミングで不妊検査を受けるのがおすすめです。検査結果に合わせて、妊娠・出産に向けたアドバイスや治療が受けられますよ。

妊活は日々の生活習慣から

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妊活と聞くと、妊娠を希望している女性がするものだと思う方も多いかもしれませんが、妊娠をまだ希望していない女性でも、妊活をしていることで将来的にスムーズな妊娠をすることができます。

まずは自分の体のことをよく知り、生理不順を放っておかないなど、ちょっとした体の不調を見逃さず、日々の生活習慣の見直しから始めてみてくださいね。

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