妊娠検査薬はいつから反応する?先輩妊婦さん300人のタイミングを発表!

妊娠検査薬の使い方はとても簡単ですが、その分説明書を読まず、いつから使えるのか確認せずに使ってしまう人が多いものです。妊娠検査薬は、適切な時期やタイミングで使わないと正しい結果を得られない場合があるため、注意が必要です。そこで今回は、妊娠検査薬が使える時期はいつからなのか、タイミングと注意点、先輩ママたちの体験談もあわせてご紹介します。

妊娠検査薬の仕組みは?

妊娠検査薬 イメージ

妊娠検査薬は、妊娠すると分泌される「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンに反応する仕組みとなっています。

hCGは受精卵が子宮内膜に着床すると分泌量が増加していきますが、市販の妊娠検査薬は尿中のhCG値が50mIU/mL以上になった場合に陽性反応が出るものが一般的です。

妊娠検査薬はいつから使えるの?

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市販の妊娠検査薬が使えるのはいつからなのかというと、「生理開始予定日の1週間後以降」が判定可能な時期とされています(※1)。

● 尿中のhCG値が50mIU/mLを超えると陽性反応を示す
● 50mIU/mLの濃度まで達するペースには個人差がある

ということを前提に、ほぼ確実に判定ができる「生理開始予定日の1週間後以降」を妊娠検査が可能な時期としているのです。

ただ、人によっては、これよりも早い時期に使っても陽性反応が出ることがあります。

実際に、こそだてハックが実施したアンケート(※)でも、妊娠検査薬を使ったママのうち、「生理開始予定日の1週間後以降」よりも前に陽性反応が出たという人が、6割以上を占めました。

妊娠検査薬 グラフ アンケート

しかし、このなかには妊娠検査薬に染み込んだ水分が蒸発するときに、濃縮された尿の成分が線となって残る「蒸発線」を見間違えた人が含まれている可能性もあります。

そのため、「生理予定日の1週間後以降」より前の判定は、あくまでも参考程度に考えましょう。

正確な結果を知るためには必ず、判定可能な時期である「生理開始予定日の1週間後以降」に妊娠検査薬を使うようにしてくださいね。

生理不順の場合

生理周期が一定ではない女性は、生理がいつから来る予定なのかが分かりにくいため、妊娠検査薬が使える時期がいつからなのかもわからなくて困ってしまうかもしれませんね。

妊娠検査薬「チェックワン」のサイトによると、

「前回の生理開始日+(前回の生理開始日−前々回の生理開始日)+1週間後」

を、生理不順の場合の判定可能な時期としています(※1)。

妊娠検査薬をいつから使うか、タイミングの注意点

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妊娠を待ち望んでいる人は「早く妊娠しているかどうか知りたい」という一心で、いつから使えるのか確認せず、判定可能な時期よりも前に検査をしてしまいがちです。

しかし、まだhCG濃度が低い時期に妊娠検査薬を使うと、判定窓に現れる線が薄く、正しい判定結果を得られないこともあるので注意が必要です。

また、妊娠検査薬をいつから使うか確認せず、時期が早すぎて陽性反応が出なかった場合、「実は妊娠していたのに、検査薬の陰性結果を鵜呑みにして、飲酒や薬の服用をしてしまった」ということもありえます。

はっきりしない結果にやきもきしたり、生まれてくる赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼしたりしないよう、妊娠の可能性があるときは飲酒や薬の服用を控えて、生理開始予定日の1週間後以降という決められた時期に妊娠検査薬を使いましょう。

妊娠をしている場合、生理予定日前頃から妊娠超初期症状といった体の変化を感じる女性もいるようです。妊娠の可能性がある場合は、自分の体調にも気をつけてみてくださいね。


妊娠検査薬の陽性、陰性の意味は?

妊娠検査薬 陽性反応 イメージ

妊娠検査薬は、「一定以上の濃度のhCGを検出すると陽性反応を示す」という仕組みなので、ある時期に陰性でも、再度検査したら陽性だったというケースもあります。また、陽性だったからといって、正常な妊娠であるとも言い切れません。

妊娠検査薬で陽性と陰性のそれぞれの結果が出た場合、次のような可能性が考えられます。

陽性

・正常な妊娠
・生化学妊娠(いわゆる化学流産)
・異所性妊娠(子宮外妊娠)や胞状奇胎などの異常がある
・不妊治療でhCG製剤の投与を受けている
・卵巣に悪性腫瘍がある

陰性

・妊娠していない
・妊娠超初期で、まだ検出可能なhCG濃度に達していない
・水分の摂り過ぎなどで一時的に尿のhCG濃度が薄い
・生理周期の計算を間違えている

できるだけ早くに妊娠検査薬を使いたいならいつから?

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最近は、通常の妊娠検査薬よりも感度の高い「早期妊娠検査薬」も販売されています。これは、尿中のhCG濃度が25mIU/mL程度であっても陽性反応を示すものです。

早期妊娠検査薬がいつから使えるのかというと、「生理開始予定日の5日前」や「生理開始予定日」といった、通常の妊娠検査薬よりも早い時期からです。

商品によっていつから使えるか、時期は異なるので、各商品に付いている説明書に従って使用しましょう。

ただし、使える時期が早い分、早期妊娠検査薬は通常の妊娠検査薬と比べて正確性が落ちるという点は、覚えておいてくださいね。

妊娠検査薬がいつから反応するかを知って、正しく使おう

妊娠してるかも?と思うと、「いつから妊娠検査薬を使えるのだろう?すぐに検査して確かめたい」と思いますよね。

しかし先述のように、妊娠検査薬で判定ができる時期がいつからかというと、生理予定日の1週間後からです。この時期はすでに妊娠初期のため、妊娠している場合、胎児にとって大切な時期です。妊娠している可能性があるかどうかを正しく知るために、妊娠検査薬は使用時期をきちんと守って使いましょう。

また、生理予定日の1週間後に妊娠検査薬を使って陽性が出た場合は、早めに病院を受診し、妊娠確定の診断をしてもらいましょう。はじめて妊娠検査薬を使うという人は、以下の記事を参考に商品を選んでみてくださいね。

※アンケート概要
実施期間:2019年5月25日~5月29日
調査対象:妊娠11週目までの妊婦さん
有効回答数:296件
収集方法:Webアンケート

※参考文献を表示する

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