妊娠しやすい人になるには?妊娠しにくい人から変わる6つの習慣

妊活の期間が長くなると、妊娠しやすい人と自分は何が違うのだろう、と悩んでしまうこともありますよね。妊娠しやすい人と妊娠しにくい人には、どんな違いがあるのでしょうか。今回は、妊娠しやすい人になるために大切な6つの生活習慣をご紹介します。

妊娠しやすい人ってどんな人?

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女性が妊娠するために大切なことは、大きく2つあります。1つは、卵巣から卵子が排出される「排卵」が定期的に行われていること。もう1つは、受精卵を受け入れる子宮内膜が着床しやすいように厚くなることです。

つまり、妊娠しやすい人は、「定期的に生理がきて、月経血がきちんと出る体」を備えているといえます。

妊娠を希望して排卵日とその前2日頃に性交を行い、実際に赤ちゃんを授かったカップルをみると、89%が6周期までに、99%が12周期までに妊娠したという報告があります(※1)。

そのため、1年以上継続的に妊活をしていても妊娠しないようであれば、妊娠しにくい人になっている=不妊症の可能性があります。

妊娠しやすい人と妊娠しにくい人にはどんな違いがあるの?

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日本生殖医学会によると、妊娠しやすい人とは違い、妊娠しにくい人には次のような特徴があります(※2)。

月経の周期が長い・短い

妊娠しやすい人は排卵にともなう月経周期が安定していることがほとんどです。一方で、妊娠しにくい人は、月経の間隔が長い(39日以上)、ほとんど来ない(90日以上あく)、極端に短い(24日以内)など、生理周期が極端に長かったり短かったりすることがあります。

このような月経周期だと排卵をしていないケースも多く、不妊につながることもあります。

月経の量や期間の異常

月経不順の中でも、月経の量が極端に多かったり、期間が長かったり(8日間以上)する人は、子宮筋腫などの病気を発症している可能性があります。

反対に、月経の量が極端に少ない、期間が短かい(2日以内)といった場合は、月経があっても排卵していなかったり、子宮内部に癒着があったりすることもあります。

どちらのケースも、不妊症になるリスクが高いと考えられます。

月経に関連した症状の異常

月経のときの痛みが以前より強くなっていたり、月経時に下痢を起こしたり、性交時に痛みを感じたり、といった症状があるときには、子宮内膜症を疑う必要があります。

子宮内膜症だからといって妊娠できないわけではありませんが、妊娠しやすい人に比べると確率が下がるため、婦人科や産婦人科で診察を受けるようにしましょう。

感染症にかかったことがある

クラミジアや淋病といった性感染症に感染したことがある人や、腹部の手術後に腹膜炎や腸閉塞を起こしたことがある人は、卵管が原因の不妊症を引き起こすリスクが高いといわれています。

年齢が高くなっている

妊娠のしやすさは年齢によって大きく変わります。不妊の頻度については、25歳~29歳では8.9%、30~34歳では14.6%、35~39歳21.9%、40~44歳では28.9%という報告があります(※3)。

個人差はありますが、若いほど妊娠しやすく、年齢が高くなるにつれて妊娠しにくい人になっていくといえます。

妊娠しやすい人になるためにできる6つの習慣とは?

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ここでは、妊娠しやすい人になるために大切な生活習慣をご紹介します。

1. ストレスをためない

ストレスがたまると、ホルモンバランスや月経周期が乱れて、妊娠しにくい人になってしまうことがあります。

女性ホルモンを分泌する脳の視床下部はストレスに弱いため、過度なストレスを受けると正常な指令を出せなくなります。その結果、ホルモンバランスが崩れて、排卵機能が低下したり生理周期が乱れたりすることがあるのです(※4)。

買い物や旅行、友達とのおしゃべりなど、自分にあったストレス解消法を見つけて、ストレスをためないようにしたいですね。

2. 栄養バランスのよい食事

人間の体が正常に働くためには、栄養バランスの整った食事が大切です。しっかりと栄養を摂って健康な体を作ることは、妊娠力アップにもつながります。

たんぱく質、ビタミン、炭水化物、ミネラルなど、様々な栄養素を取り入れながら、適切な量を食べるようにしましょう。

3. 適度な運動

体を動かすことで血の巡りがよくなり、新陳代謝が高まることで、体全体の機能が向上します。毎日30~40分、ウォーキングのような穏やかな運動をすることは、妊娠率アップにつながるともいわれていますよ(※5)。

運動というと、ジョギングやヨガなど時間がとられるものを想像しがちですが、「階段を利用する」「一駅分歩く」「お風呂上りにストレッチをする」など、自分の生活にあった運動をコツコツ続けて行いましょう。

4. 冷えを防止

「冷えによって妊娠しにくくなる」とは必ずしもいえませんが、冷えによって子宮や卵巣の働きが悪くなると、女性ホルモンが正常に分泌されなくなります。

その結果、卵巣機能や黄体機能の低下、卵子の発育悪化、排卵障害、着床障害などを引き起こし、妊娠しにくい体になる可能性もあると考えられます。

服装に気を使ったり、しっかり湯船につかったりして、体を冷やさない工夫をしましょう。体を温めてくれる食べ物を中心に食事の献立を考えるのもおすすめですよ。

5. 適正体重のキープ

無理なダイエットをすると体に大きな負担がかかり、生理不順を引き起こす原因になります。また、太りすぎると体重に対してホルモンの分泌が追いつかなくなることがあります。

実際に、痩せすぎや太りすぎは、妊娠率の低下につながることもあるといわれています(※5)。自分の適正体重を知り、キープするようにしましょう。

6. 禁煙する

喫煙は、体に活性酸素が多く発生する原因となります(※6)。活性酸素が体内に溜まると卵子の質が落ち、妊娠しにくい原因になることもあります。

妊娠しやすい人を目指すのであれば、思い切って禁煙しましょう。ガムをかんだり、散歩をしたりすると気が紛れ、禁煙が成功しやすくなりますよ。禁煙治療をしてくれる病院もあるので、この機会に受診を考えるのもいいですね。



妊娠しやすい人になるためには生活習慣の改善が大切

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生活習慣を見直して妊娠しやすい人に近づくことは決して難しいことではありません。人によって生活習慣はそれぞれですが、まずはできることから始めてみましょう。

すぐに効果を実感するのは難しいですが、毎日少しずつでも体に気を配ることで、妊娠しにくい人から妊娠しやすい人へ変わっていけますよ。

ただし、婦人科系の疾患がある場合は、生活習慣の改善だけでは解決できないこともあります。生活の改善を行ってもなかなか妊娠できない場合は、早めに婦人科を受診するようにしましょう。

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