女性なら少なからず、「自分で生理のタイミングをコントロールできたらいいのに」と思ったことはありますよね。旅行やイベントなどがあるときは特に、そう思いませんか?トイレにも困りますし、生理痛で調子が悪いと嫌なので、楽しみにしている予定に生理日は重なってほしくないもの。「生理が早く来てほしい」という人に、今回は、生理を早めるツボとその他の方法をご紹介します。
生理を早めるには?
生理を早めるためには、まずは自分の生理周期を把握し、安定させることが大前提です。個人差はありますが、正常であれば25~38日周期で生理が来ます。
生理の周期が人によって異なるのは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの女性ホルモンの分泌期間と量に違いがあるからです。また、ホルモンバランスは体調や環境の変化などで左右されやすく、特に異常はなくとも生理が数日遅れることはあります。
まずはホルモンバランスを整えて生理周期を安定させることができれば、生理不順で遅れがちな生理を早く呼び寄せることができるのです。
生理を早めるツボがあるって、本当?
生理を早める方法として、効果が期待できるものの一つに「ツボ押し」があります。人間の体には様々なツボがありますが、なかには、血のめぐりを促すことで、子宮や卵巣の機能を整えるツボもあります。
ここでは、生理を早めることが期待できるツボについて、代表的な2つをご紹介します。
血海(けっかい)
子宮周辺の血流を改善する働きがあるツボ、「血海」。膝のお皿の上に人差し指をあてて、指3本分上がったところにあります。ちょうど太ももの内側辺りです。
ツボの押し方
太ももに対し、上から垂直にツボを押しましょう。「3秒押して3秒離す」を20回ほど繰り返します。
生理痛のときは、左の血海にしこりが生じやすくなり、押すと響く感覚が起こることもあります。その場合は、重点的にほぐすようにしてください。
三陰交(さんいんこう)
女性にとって万能のツボといわれている「三陰交」は、生理痛などにも効果的です。足の内くるぶしから指4本分くらい上のあたりで、すねの内側の少しくぼんだ部分(骨と筋肉の境目辺り)にありますよ。
三陰交は、三陰(足の太陰脾経、足の少陰腎経、足の厥陰肝経)の三つが交わるツボです。婦人の三里ともいわれ、生理痛、生理不順、不妊、更年期障害、冷え性など女性特有の症状を改善してくれるツボですよ。
ツボの押し方
ツボを刺激するときは、両手の親指を重ねてツボに当て、痛すぎない程度に深く押してください。押し込みが浅いと効果があまり得られません。
1セット10~20回くらいを、できれば朝晩やりましょう。三陰交を少し硬めのブラシなどでこすったり、温めるのもいいですよ。
ツボ押し以外でも、生理が早める方法は?
ツボ押しは、子宮まわりの血流を良くすることで遅れがちな生理を早めたり、生理周期を安定的に保つ効果があるといわれています。
体が冷えてしまうと、血流が悪くなりホルモンの分泌が乱れて、生理周期が整いにくくなります。ツボ押しに加えて、体を温める習慣をつけることで、よりその効果を高めましょう。
体を内側から温める
まずは、食べ物に注意して、内臓から体を温めてあげてください。血行を良くしてくれるといわれるにんじん、レンコン、ゴボウ、ショウガなどを摂取するのがおすすめです。かぼちゃやアーモンドなどにも血行促進作用があり、生理痛や生理不順を改善する効果も期待できます(※1)。
体を外側から温める
外から体を温めることも重要です。カイロや腹巻、半身浴などで骨盤周辺を温めるようにし、体を冷やさない服装を心掛けるようにしましょう。
生理を早めるツボを試してみましょう
生理を早めるための方法としてはピルが有名で確実な方法ですが、薬を使って生理を早めることに抵抗を感じる人も多いと思います。
また、そこまでする必要がない場合も多いですよね。そのようなときには、ツボを押して生理コントロールを試みてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したのは、生理周期を安定させることによって、遅れがちな生理を早く迎えられる方法です。実際の効果には個人差がありますが、その他の女性特有のお悩みに対する効果も期待できるので、試してみる価値はありそうですね。