妊娠9週!胎児の大きさやエコー写真は?つわり以外のトラブルも?

監修専門家 看護師、助産師 河井 恵美
河井 恵美 看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わっていました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。青年海外協力... 監修記事一覧へ

妊娠9週はつわりのピークが続きますが、安定期に向けてお腹の赤ちゃんは成長し続けています。体調が落ち着くまであともう少しです。除々にお腹が大きくなり始め、つわり以外でも体調に変化が起きてきます。今回は妊娠9週の母体の状態や胎児の大きさなど、エコー写真も交えてご紹介します。

妊娠9週の妊婦さんの状態は?お腹の大きさは?

妊婦 検診

妊娠9週頃はまだ、お腹の見た目に大きな変化はありません。しかし、下腹部を触ると妊娠前に比べてややふっくらとしてきているのがわかると思います。

普段着ていたパンツなどのお腹周りがきつくなり始めるので、「きついな」と感じたら、無理をせずにマタニティウェアを購入することをおすすめします。無理に妊娠前の服を着ていると締め付けで血行が悪くなり、呼吸も妨げられます。なかには、締め付けが原因で体調不良が引き起されることもあります。

マタニティパンツは伸縮性に優れているので、出産までずっと使えて便利ですよ。マタニティパンツはゆったりとしたお腹周りで着られるのはもちろん、おしゃれでかわいいものもたくさんあります。

妊娠9週はつわり以外のトラブルも出始める時期

女性 便秘 トイレ

妊娠9週はつわりのピークですが、それ以外にも様々なトラブルが現れはじめます。体が変化するのは赤ちゃんが成長している証ですが、日常生活に影響するトラブルもあるので、あらかじめ対策を考えておきましょう。

乳輪の色素沈着や白いブツブツ

乳輪に「モントゴメリー腺」と呼ばれる15~20個の小さなデコボコが現れることがあります。これは、乳輪を保護する皮脂を分泌する組織が発達して出てきたもので、そこに蓄えられた脂肪が、乳首を柔らかく保ってくれています。

同時に、ホルモンバランスの変化で乳頭や乳輪に色素沈着が起きて、黒ずみが現れることも。なかには、乳首に痛みやかゆみが出る人もいます。

どちらも出産すれば徐々に元に戻っていくものですが、産後も気になるようなら医師に相談してみてくださいね。

便秘や頻尿になりやすい

子宮が大きくなってくると、膀胱や大腸など周辺の臓器を圧迫します。これが便秘や頻尿などのトラブルを引き起こします。

子宮が大きくなっていく間は根本的な解消が難しいので、便秘であれば水分や食物繊維を積極的にとって解消しましょう。頻尿が現れたときは、我慢せずにトイレに行くようにしましょう。ふとした拍子の漏れが気になる場合は、市販の尿漏れパッドなどを利用すると安心です。

便秘や頻尿は妊娠後期まで続きやすいので、早いうちから対策を始めておきましょう。あまりにもつらいときは、医師に相談してくださいね。

乾燥肌になってかゆみが出る

妊娠によるホルモンバランスの変化が引き金になって、体にかゆみが現れることも。特にお腹周りがかゆくなりやすく、首や手足にかゆみを覚える人もいます。

妊娠中のかゆみ対策は、保湿が一番です。妊婦さんでも使える優しい成分の保湿クリームで、かゆみを抑えましょう。皮膚の保湿をしておくと、妊娠線の予防にもつながりますよ。

妊娠中期以降でお腹がさらに大きくなると、皮膚が伸びてかゆみが増すことが多いので、妊娠初期から保湿ケアをしておきましょう。

また、皮膚にできものができたり、眠れないほどのかゆみがあったりするときは、皮膚科を受診して症状を相談するといいでしょう。

妊娠9週の胎児の大きさは?エコー写真で赤ちゃんが見える?

妊娠9週

妊娠9週の赤ちゃんの大きさは、2cmほどです(※1)。頭でっかちの2頭身ですが、手や足の指、爪など体の細部が作られ始め、眼や鼻、口など、顔のパーツもできてきました。

心臓の重要な部分はほぼ完成し、全身に栄養を送るためにしっかり動いています。超音波診断で胎児の心拍をはっきりと聞くことができますよ。この時期は心拍がもっとも速くなるので、かなりのスピードに感じるかもしれませんが、医師から何もいわれなければ心配いりません。

また、妊娠9週の後半には生殖器も発達しはじめます。ただし、エコーで確認できるのは妊娠17〜18週以降からなので、楽しみに待っていてくださいね(※1)。

妊娠9週に出産予定日が変更されることがある?

グラフ 計測

妊娠9週頃には、出産予定日に変更があるかもしれません。これまでに伝えらていれた出産予定日は最終月経日などから推測された予定ですが、妊娠9週頃になると胎児の大きさがはっきりしてくるので、その成長度合いで出産予定日が修正されることがあります。

妊娠9週頃の赤ちゃんの発育には個人差が少ないので、この時期に赤ちゃんの頭からお尻までの長さを表す「頭臀長(CRL)」を測定して、医師が判断します。

予定日が変わるのはよくあることです。初めに伝えられた予定日より数日早かったり、遅かったりしても、問題ないので心配しないでくださいね。

妊娠9週の流産のリスクは?

手帳 メモ ハート

妊娠12週までは流産が起こりやすい時期ですが、そのうちの多くが妊娠8~10週までに起こります(※2)。

ただ、この時期の流産は胎児側に原因があるものがほとんどで、予防するのは難しいものです。過度に心配するあまりストレスを感じては体によくないので、自然体で生活できるといいですね。

ただし、出血や腹痛が現れたときは、流産や切迫流産の可能性があるため、迅速に病院を受診しましょう。妊娠初期は体の変化が激しい時期です。出血や腹痛以外にも何か違和感があれば、早めに産婦人科に相談してください。

妊娠9週はつわりのピーク!気分転換で乗り切ろう

女性 リラックス

しばらくはつわりのピークが続きますが、多くの妊婦さんは妊娠12週を過ぎる頃には落ち着いてきます。バナナや玄米、あさりなど、つわりの症状を緩和させてくれるビタミンB6を多く含むものを上手に食事に取り入れながら、うまく乗り切れるといいですね。

また、つわりの症状がひどいと精神的にも落ち込みがちで、ストレスがたまります。ストレスがたまっていると、つわりもよりつらく感じてしまいますよね。

そんなときには旦那さんや妊娠・出産経験のある友人、両親に相談しましょう。話をするだけでも気持ちが楽になりますよ。また、調子がよいときには旦那さんと一緒に外に出かけるなど、リフレッシュする機会をつくるのもストレス発散におすすめです。

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