妊婦さんが経験することが多い「つわり」。「つわりで赤ちゃんの性別判断ができる」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、つわりで性別判断ができるという噂や、つわりの症状と赤ちゃんの性別に関してよく言われる噂などについて詳しくご説明します。
そもそも、つわりってどういうもの?
つわりは、妊娠初期に現れる代表的な生理現象で、胃のムカつきや吐き気、嘔吐といった消化器系の症状が起こります。
妊娠中に多く分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)といったホルモンが、つわりを引き起こしているのではないかと考えられていますが、つわりの原因は医学的にはっきりと解明されているわけではありません。
つわりで赤ちゃんの性別を判断できるの?
「つわりの症状で赤ちゃんの性別がわかる」という噂がありますが、医学的な根拠はなく、つわりの症状では赤ちゃんの性別は判断できません。
赤ちゃんの性別は受精のタイミングで決まっていますが、超音波検査(エコー検査)でわかるようになるのは、妊娠中期ごろ(16週以降)であることが多いですよ。
ただ、性別の判断には外性器を確認する必要があるので、赤ちゃんが背中を向けていたり、足を閉じていたりすると、なかなか性別が判断できないこともあります。
つわりの症状と性別についてよく言われる噂は?
つわりによる性別判断は噂でしかないとはわかっていても、気になってしまうものですね。そこで、よく耳にするつわりの症状と性別に関する噂をご紹介します。
どれも医学的根拠はないので、妊娠中の話題のひとつ程度に捉えてくださいね。
1. つわり中に揚げ物が食べたいと男の子?
つわり中に揚げ物やジャンクフードなど、脂っこいものを食べたくなったら男の子とよくいわれます。「フライドポテトやフライドチキンが無性に食べたくなり、実際に男の子が生まれた」という体験談も時々ありますが、症状と性別との関連性は特にありませんよ。
2. つわり中に甘いものが好きなら女の子?
揚げ物ではなく、甘いものが無性に食べたくなったら女の子という噂もあります。
3. つわりが極端にきついと女の子?
つわりの重い・軽いでも性別がわかるという噂もあります。つわりが極端にきついと女の子で、つわりが軽い・まったくないと男の子といわれます。
4. 吐きつわりは女の子、食べつわりは男の子?
食べ物を食べると気持ち悪くなる吐きつわりなら女の子で、食べてなくて空腹になると気持ち悪くなる食べつわりなら男の子という噂もあるようです。
つわりにまつわる性別以外の迷信はある?
つわりにまつわる噂には性別判断以外にも様々なものがあります。その一例をご紹介しますが、どれも医学的根拠はありませんよ。
つわりの症状が重いと妊婦さんと赤ちゃんの血液型が違う
つわりが重いと血液型が違うという噂もあります。
つわりが軽いと難産になる
つわりがない、あるいは軽いと難産になるといわれますが、これも迷信です。
2人目、3人目はつわりがひどくなる
1人目よりもその後の妊娠のほうがつわりがひどくなるという噂もあります。2人目、3人目となると上の子たちのお世話があり妊娠中でも十分に体を休められないことから、つわりをひどく感じる可能性はあるかもしれません。
人によっては「2人目は全くつわりがなかった」ということもありますよ。
つわりと性別の関係は噂話として楽しもう
赤ちゃんの性別は、妊娠中期以降にエコー検査で診てもらうまでわかりません。エコー検査でも赤ちゃんの姿勢によっては男の子か女の子か判断するのが難しく、生まれるまでわからないというケースもありますよ。
赤ちゃんの性別とつわりの関係については、噂話や会話のネタ程度に考えるのがおすすめです。お腹の赤ちゃんの性別に想像をふくらませるのも、楽しい時間になりますね。