妊娠8週!胎児の大きさやエコー写真は?出血に注意!

監修専門家 看護師、助産師 河井 恵美
河井 恵美 看護師・助産師の免許取得後、大学病院、市民病院、個人病院等に勤務。様々な診療科を経験し、看護師教育や思春期教育にも関わっていました。助産師の仕事が大好きで、25年以上この仕事をしています。青年海外協力... 監修記事一覧へ

妊娠8週は妊娠3ヶ月目の第一週にあたり、つわりがピークを迎えます。吐き気がおさまらず、胃が常にムカムカしている状態に疲れきっている人もいるかもしれません。しかし、つわりがあるのもお腹の赤ちゃんが成長している一つの証です。超音波検査のエコー写真で赤ちゃんの姿がはっきりしてくるので、愛おしさも増してきますよ。今回は妊娠8週の妊婦さんと赤ちゃんの状態、出血の危険性などをご説明します。

妊娠8週の体の状態は?

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妊娠5~6週頃から始まったつわりは、妊娠8週頃にピークとなることが多く、妊娠11週頃まで続きます。そのため妊娠8週は、つわりで日々の生活に悩まされている妊婦さんが多い頃です。

外見上は大きな変化もなく、周囲はまだ妊娠に気がつかないので、つわりで体調が優れないことが伝わりにくいかもしれません。旦那さんや家族など近しい人には、つわりで思うように動けないことを理解してもらい、無理のないように生活しましょう。

仕事をしている妊婦さんは、身近な上司などに報告しておくと安心です。

妊娠8週のお腹の大きさは?マタニティウェアは必要?

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妊娠8週になっても見た目に大きな変化はありませんが、胸が少し大きくなったり、お腹周りが少しふっくらしたりしてきます。タイトな下着や洋服を着ていた人は、少しきつく感じることがあるかもしれません。

体を締め付けているとつわりの症状が悪化しやすいので、今のうちからゆったりとした下着やボトムスをはくと良いでしょう。

この時期から本格的なマタニティウェアを用意する必要はありませんが、つわり対策にマタニティブラやインナー、ウェアをつけ始めたという人も多いようです。

ただし、現状必要ないのであれば、つわりが落ち着いた頃からマタニティウェアを揃え始めるのでも遅くありませんよ。

妊娠8週の赤ちゃんの大きさは?エコーで何がわかる?

妊娠8週

妊娠8週を境に、成長に必要な器官が成熟し始めます。人体に必要な構造が成り立つことから、赤ちゃんは「胎芽」ではなく「胎児」と呼ばれるようになります。

胎嚢は3cmほどまで成長し、胎盤も機能してくるので、赤ちゃんは胎盤を通じてママから栄養を受け取るようになります(※1)。

エコー写真で見るとまだ豆粒のようにしか見えませんが、実際は腕や足が伸びて、しっぽのような部分もほとんど見えなくなっています。顔になる部分には耳や鼻、まぶたといったパーツが形成され、妊娠8週の終わりごろには唇や歯もできてきます。

まだ小さすぎて子宮壁に触れることはないので、胎動を感じられるのは、もう少し先です。

妊娠8週に出血することはある?流産の可能性は?

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妊娠12週までの流産を「早期流産」といいます。そのほとんどの原因は胎児側にあり、防げるものではありません。

妊娠7週頃に胎嚢と心拍が確認されれば、早期流産の確率はある程度下がりますが、妊娠12週を過ぎるまでは油断できません。妊娠8週に鮮血が出た場合には、早めに対処しましょう。

また、流産が発生する危険性がある「切迫流産」で出血が起きていることもあります。切迫流産の場合は、病院で適切な処置を受けて安静にしておけば、妊娠を維持できる可能性が十分にあります。

わずかな出血であれば、安静にしているだけで治まることもありますが、生理のときのような出血が見られたり、出血と同時に腹痛を感じたりするときは、病院に相談することをおすすめします。

妊娠初期はママの体も赤ちゃんも突然変化することがあるので、異常を感じたら早めの行動を心がけてくださいね。

妊娠8週から静脈瘤対策も考えておこう

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妊娠中に気をつけたいものに「静脈瘤」があります。静脈瘤とは、ふくらはぎや太もも、ひざの裏などにある血管の一部がコブのようにふくらむことをいい、妊娠中に経験する人は少なくありません。

妊娠すると体内で生産される血液量が増え、体重増加のせいで足の血管に圧力がかかります。それに加えて、妊娠中にたくさん分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が血管内の弁の働きを弱めるので、下半身に血液がたまりやすくなり、静脈瘤ができてしまうのです。

特に長時間立ちっぱなしだったり、座っているときに足を組んでばかりいたりすると静脈瘤になりやすくなります。妊娠8週から静脈瘤に悩まされる人は少ないですが、今のうちから、日々の姿勢に気をつける、適度な運動や入浴で血の巡りを良くするなどして、予防に努めましょう。

妊娠8週も感染症に気をつけよう

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妊娠中は赤ちゃんを守るために免疫機能が弱まっているので、ウイルスや細菌などに感染しやすい状態です。特にトキソプラズマなどに感染すると、胎盤や血液を通して胎児にも感染して、何らかの障害をもたらす危険性があります。

また、胎児に悪影響を及ぼす感染症ではなくても、症状が重くなるインフルエンザなどにかかると、治療に時間がかかります。

そのため、日頃から身の回りを清潔に保ち、手洗い・うがいをするなどして、感染症を予防しましょう。風邪の症状を感じたら放っておかず、早めに医師に相談して、重症化を防ぐことが大切です。

体調不良で内科などの病院を受診するときは、妊娠していることを忘れずに伝えましょう。妊娠中でも飲める薬を出してもらえるので安心ですよ。

妊娠8週は食事も工夫してつわりを乗り切ろう

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妊娠8週でつわりがピークを迎えると、胸やけや消化不良などで食事が思うようにとれないこともあるかもしれません。そうすると、赤ちゃんに栄養が届いているのか心配になるかもしれませんが、この時期はまだ栄養を気にしすぎる必要はありませんよ。

赤ちゃんは卵黄嚢と呼ばれる細胞から栄養を吸収しており、ママが栄養をとれていなくても成長することができます。

赤ちゃんは心配ないといっても、食事できない状態が続くのはつらいですよね。

ビタミンB6にはつわりの症状をやわらげる効果があるといわれているので、これを多く含むバナナや玄米、あさりなどを食べるようにすると、食事でつわりを緩和できるかもしれません。食べられそうなものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。

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