妊娠がわかったら見直したい14の生活習慣!何を控える・変えるべき?

妊娠がわかると、新しい家族を迎える喜びでいっぱいになると同時に、これまでの生活のままでいいのかと気になることがたくさんありますよね。なんとなくはわかっているものの、具体的に何に注意をしたらいいのか迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、妊娠がわかったら見直したいことを、生活習慣、日常生活、運動といった項目にわけて14個ご紹介します。

妊娠がわかったら、まず生活習慣を見直そう

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妊娠したら、お腹の中の赤ちゃんのことを考えて、これまでの生活習慣を見直さなくてはいけなせん。タバコを吸ったりお酒を飲んだりするのが習慣だった人は、特に注意が必要です。

1. タバコをやめる

日本産科婦人科学会のガイドラインには、妊娠中にタバコを吸うと、妊娠や出産、赤ちゃんの健康に影響を及ぼす可能性があるので、「禁煙を指導する」と明記されています(※1)。

妊娠中の喫煙は、異所性妊娠(子宮外妊娠)や早産のリスクを高めます(※1,2)。胎児には、先天異常や低体重といった影響が出ることもあります(※2,3)。

また、喫煙していない妊婦さんに比べて、生まれてくる子供が、ADHD(注意欠陥・多動性障害)を発症する可能性が高いという報告もあります(※4)。

妊娠が判明してすぐにタバコをやめれば、このような影響を減らすことができます。どうしても止められないときは、医師に相談しながら徐々に本数を減らしていきましょう。

2. 飲酒をやめる

妊婦がアルコールを摂取すると、胎盤を通して胎児のもとにアルコールが届くリスクがあります。胎児にはアルコールを分解する力が備わっていないため、発育の遅れや中枢神経障害、独特の容姿といった症状が現れる「胎児性アルコール症候群」を発症する可能性が高くなります。

厚生労働省も、妊娠中の飲酒は控えるようにという発表をしています(※5)。

妊娠がわかったら、すぐにお酒はやめるようにしましょう。

3. カフェインの摂取を控える

カフェインの過剰摂取は胎児の発育を阻害する可能性があるため、妊娠中はカフェインを含む飲み物を控えましょう(※6)。

ただし、カフェインがお腹の中の赤ちゃんに悪影響を与えるのは、過剰に摂取した場合のことです。日本では妊婦のカフェイン摂取量について明確な基準はありませんが、イギリスでは1日200mgまで、カナダでは1日300mgまでは摂取しても問題ないといわれています(※6)。

日本人の体型を考えると、1日150〜200mg(コーヒー1〜2杯)くらいまでなら、カフェインを摂取しても大丈夫でしょう。

また、デカフェのコーヒー・紅茶やハーブティーなどを選べば、カフェインを控えることができますよ。

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妊娠がわかったら自己判断で市販薬を飲まない

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薬やサプリメントもお腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があります。妊娠がわかったら、自己判断で市販薬を飲むことはやめ、サプリメントの摂取量などにも注意しましょう。

4. 薬を飲むときは医師に相談する

風邪薬や痛み止めといった日常生活で何気なく服用している市販薬は、お腹の中の赤ちゃんに障害を及ぼすことがあります。妊娠したら市販薬を自己判断で飲まないようにし、薬が必要なときは、かかりつけの病院や産婦人科の医師に相談してください。

特に妊娠初期は、赤ちゃんの基本的な器官が形成される時期なので、注意が必要です。

5. サプリメントの過剰摂取に気をつける

サプリメントの過剰摂取にも注意が必要です。

ビタミンCのように一定量を超えると尿となって排出される栄養素のサプリメントは、摂取しすぎても排出されるので心配いりません。

しかし、動物由来のビタミンA「レチノール」は体外に排出されにくく、過剰摂取すると胎児の奇形の原因となる可能性があるため、サプリメントから過剰摂取しないように気をつけてください(※7)。

胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを軽減する働きのある「葉酸サプリ」は、妊娠初期から積極的に摂取するようにしましょう。

6. レントゲン検査のX線を控える

日本産科婦人科学会によると、妊娠15週目までにレントゲン検査を受けて100mSv以上の被曝をした場合、流産や奇形、発育遅延を起こす可能性があります(※8)。

ただし100mSvとは、胸部レントゲン約1,000回、腹部レントゲン約100回を一度に受けた値に相当するため、一時的なX線のレントゲン検査であれば、赤ちゃんに対して影響はないとされています。

CT検査のように被曝量の多い検査を繰り返すのはリスクを伴うため、事前に医師に妊娠している旨を伝えましょう。また、赤ちゃんがX線の影響を最も受けやすいのは、体の主要な器官が形成される妊娠4~15週の間といわれているので、歯科などでのレントゲン検査は安定期に入ってから行ったほうが安心です。

妊娠がわかったら日常生活で何に注意すればいいの?

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妊娠中は、体調やホルモンバランスの変化によって、いままでの日常生活を送ることが難しい時期もあります。妊婦さん自身の体とお腹の中の赤ちゃんのことを第一優先にして、パートナーと協力しながら毎日の生活を送るようにしましょう。

7. 家事は夫婦で協力する

妊娠初期につわりの症状があるときや、妊娠後期にお腹が大きくなってくると、毎日の家事がつらくなっていきます。高いところに手を伸ばしたり、重たいものを持ったりするといった動作も、お腹に負担をかけ、転倒の恐れがあることから、できるだけ避けたいものです。

ただし、全く家事をしないと運動不足や体重増加の原因になることもあるので、安定期を過ぎたら、パートナーや家族に手助けをしてもらいながら、適度に家事を行うようにしましょう。

8. 仕事のことを考える

妊娠すると、仕事を続けるか止めるかの選択に迷う人も多くいます。産休・育休を取りやすい職場が増えているものの、仕事を辞めざるを得ないケースも少なくありません。妊娠したら、まずは上司に相談して、妊娠中や出産後の仕事の仕方について相談しましょう。

自分自身の体やお腹の中の赤ちゃんのことを最優先にしながら、今後の仕事について考えていけるといいですね。

9. ペットとの接触後は手を洗う

「妊娠したらペットとの接触を控えたほうがいいの?」と疑問に思う人もいますが、特にその必要はありません。ただし、ペットと触れ合った後や、ペットに触れた人と一緒に過ごした後は、石鹸やハンドソープで手をしっかり洗うようにしましょう。

特に猫には「トキソプラズマ」という寄生虫が宿っていることがあり、糞便を通して人間に感染する可能性があります。

トキソプラズマに感染したことがない人が、妊娠直前(妊娠6ヶ月前~)または妊娠中にトキソプラズマに感染すると、胎盤を通じて赤ちゃんにも感染し、先天性トキソプラズマ症を引き起こす可能性があります(※9)。

ペットだけでなく、生肉や土からもトキソプラズマに感染する可能性があるので、身の回りを衛生的に保つようにし、生ハムや馬刺し、レアステーキといった生の食材は避けるようにしてください。

10. 性行為は慎重に

妊娠中に性行為をしても問題はありませんが、医師から安静を言い渡されているときや、お腹の張りや痛み、出血があるときには、控えるようにしましょう。また、乳首や乳房を刺激されると子宮収縮が促されることがあります。お腹に違和感を覚えた場合はすぐに中止してください。

そして、妊娠中は抵抗力が落ちていて感染症にかかりやすいので、必ずコンドームを着用し、性感染症の予防に努めましょう。

11. 旅行は安定期に入ってから

出産してしばらくは旅行をすることができないので、妊娠中に遠くへ旅をしたいと考える人も多いですよね。ただし、妊娠初期は、まだ流産の確率も高く、つわりや体調不良に悩まされることもあるため、旅行は安定期に入ってからにしましょう。

妊娠後期になると、お腹が張りやすくなったり、早産で赤ちゃんが生まれたりする可能性があるので、できれば、妊娠5~7ヶ月頃に行くのがおすすめです。

いざというときのために旅行先の病院を事前に調べ、準備万端で出かけるようにしてくださいね。

妊娠がわかったら運動はやめるべき?妊娠初期のストレッチはOK?

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もともと運動好きだった人は、妊娠中はどのくらいまでなら動いてもいいのか気になりますよね。また、健康維持や体重管理のために、適度な運動をしたいと思っている妊婦さんも多いのではないでしょうか。

12. 適度な運動やストレッチをする

妊娠中の運動は、お腹の赤ちゃんに影響があるのではと心配する人もいますが、体調が良ければ、適度な運動を定期的に行って体を鍛えることで、妊娠中のマイナートラブルが緩和され、安産につながる効果があります。

飛び跳ねたり、全力で走ったりといった体に負荷のかかる運動は避けながら、ウォーキングやストレッチで筋肉をほぐす運動を習慣化しましょう。

マタニティヨガやマタニティスイミングといった運動は、安定期に入って医師の許可を得てから行うようにしてくださいね。妊娠初期は、経過が順調あれば、軽めにストレッチやウォーキングを行っても大丈夫です。

途中で体調が悪くなったときは、すぐに中止をして休むようにしましょう。

13. 自転車に乗るときは医師に相談する

大きなお腹によって事故や転倒の可能性が高くなることから、妊娠中に自転車に乗ることはおすすめできません。

ペダルを踏むと腹圧がかかる、ホルモンバランスの変化で注意力が散漫になる、といった理由から、妊娠経過によっては、医師から自転車を控えるようにという指導がされることもあります。

ただ、いつまでなら乗ってもいい、いつからは乗ってはいけないという指標はないので、妊娠中に自転車に乗る必要があるときは、妊婦健診で医師や助産師に相談するのがおすすめです。

14. マッサージや整体は医師の許可を得てから

ストレッチやエクササイズ以外の肩こりや腰痛の解消法として、マッサージや整体を選ぶ妊婦さんもいます。マッサージを受けるときは、安定期に入って医師の許可を得てからにしましょう。

マタニティコースを用意しているマッサージや整体もあるので、症状や好みにあわせて、選ぶようにしてくださいね。

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