妊婦は風邪薬を飲める?妊娠初期は危険?妊娠中は漢方薬ならいい?

妊娠中は精神的にも身体的にも様々な変化が起きます。特に免疫力が低下しているので、風邪をひきやすくなります。妊娠前なら風邪薬を飲んで対処していたという人も、慎重になりますよね。そこで今回は、妊婦さんは風邪薬を飲んでもいいのか、妊娠初期は危険といわれる理由、漢方薬なら飲んでもよいのかなどをまとめました。

妊婦は風邪薬を飲んでもいいの?

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結論からいえば、妊娠中でも時期と薬の種類にさえ気をつければ風邪薬を飲むことはできます。むしろ、きちんと治療してママが元気になったほうがお腹の赤ちゃんにとってよいケースもあります。

ただし、自己判断で市販の薬を飲むのは要注意なので、妊娠していることを説明して病院で処方してもらった薬を服用するようにしてくださいね。

妊娠中の薬の影響はいつから?妊娠初期は危険?

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妊娠の時期によっては、薬の成分がお腹の赤ちゃんに悪影響を与えることがあるので注意が必要です。薬を飲んでもよいかを考えるときは、自分の妊娠週数をしっかりと把握しておくことが大切です。

妊娠時期による薬の影響

● 妊娠4週未満:胎児の器官はまだ作られていないので、薬を服用しても悪影響はほとんどありません。ただし、体内に残りやすい成分は、4週以降に影響を残すことがあります。

● 妊娠4~7週まで:心臓や中枢神経、手足などの重要な器官の形成が始まる時期です。薬による奇形などの悪影響が懸念されるので、特に薬の服用は慎重にしたい時期です。

● 妊娠8~15週まで:重要な器官の形成は完了するので影響は少なくなります。ただし、性器や口蓋などが作られる時期なので、引き続き薬の服用には慎重な判断が必要です。

● 妊娠16週~分娩まで:妊娠16週に入れば薬による悪影響はほとんどなくなります。ただし、薬の成分が胎盤を通じてお腹の赤ちゃんに運ばれてなんらかの副作用を起こす可能性があるので、薬の種類によっては注意が必要です。

妊娠初期は赤ちゃんにとって重要な器官が形作られる時期なので、薬の影響を受けやすくなっています。妊娠4~16週の間は薬を飲まないに越したことはありませんが、症状によっては薬を服用しなければならない場合もあるので、必ず医師の指示にしたがって飲むようにしましょう。

妊娠中に市販薬を飲んでもいいの?飲めない薬はある?

妊娠の時期に関係なく、服用を控えたほうがよい薬もあるので、自己判断で市販の風邪薬を飲むことは止めましょう。たとえば、市販の風邪薬などに含まれていることがある抗ヒスタミン成分はたくさん服用すると悪影響を及ぼす可能性がありますし、解熱鎮痛剤などに含まれるイブプロフェンも妊娠32週以降の赤ちゃんの心臓に悪影響を及ぼす可能性があります。

使用上の注意に「妊娠中の方は服用しないでください」と記載がされている場合は避け、記載がなくても医師に確認してから飲むと安心です。

妊娠初期に薬を飲んでしまったら?

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妊娠初期は、妊娠に気づいていない人も多いので、なかには知らずに風邪薬を飲んでしまうことがあるかもしれません。しかし、一度や二度薬を服用したからといってすぐに赤ちゃんに悪影響が出てしまうことはほとんどないので、過度に不安がらないでください。妊娠に気づいたら服用を止めて医師に相談しましょう。

薬を飲んだことを気にしてストレスを感じながら妊娠生活を過ごすのは、お腹の赤ちゃんにとってもよくありません。心配があれば薬の種類と飲んだ時期を産婦人科の医師に伝えて、問題がないかどうかを確認するようにしてくださいね。

妊娠中に風邪をひいたら?

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妊娠中は、できるだけ生姜湯やはちみつ大根など体を温める食事をしたり、睡眠をたっぷりとるなどで自然治癒できるのが理想ですが、風邪の症状がひどいときや長引く場合は、かかりつけの産婦人科を受診しましょう。ほかの病院にかかるよりも、妊婦さんの体の状態を一番理解してくれている医師のほうが適切な処置をしてくれます。

風邪に似た症状が現れるトキソプラズマやサイトメガロウイルスなどに感染していると、生まれてくる赤ちゃんに障害を及ぼすことがあるので、「ただの風邪だから大丈夫」と軽視せずに、きちんと病院を受診してくださいね。

妊婦は漢方薬を飲んでもいい?

漢方薬

風邪を引いても薬に頼るのは心配という人は、漢方薬を飲んでみましょう。漢方薬はお腹の赤ちゃんに直接影響を与えることはないといわれており、病院によっては処方してもらうこともできます。ただし、漢方薬も種類がたくさんあり、症状によって使い分ける必要があるので、きちんと薬剤師や医師に処方されたものを飲むようにしてくださいね。

イガイガするような喉の痛みがあれば、「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」、寒気を感じたときは血行をよくしてくれる「葛根湯(かっこんとう)」、鼻水が出るときは「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」などがおすすめです。

妊娠中は風邪予防を徹底しよう

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妊娠中に風邪薬を飲まなくてすむように、普段から風邪予防に努めることが大切です。以下に基本的な予防方法をご紹介しますので、ぜひ実践してくださいね。

食事と睡眠をしっかりとる

十分な栄養と睡眠をとるのは体を健康に保つのに不可欠。健康的な体を作ることは風邪予防の基本です。

家に帰ったら手洗い・うがい

家に帰ったときは、手洗いとうがいを徹底してください。ただし、うがい薬を使う場合は、妊娠に影響のある成分が含まれていないか念のため医師に相談しておきましょう。

ハンドジェルとマスクを常備

外に出かけるときは、ハンドジェルとマスクを常備しましょう。こまめにハンドジェルで消毒して、人が多くいるところではマスクをしておくとウイルスや細菌の侵入を防げます。特に、冬に外出するときはいつも着用するように習慣づけましょう。

加湿をする

乾燥するとウイルスなどが活発になるので、室内では加湿器などで湿度を高く保ちましょう。

どんなに予防しても風邪をひくことはあるので、そのときは医師と相談しながら薬を服用することも大切です。自分と赤ちゃんのためにも、正しく薬を使って無理のないマタニティライフを過ごせるといいですね。

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