離乳食がはじまると、外出するときや一時保育に預けるときなどにベビーフードを持っていく方は多いと思いますが、手作りの離乳食を持っていきたいときもありますよね。この記事では、離乳食期のお弁当におすすめのレシピを紹介します。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
離乳食期のお弁当におすすめのメニューは?
離乳食期にお弁当を持って外出するときは、基本的に食べ慣れた食材を使うようにしてください。もし初めて食べる食材を使う場合は、アレルギー症状が出た場合や心配ごとに備えて、かかりつけの医療機関を受診できる曜日の午前中に与えましょう。
離乳食初期〜中期にお弁当を作る場合は、基本のおかゆやパンがゆに、食べ慣れた食材をペースト状にしたり、きざんであえたりしたものを持参しましょう。
離乳食後期以降で手づかみ食べがはじまったら、おにぎりやサンドイッチ、蒸しパンやパンケーキなどを用意してあげると、出先でも食べやすいのでおすすめですよ。
離乳食初期〜中期では、お弁当を持ち運ぶ機会は少ないかもしれません。特に初期は1回食で量も少なく、母乳やミルクからの栄養が大半なので、お出かけの前後に離乳食を与えても良いですね。
離乳食のお弁当で気をつけることは?
離乳食のお弁当を作るとき・持ち運ぶときは、以下のポイントを押さえておきましょう。
● しっかりと火を通す
● 清潔な容器を使う
● 十分に冷ましてから、ふたをする
● 保冷バッグや保冷剤を使い、冷やす
● 長時間持ち運ばず、早めに食べる
● 食べるときは直射日光をさける
特に、梅雨の時期や夏場は、食べ物が傷みやすいので注意が必要です。気温や湿度が高い日に長時間のお出かけをするときは、お弁当ではなくベビーフードを持っていくほうが良いでしょう。
また、離乳食初期〜中期は水分量が多いメニューがほとんどなので、しっかりと密閉できる容器に入れ、さらにジップバッグなどに入れると安心ですよ。
離乳食初期お弁当レシピ
10倍がゆ(大さじ3~4)
材料(作りやすい量/大さじ約12杯分)
- 1小鍋にご飯と水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にしてフタをして15〜20分ほど加熱する。焦げつかないよう、ときどき底からかき混ぜる。
- 2ふっくらしたら火を止め、フタをして15〜20分ほど蒸らす。
- 3粗熱がとれたら、全体を裏ごしする。
- 電子レンジを使う場合は、ラップをかけ、端を少し開けて約10分加熱します。途中で数回取り出して混ぜます。そのまま20分蒸らして、裏ごししましょう。
- 作りやすい量を紹介しましたが、残った分は次の食事用に保存しておきましょう。1週間分くらいをまとめて作って、製氷皿などに入れて冷凍するのがおすすめです。
▼米から作る場合
かぼちゃバナナ
- 1耐熱容器に小さくカットしたバナナを入れ、電子レンジで20秒ほど加熱する。
- 21をフォークの背などでつぶすか、またはすり鉢ですりつぶし、かぼちゃペーストと混ぜる。
ほうれん草と鯛のうま煮
- 1鯛を鍋や電子レンジで加熱し、身をほぐし、すり鉢ですりつぶす。
- 2ほうれん草ペーストにだし汁と1を混ぜ合わせる。
しらすペースト
材料
- 1しらす干しをゆでる。
- 2水気を切り、すり鉢で細かくすりつぶしたら、お湯でのばす。
- 1塩気を取ることが目的なので、じっくりとお湯をかけるようにしましょう。
離乳食中期お弁当レシピ
7倍がゆ(50g)
材料(作りやすい量/約150g分)
- 1小鍋にご飯と水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にしてフタをして15〜20分ほど加熱する。
- 2ふっくらしたら火を止め、フタをして15〜20分ほど蒸らす。
- 3粗熱がとれたら、すり鉢でつぶす。
- 焦げつかないよう、少しずつ底から混ぜながら加熱しましょう。
- 電子レンジを使う場合は、ふんわりとラップをかけ、途中で数回取り出して混ぜながら約10分加熱します。そのまま20分ほど蒸らして、すりつぶしましょう。
- 作りやすい量を紹介しましたが、1食分の50g以外は次の食事用に保存しておきましょう。
白菜ミートパスタ
材料(1食分)
- 1トマトは湯むきして、種を取り、すりつぶす。
- 2白菜と玉ねぎは薄くスライスしてやわらかくゆで、みじん切りにする。
- 3マカロニはやわらかくゆでて、2mm程度に切る。
- 4鶏ひき肉と水大さじ1を小鍋で煮る。
- 54に1と2を入れ、さらに煮る。
- 63に5のソースをからませる。
鯛入りかぼちゃマッシュ
材料(1食分)
- 1鯛はゆでて、身をほぐす。
- 2玉ねぎはやわらかくゆで、みじん切りにする。
- 3かぼちゃはやわらかくゆで、つぶす。
- 41、2、3を混ぜ合わせる。
玉ねぎミックスベジタブル
材料(1食分)
- 1玉ねぎ、にんじん、ほうれん草をゆでて2mm角に切り、混ぜ合わせる(※1)。
- 1ミックスベジタブルをストックしておくと、さまざまな料理で活躍させることができます。大量に作って冷凍しておくのがおすすめです。
離乳食後期お弁当レシピ
5倍がゆ(90g)
材料(作りやすい量/約260g分)
- 1小鍋にご飯と水を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にしてフタをして15〜20分ほど加熱する。
- 2ふっくらしたら火を止め、フタをして15〜20分ほど蒸らす。
- 焦げつかないよう、たまに底から混ぜながら加熱しましょう。
- 電子レンジを使う場合は、ふんわりとラップをかけ、途中で混ぜながら約10分加熱します。そのまま20分ほど蒸らしましょう。
- 作りやすい量を紹介しましたが、1食分の90g以外は次の食事用に保存しておきましょう。
にんじんのパングラタン
材料(1食分)
- 1にんじんはやわらかくゆで、みじん切りにする。
- 2食パンは耳を取って1cm角に切り、牛乳をかけてなじませる。
- 31と2を混ぜ合わせ、耐熱容器に入れて粉チーズをかける。
- 43をトースターで2分程度焼く。
牛乳をたっぷり含んだ食パンの甘さと、粉チーズのしょっぱさが絶妙な味わいのパングラタン。ゆでたブロッコリーやじゃがいもをプラスしてもいいですね。大人のランチにもおすすめですよ。
ほうれん草蒸しパン
- 1材料をすべてボウルに入れ、泡立て器で混ぜる。
- 21の生地を型に流し、シリコンスチーマーに入れて電子レンジで2〜3分加熱するか、蒸し器で10分ほど蒸す。
かぼちゃと豆腐のおやき
- 1ボウルに、かぼちゃペースト、豆腐、片栗粉を入れ、泡立て器で混ぜる。
- 2フライパンに薄く油をひき、小判型にして弱火で焼く。
- 3焦げないように、返しながら両面を焼いていく。
じゃがいもとツナのチーズボール
材料(1食分)
- 1じゃがいもの皮をむき、0.5~1cm角程度にカットして耐熱皿に入れ、少量の水を加えてラップをかけ、やわらかくなるまで電子レンジで加熱する。
- 2プロセスチーズを5mm角程度の大きさに切っておく。
- 3ツナに沸騰したお湯をかけて湯通しする。
- 41がやわらかくなったら水分を捨て、スプーンなどでつぶす。
- 54に2、3を加えて混ぜ、ひと口サイズに丸める。
離乳食完了期のお弁当レシピ
小松菜の焼きおにぎり
材料(1食分)
- 1小松菜は5mm角のみじん切りにして、ゆでる。
- 2しらす干しは茶こしに入れ、お湯をかけて塩気を抜く。
- 3軟飯に1と2を混ぜて、おにぎりを作る。
- 4フライパンで両面に焼き色がつくまで焼く。
ひじき入りハンバーグ
材料(2食分)
- 1乾燥ひじきを水に戻して、みじん切りにする。
- 2玉ねぎをみじん切りにする。
- 3とうもろこしはゆでて粒に分けておく。
- 4ボウルに1、2、3とすべての材料を入れ、肉に粘り気が出るまで手でこねる。
- 54を適当な大きさに成形する。
- 6フライパンに薄く油をひき、5を入れてフタをして、中火で約1分半ずつ両面を焼く。
お出かけの食事に少しずつ慣らそう
外出先での食事はいつもと環境が違うため、なかなか食べないこともあるかもしれませんが、焦らずに少しずつ慣らしていきましょう。状況にあわせて、市販のベビーフードやレストランの離乳食メニューも活用してくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
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