この記事では、フードプロセッサーを使った離乳食レシピや使い方のコツをご紹介します。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
フードプロセッサーを離乳食で使うコツは?
フードプロセッサーは、基本的には食材を細かくカットするものです。
付け替え用のカッターの種類によっては、スライス・せん切り・おろし状にもでき、ミキサーのような使い方ができるものも増えています。簡単に下ごしらえできたり、撹拌(かくはん)ができるので、離乳食作りがぐっと楽になりますよ。
フードプロセッサーを使うときは、食材の仕上がりに合わせて回転時間を調整しましょう。
離乳食初期〜中期は回転時間を長めにして、食材をできるだけ細かくなめらかにします。後期は少しずつ回転させて、食材の形が少し残る程度にしましょう。
フードプロセッサーを使った離乳食初期レシピ
離乳食初期は、食材をなめらかにすりつぶし、ポタージュスープくらいトロトロにするのが目安です。慣れてきたら、赤ちゃんの様子を見ながら水分量を増やして、どろっとしたヨーグルト状にしてみてください。
レタスペースト
材料(3〜4食分/レタスの葉の大きさによる)
- 1レタスのやわらかい葉先部分をやわらかくゆでる。
- 21の粗熱を取り、小さくちぎったら、水を加えてミキサーやブレンダーでかくはんするかすりつぶす。
さつまいものポタージュトマト風味
- 1材料をすべて合わせて、ミキサーやブレンダーなどでかき混ぜる。
- 2小鍋に1を入れて、ひと煮たちさせる。
ほうれん草のパンがゆ
- 1食パンの耳を除いたやわらかい部分を、細かくちぎる。
- 21とミルク、ほうれん草ペーストをブレンダーでかくはんするか、すりつぶす。
- 32を小鍋に移し、沸騰させないようにひと煮立ちさせる。
フードプロセッサーを使った離乳食中期レシピ
離乳食中期前半は、食材の形が少し残る程度につぶします。後半からは食材をつぶさず、やわらかくした食材を2〜4mmほどの大きさにしましょう。
めかじきと豆腐のとろとろ
- 1めかじきはゆでて皮を取り除き、細かくほぐし、フードプロセッサーにかけてなめらかにする。
- 2小鍋に1、豆腐、だし汁を入れて火にかける。
- 32がふつふつと沸いてきたら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
にんじんポタージュスープ
材料(1食分)
- 1にんじん、玉ねぎ、さつまいもを細かくカットし、水で煮る。
- 21の具材がやわらかくなったら火を止め、ご飯を入れ、ひと煮立ちさせる。
- 32をフードプロセッサーにかけてなめらかにする。
納豆がゆ
- 1鍋に水と納豆を入れ、納豆がふやけてやわらかくなるまで煮て、フードプロセッサーにかける。
- 21にだし汁を加えてのばし、7倍がゆに混ぜる。
フードプロセッサーを使った離乳食後期レシピ
離乳食後期は、やわらかくした食材を5〜8mm角ほどの大きさにします。フードプロセッサーを使うような離乳食は少なくなりますが、材料にペーストが含まれていたり、撹拌(かくはん)したりすることもあるので、引き続き活用していきましょう。
鯛つみれの和風スープ
- 1玉ねぎ、ほうれん草は細かくみじん切りにする。
- 21と鯛、豆腐をミキサーやブレンダーで混ぜるか、すりつぶして混ぜ合わせる。
- 32に片栗粉を入れ、さらに混ぜる。
- 4鍋にだし汁を沸騰させ、3をひと口大に丸めて入れ、火が通るまで煮る。
豆乳の蒸しパン 青のり風味
材料(1食分)
- 1とうもろこしはゆでて、粒に分け、フードプロセッサーで細かくする。
- 21とホットケーキミックス、青のり、豆乳を混ぜる。
- 32のタネをカップに流し込み、蒸し器で蒸すか、スチーマーに入れて電子レンジで約2分加熱する。
かぼちゃと豆腐のおやき
- 1フードプロセッサーに、かぼちゃペースト、豆腐、片栗粉を入れて混ぜる。
- 2フライパンに薄く油をひき、小判型にして弱火で焼く。
- 3焦げないように、返しながら両面を焼いていく。
フードプロセッサーを使った離乳食完了期レシピ
バナナのグリーンスムージー
材料(1食分)
- 1小松菜をさっとゆでる。
- 2材料をすべてフードプロセッサーかミキサーで混ぜる(※1)。
- 1好みのフルーツや野菜を加えてアレンジしても。
- バナナ・りんごを初めて食べる場合は、加熱してから与えると安心です。
フードプロセッサーを活用しよう!
フードプロセッサーは、離乳食だけでなく大人用の料理やお菓子作りにも活躍するので1台あると便利です。選ぶときは、機能性だけでなく、使いやすさや手入れのしやすさ、安全性も確認してくださいね。
フードプロセッサーをはじめ、ブレンダーやミキサーなどの調理器具を使うと、時短で離乳食作りできるだけでなくメニューのレパートリーも増えます。ぜひ活用してみてくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。