赤ちゃんの平均身長と体重は?新生児期からどう成長していくの?

出産をすると、赤ちゃんの成長が日々気になりますよね。しっかり栄養がとれて、成長しているのか、体重が減ってないか、増えすぎてないか、わずかな数値の違いでもママは気になるもの。そこで今回は、新生児期から1歳までの赤ちゃんの平均身長と体重を、男女別に、時期ごとの成長の特徴を含めてまとめました。

赤ちゃんの平均身長と体重とは?

赤ちゃん 体重計

厚生労働省が約10年ごとに全国の乳幼児(無作為抽出)を対象に集計を行い、赤ちゃんの平均身長と体重を発表しています(※1)。調査実施日の時点で生後14日以上2歳未満の乳幼児に対し、男女別に身長・体重を調査した結果を平均値で表やグラフにしているもので、調査内容には頭囲や胸囲なども含まれています。

生後0ヶ月から1歳までの成長は、1年弱で体重は約3倍と、人が成長する中でもっとも成長が早い時期です(※2)。しかし、全体的な数値でいうと、前回の平成12年の結果から比べて体重が若干減少傾向にあり、出生体重が減りつつあるといわれています。

この背景には、年々妊婦さんの体重管理への意識が高まっていることや、健康志向の人が増えたことなどがあり、巨大児として生まれる赤ちゃんの数が減り、平均的な体重でも減少したとみられています。

しかしその反面、喫煙や飲酒、過度に痩せた体型の妊婦さんが昔よりも増えたことで、低体重児が増えた要因にもつながっているようです。

男の子の赤ちゃんの平均身長・体重曲線

成長曲線 男児

男の子の赤ちゃんは、10年前と比較すると、出生児の身長で約0.3cm減少、出生体重で約0.06kg減少しており、過去50年の集計結果の中でも一番低い数値となっています。

女の子の赤ちゃんの平均身長・体重曲線

成長曲線 女児

女の子の赤ちゃんは、10年前と比較すると、出生児の身長で約0.1cm減少、体重で約0.05kg減少しており、男の子同様過去50年の集計結果の中でも一番低い数値となっています。

ただ、10年前との差は男の子の結果よりも小さく、ほぼ同じくらいの身長・体重です。

新生児から1歳までの赤ちゃんの身長・体重はどう変化する?

芽 芽生え 成長 受精 生命 発展 発達 希望

新生児から1歳までの赤ちゃんの身長と体重は、実際にどんな風に変化するのでしょうか。ここでは、生後0ヶ月の新生児から1歳までの赤ちゃんを対象に、月齢ごとに男女別の平均体重と身長(パーセンタイル値)を、成長に関する特徴とともにご紹介します。

生後0ヶ月 1日のほとんどを寝て過ごす

男の子 女の子
身長 44.0~52.6cm 44.0~52.0cm
体重 2,100~3,760g 2,130~3,670g

生後0ヶ月の赤ちゃんは、生まれて5日目くらいまでは母乳やミルクを飲む量よりもうんちや汗で排出するものが多いため、体重は3~10%減少します。これは「生理的体重減少」といわれる自然現象で、1~2週間かけて元の体重に戻っていき、その後は1日に30g程度体重が増えていきます。1ヶ月後に体重が700~1,000g増えていれば母乳やミルクが足りている証拠です。

体重の減りが10%以上の場合は脱水や黄疸、低血糖などの可能性があります。また、体重が増えない場合は母乳やミルクがうまく飲めず栄養が不足している可能性があるので、医師に相談しましょう。

生後1ヶ月 ふっくらと丸い赤ちゃんらしい体型に

男の子 女の子
身長 50.9~59.6cm 50.0~58.4cm
体重 3,530~5,960g 3,390~5,540g

生後1ヶ月の赤ちゃんは、体重も増えて皮下脂肪がつくことで、ふっくらとした赤ちゃんらしい体型になります。身長も出生時から約6cmほど大きくなります。

体全体に筋肉がつきはじめることで、手足を伸ばしたりバタバタさせたりするように。標準的には、生後2ヶ月にかけても1kg、1日30gのペースで体重が増加していきます。

生後2ヶ月 ぽっちゃり体型でシワが深くなる

男の子 女の子
身長 54.5~63.2cm 53.3~61.7cm
体重 4,410~7,180g 4,190~6,670g

生後2ヶ月の赤ちゃんは、ぽっちゃりと丸い体型になり、出生児にくらべて約2倍に成長します。手足のくびれに大きなシワが目立ってくるのが特徴。手足が発達しはじめ、手を開いたりおもちゃを握ったり、指しゃぶりや、足をバタつかせて遊ぶようにもなります。

1日に25~30gほど増加していきますが、体型に男女差、個人差が出てきます。赤ちゃんの見た目にも個性が出てきますよ。1ヶ月健診も過ぎて他の子より大きい、小さいと心配になる時期ですが、平均身長はあくまでも参考程度にとどめておくようにしてくださいね。

生後3ヶ月 体重増加がゆるやかになる

男の子 女の子
身長 57.5~66.1cm 56.0~64.5cm
体重 5,120~8,070g 4,840~7,530g

生後3ヶ月頃から、これまでハイペースだった体重増加がゆるやかになっていきます。授乳やミルクの回数、タイミングが安定してきて、ママと赤ちゃんの生活リズムが少しずつできてきます。

この時期は、首がすわりはじめ、縦抱きでもしっかりと安定するようになります。両手を体の前で合わせたり、軽いおもちゃを持ち上げることができたりと、手先が器用に動かせるようになるのも特徴の一つ。自分の手の存在に気づきじっと見つめる「ハンドリガード」も生後3ヶ月頃によく見られますよ。

生後4ヶ月 成長スピードが落ち着いてくる

男の子 女の子
身長 59.9~68.5cm 58.2~66.8cm
体重 5,670~8,720g 5,350~8,180g

生後4ヶ月の赤ちゃんは、首がすわって運動機能も発達していくことで、体重の増加はゆるやかになり、しっかりとした体つきになっていきます。これまでの著しかった身長の伸びも生後4ヶ月以降は落ち着いていきます。

視覚や聴覚と手の運動が少しずつ連動しはじめ、音のする方向を向き、手を伸ばしてつかむといった動きが出て、筋力が自然とついていきますよ。泣くこと意外に声を出す場面も増えてくるでしょう。泣き声にも用途によって差が出てきて、ママも聞き分けることができるようになってきます。

生後5ヶ月 寝返りをしはじめ行動範囲が広がる

男の子 女の子
身長 61.9~70.4cm 60.1~68.7cm
体重 6,100~9,200g 5,740~8,670g

生後5ヶ月頃は、運動量が増加することで体重の増加ペースは落ち着き、ほとんどの子は首がすわって背骨がしっかりします。まだまだ二の腕や足にはシワが多くぽっちゃりしていますが、今後は寝返り、ハイハイ、あんよと体を自由に動かせるようになり、さらに引き締まった体つきになっていきますよ。

これまでのペースに比べると体重の増加がゆるやかになることから、栄養が足りていないのではと心配される方もいますが、赤ちゃんの機嫌がよく、排便回数も十分で、授乳時に母乳やミルクをよく飲むようであれば心配する必要はありません。

生後6ヶ月 寝返りする赤ちゃんが増える

男の子 女の子
身長 63.6~72.1cm 61.7~70.4cm
体重 6,440~9,570g 6,060~9,050g

生後6ヶ月の赤ちゃんは、支えてあげると少しの間ならお座りができるようになります。寝返りも上手になり、運動量がグンと増えるので体重は1日10~20gのペースに。ずりばいやハイハイをする子もいます。身長は1ヶ月で約1cm伸びますが、生後5ヶ月とほとんど変わらない赤ちゃんもいます。

体型や男女差によって赤ちゃんそれぞれの個性が際立っていく時期で、ふっくらした子もいれば、ほっそりとした子もいます。この時期から、わずかに乳歯が生えだし、母乳やミルクと並行して離乳食が始まります。

生後7ヶ月 お座りが安定しはじめる

男の子 女の子
身長 65.0~73.6cm 63.1~71.9cm
体重 6,730~9,870g 6,320~9,370g

生後7ヶ月の赤ちゃんは、「体型が引き締まった」と実感する時期です。お座りが上手になり、一人で座れる時間が長くなります。ハイハイやつかまり立ちを始める赤ちゃんもいて、行動範囲がどんどん広がるので、周囲に危ないものがないか確認するようにしましょう。

生後6ヶ月と体重の差がほとんどなく不安に感じるかもしれませんが、1ヶ月で300gほど体重が増加していれば問題ありません。身体的な成長も著しいですが、ここからは情緒面もどんどん発達し、欲求があるときには声を出して注意を引いたり、泣いてアピールしたりすることも増えてきます。

生後8ヶ月 ハイハイが上達して行動範囲が広がる

男の子 女の子
身長 66.3~75.0cm 64.4~73.2cm
体重 6,960~10,140g 6,530~9,630g

生後8ヶ月頃から、赤ちゃんごとの体型の特徴がはっきりしはじめます。ハイハイが上手になり、お座りが安定して両手を使えるようになるので、遊びの幅が広がります。早い子では、つかまり立ちや伝い歩きができるようになり、運動量が増していきます。

男女による差も目立つ時期で、女の子の方が男の子に比べて小ぶりになることが多いです。離乳食が3回になる家庭も増え、便の頻度や質が変化しはじめます。

生後9ヶ月 精神面での発達が目立つようになる

男の子 女の子
身長 67.4~76.2cm 65.5~74.5cm
体重 7,160~10,370g 6,710~9,850g

生後9ヶ月の赤ちゃんは、つかまり立ちや伝い歩きも増えますが、まだ移動したいときはハイハイの子も。ハイハイのスピードが上がったり、様々な部位を駆使して動いたりすることで、より引き締まった体つきになっていきます。

周囲への関心が高まり喃語が増えてくる時期で、「あー」「くー」と言葉を発したり、大人のしぐさを見てバイバイなどの真似をしたりするように。精神面の発達がめざましい時期でもあるので、赤ちゃんとコミュニケーションをとるときは、返事や相づちを打ってあげましょう。記憶力が発達してママやパパに後追いする子もいます。

生後10ヶ月 つたい歩きが安定しはじめる

男の子 女の子
身長 68.4~77.4cm 66.5~75.6cm
体重 7,340~10,590g 6,860~10,060g

生後10ヶ月の赤ちゃんは、つかまり立ちから伝い歩きをはじめ、後半になるにつれて、伝い歩きからお座りする動作も安定してきます。身長・体重に大きな変化はないので、おおよそ成長曲線にそっているようであれば問題ありません。

伝い歩きが安定することで視野が広がり、どこにでも行って興味のあるものに手を伸ばします。後追いもピークになる時期で、ママやパパの姿が見えなくなると慌ててトイレやお風呂まで探しにくることも。後追いは赤ちゃんの脳が発達している証なので、会話をしたり、スキンシップをとったりしながら安心させてあげましょう。

生後11ヶ月 大人の言葉を理解し合わせた行動ができる時期

男の子 女の子
身長 69.4~78.5cm 67.4~76.7cm
体重 7,510~10,820g 7,020~10,270g

生後11ヶ月の赤ちゃんは、何かにつかまって一人で立ち上がる動作がスムーズになったり、つたい歩きのスピードが増したり、数秒なら支えなしで立つことができます。指先に力がこめられるようになり、マグカップを自分で持って飲むことや、絵本のページをめくるなどと、器用になっていきます。

言葉の理解が進み「ちょうだい」というと渡してくれるなど、意思疎通ができはじめます。離乳食は3回食で1日に必要な栄養の70%程度を摂るようになるので、手づかみで食べられるものを増やして食べる意欲を育てていきましょう。

生後12ヶ月 体重は生まれたときの約3倍に

男の子 女の子
身長 70.3~79.6cm 68.3~77.8cm
体重 7,680~11,040g 7,160~10,480g

生後12ヶ月は、満1歳。身長は生まれたときの1.5倍、体重は3倍ほどにまで成長します。今後は体重や身長の増加がさらにゆるやかになり、筋肉もしっかりしてくることから引き締まった幼児体型になっていきます。

1人立ちで2~3歩、歩くことができる赤ちゃんもいますが、1歳頃の体型や身体能力、発達状況には個人差があるので、他の子と比べすぎないようにしましょう。

1~5歳までは、睡眠時に身体機能の成長や脳の発達に影響を与える「メラトニン」というホルモンが一生のうち最も分泌される時期です。日中は日を浴び、夜は暗くして眠るといった生活リズムをきちんと整え、質の高い眠りを心がけることで赤ちゃんの成長をサポートしてあげましょう。

赤ちゃんの身長・体重の差は個性

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赤ちゃんの成長には、身長の高い・低い、大きめの子・小さめの子など、個性があります。大人でも同様に身長や体重に差がありますが、赤ちゃんの頃は何故かよく比較されることがありますよね。

同時期に産まれたからといって、全員が同じペースで成長するわけではありません。赤ちゃん自身のペースで成長をしていくので、ママやパパは不安に思ったり焦ったりするよりも、赤ちゃんが笑顔で元気よく毎日を過ごせていることを重視しましょう。

どうしても気になる点があれば、乳児健診やかかりつけの小児科などに、相談してみましょう。

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