男性の育児休暇の取得率は?育休の期間やメリット・デメリットとは?

男性の育児休暇は法律で認められている大事な権利の一つで、取得したいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、その一方で、実際に育児休暇を取得している男性は女性に比べて圧倒的に少なく、まだまだ一般的とはいえない状況です。そこで今回は、育児休暇の取得を検討しているパパや、パパに育児休暇を取ってもらいたいと思っているママに向けて、男性の育児休暇の取得率や期間、男性が育休を取るメリットやデメリットなどについてご説明します。

男性も育児休暇が取れるの?

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育児休暇は、条件さえ満たせば、男女関係なく誰でも取得できることが育児・介護休業法で定められています(※1)。

育児休暇取得の条件とは?

育児休暇は次の条件を満たしていれば男性も取得できます(※1)。

● 育児休暇の申し出時に、1歳未満の赤ちゃんを育てている、またはその予定がある
● 会社や事業所などに雇用されている会社員・労働者である

ただし、有期契約社員の男性は、これらに加えて次の3つを満たしている必要があります(※1)。

● 現在の勤め先で1年以上働いている
● 赤ちゃんが1歳6ヶ月になるまでの間に、雇用契約が無くなることが明らかではない
● 赤ちゃんの2歳の誕生日の前々日までに雇用契約が終了し、更新されないことが明らかではない

男性の育児休暇の取得率は?

統計 グラフ

内閣府男女共同参画局の男女共同参画白書(平成27年版)によれば、平成25年度の男性の育児休暇取得率は、民間企業で約2%、国家公務員で約3%となっています。

前年度と比べ、民間企業でも国家公務員でも、男性の育児休暇取得率は増えていますが、女性と比べると依然として低く、男女間に大きな差があるのが現状です(※2)。

男性の育休期間はどれくらい取れるの?

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男性の育休は、原則として、子供が満1歳になるまでの間で、本人が希望する期間だけ取れます。例えば、赤ちゃんが2018年11月1日に生まれた場合、2019年10月31日までの間で、希望する時期に育児休暇を取ることができます。

ただし、子供が1歳以降に保育所などに入れないといった一定の要件を満たせば、育休を取得できる期間を1歳6ヶ月まで延ばすことができます。

また、企業によっては、子供が満3歳になるまで取得できるなど、法律を上回る制度を定めているところもあるので、勤務先に制度を確認してみましょう(※1)。

男性の育児休暇はどうやって取得するの?

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男性が育児休暇を取得するには、育児休暇開始の1ヶ月前までに勤め先へ申し出る必要があります。その際に以下の情報が必要になります。

● 申し出た日の年月日
● 育児休暇を取得する人の氏名
● 赤ちゃんの氏名(出産前の場合は妻の名前)
● 赤ちゃんの生年月日(出産前の場合は出産予定日)
● 育児休暇を取得する人の赤ちゃんとの続柄
● 育児休暇の開始予定日と終了予定日

申し出に必要な書類を会社が用意している場合もあるので、まずは勤務先の担当部署などに確認してみてください(※1)。

男性の育児休暇中は給料が出なくなるの?

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会社の制度次第ですが、男性が育児休暇を取得すると、場合によっては給料がもらえなくなることがあります。ただしそのときは、以下の条件を満たしていれば雇用保険から育児休業給付金が毎月支給されます。

● 育児休暇を取得するときに、1歳未満の赤ちゃんを育てていること
● 雇用保険の一般被保険者であること
● 育児休暇に入る前の2年間のうち、11日以上働いた月が12ヶ月以上あること

育児休業給付金では、育児休暇の開始から180日目までは給料の67%に相当する金額が、それ以降は給料の50%に相当する金額が支給されます。

また、育児休暇中は、経済的支援として健康保険と厚生年金保険の保険料が免除され、保険料が納付されたものとして取り扱われます(※1)。

男性が育休を取るメリットとデメリットは?

メリット デメリット 良い 悪い

男性が育休を取得すると、家庭や職場にさまざまなメリットがある一方で、残念ながらデメリットもあります。

ここでは男性が育休で得られるメリットとデメリットの一例を紹介します。

メリット

● 時間を大切に使う意識が強まり、仕事の効率が上がる
● 職場が育休を取りやすい雰囲気になる
● 家族と一緒に過ごす時間が増える
● 子供との距離が縮まる
● 夫婦関係がよくなる

デメリット

● 一時的に収入が減る
● 一時的に同僚に負担をかけることになる
● 「パタハラ」を受けることもある

残念ながら男性の育児休業取得について、未だ理解を得られない職場は多いようです。

そのような環境の中で男性が育休を取ると、育休取得を理由に嫌がらせを受けたり、職場や上司から解雇や評価が下がることなどをほのめかされるなど、いわゆる「パタハラ(パタニティー・ハラスメント)」を受けることも。

なお、このような不利益な扱いを受けたら、相手に対してはっきりと意思を伝えたり、会社の担当窓口や都道府県労働局に相談しましょう(※1)。

男性も育児休暇の取得を検討してみましょう

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徐々にではありますが、子育てを後押しする仕組みや制度が増えてきています。しかし一方で、男性が育児休暇を取得するのはまだ一般的ではありません。

子供の成長はあっという間で、二度と同じ瞬間はありません。育休を取得して家族で一緒に過ごす時間は何事にも代えがたい大切な時間になるでしょう。男性が育児休暇を取得するのは勇気がいることかもしれませんが、一度検討してみてはいかがでしょうか。

家族にとって最良の選択ができるといいですね。

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