赤ちゃんの生活リズムはいつから?新生児も昼夜のリズムはある?

監修専門家 助産師 佐藤 裕子
佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ

寝て、起きて、泣いて、飲んで…生まれたばかりの赤ちゃんには、生活リズムというものがありません。成長するにしたがって自然とリズムが整っていくものですが、ママが少しお手伝いしたり工夫したりすることで、スムーズに生活リズムを作ることができます。今回は、赤ちゃんの生活リズムについて、新生児期から生後12ヶ月までのポイントをご紹介します。

赤ちゃんの生活リズムはいつから整えたらいいの?

赤ちゃん 寝る 夜

人は、朝は太陽の光を浴び、夜暗くなったら寝る生活をすることで、生活リズムの基礎ができあがっていきます。赤ちゃんの頃から早寝早起きのリズムを作っておくことは、健康のために大切なことです。

赤ちゃんのうちから夜ふかしを続けていると、ホルモンバランスや自律神経が乱れる原因となり、日中にボーっとしたり、キレやすくなったりする可能性があるといわれています。

そのため、生後2〜3ヶ月頃から、徐々に赤ちゃんの生活リズムを整える意識をしていきましょう。生後3ヶ月を過ぎたら、早寝早起きの習慣をはじめ、生活リズムにメリハリをつけていきたいですね。

新生児期の赤ちゃんも生活リズムをつける方がいい?

新生児

新生児期の赤ちゃんは、2~3時間おきに眠っては起きておっぱい・ミルクを飲み、また眠っては起きておっぱい・ミルクを飲む、の繰り返しで、1日の睡眠時間は16~20時間ほどになります(※1)。

その間、ママやパパは赤ちゃんが起きるたびに、おむつ替えをすることになるのが一般的です。

新生児にはまだ昼夜の区別がないため、この時期の赤ちゃんは「生活リズムを整えなきゃ」と焦る必要はありません。

赤ちゃんの生活リズムは?

時計

生後1ヶ月から12ヶ月までの赤ちゃんの生活リズムの変化と、各月齢での生活リズムの整え方を見ていきましょう。

生後1・2ヶ月の赤ちゃんの生活リズム

睡眠

まだ昼夜の区別はつかず、基本的には1日のほとんどを寝てすごしています。生後2ヶ月頃になると、少しずつ昼間に起きている時間が長くなってきますが、まだリズムは整いません。

授乳

起きているときは、ほぼおっぱい・ミルクを飲んでいます。

生活リズムの整え方

生後1・2ヶ月頃は、まだ赤ちゃんのペースにあわせていて大丈夫です。

しかし、この頃から少しずつママが昼夜の違いを明確に示してあげることも大切です。朝起きたらカーテンを開けて朝日を取り入れ、夜寝る頃には部屋を暗くして静かな環境にすることで、赤ちゃんは昼夜を認識し、生活リズムの基礎が作られていきます。

生後3・4ヶ月の赤ちゃんの生活リズム

睡眠

徐々に夜まとまって眠るようになり、昼寝の時間や夜寝る時間が決まってくるので、少しずつお世話が楽になります。

授乳

睡眠と同時に、授乳の間隔やタイミングも整ってきます。

生活リズムの整え方

生後3・4ヶ月頃になったら、少しずつ生活にメリハリをつけ、規則正しいリズムを心がけていきましょう。

天気のいい日は、昼間に外に連れ出して、好奇心を刺激すると、夜の寝つきがよくなります。また、夜寝る前の決まった時刻にお風呂に入れると、すんなり寝てくれるようになることもありますよ。

生後5・6ヶ月の赤ちゃんの生活リズム

睡眠

日中は起き、夜は寝る、という生活リズムが身についてくる頃です。昼寝は、だいたい午前と午後の1回ずつで、時間帯が決まってきます。

授乳&離乳食

人によっては離乳食をあげはじめる時期です。あげる場合は、ある程度決まった時間にあげることになります。ただし、メインはまだおっぱい・ミルクなので、授乳のリズムを優先させます。

生活リズムの整え方

就寝時刻や睡眠時間に関係なく、毎朝ほぼ同じ時間に起こすようにしましょう。生後6ヶ月頃からは好きなだけ昼寝させるのはストップし、一定の時間がたったら起こすようにすると、夜の寝かしつけがスムーズになります。

生後7・8ヶ月の赤ちゃんの生活リズム

睡眠

生後7・8ヶ月頃は夜泣きをする赤ちゃんが多く、睡眠リズムが崩れることがあります。

授乳&離乳食

離乳食が順調に進んでいれば2回食になる時期ですが、まだ個人差があります。ハイハイができるようになると運動量が増えてくるので、よく食べるようになってきます。

生活リズムの整え方

夜泣きで夜中に起こされるので、ついつい朝寝坊してしまいがちですが、朝はできるだけ決まった時間に起きて、赤ちゃんも起こすようにしましょう。夕方の昼寝を控えると、夜ぐっすり寝てくれることもあります。

歯が生えてくる時期なので、歯のお手入れが日課に加わってきます。夜寝る前に、ガーゼや綿棒で歯の汚れを拭くことを習慣化すると、より生活リズムを整えやすくなりますよ。

生後9・10ヶ月の赤ちゃんの生活リズム

睡眠

多くの赤ちゃんが夜まとまって寝られるようになりますが、夜中に数回起きてしまう子もいます。

授乳&離乳食

離乳食が1日3回になり、食べられる食材が増え、様々な味を覚えていく頃です。それにあわせて授乳回数は以前よりも減りますが、離乳食の後やお散歩から帰ってきた後など、決まったタイミングにほしがります。

生活リズムの整え方

生後9ヶ月を過ぎたら、夜寝る時間をしっかり決めるようにしましょう。昼寝は午後1回にして、20時までに寝かしつけるのが理想です。つかまり立ちやつたい歩きを始めるので、自分でどんどん動くようになります。日中に体を動かす遊びをたくさんさせると、夜ぐっすり寝れますよ。

離乳食を朝・昼・晩の、ほぼ決まった時間に与えることで、生活リズムを整えやすくなります。

生後11・12ヶ月の赤ちゃんの生活リズム

睡眠

引き続き昼寝をしたり、夜中に起きたりはするものの、昼夜の区別がはっきりしてきます。 歩けるようになるので自然と活動量が増え、寝つきもよくなります。いつもの就寝時間になると、自分から寝室に行こうとする子もいますよ。

授乳&離乳食

すでに卒乳・断乳を終え、離乳食のみになっている赤ちゃんもいます。離乳食だけでは補えない栄養を補う「補食」としておやつをあげますが、与えすぎると食事のリズムが崩れてしまうこともあるため注意しましょう。

補食の目安は、午前と午後の2回の合計で、1日に必要なカロリー(およそ1100kcal)の15〜20%です。

生活リズムの整え方

生活リズムが整ってくるので、だいぶお世話をしやすくなります。ママは夜更かししたくなってしまうかもしれませんが、ママの生活リズムが崩れると、赤ちゃんも崩れてしまいがちなので注意しましょう。

赤ちゃんがまとめて夜寝るのはいつから?

赤ちゃん 寝る 睡眠 お昼寝

新生児期から生後2ヶ月頃までは、昼間も夜も関係なく、寝たり起きたりしますが、生後3・4ヶ月頃になると、夜になったら寝るリズムが少しずつ身についてきます。しかし、まだ夜中に起きることがほとんどで、日中は2回ほど昼寝が必要です。

生後7ヶ月を過ぎると、夜にまとめて寝るようになりますが、夜泣きをすることもあります。夜泣きには個人差があり、早い赤ちゃんでは生後3ヶ月頃から始まります。また、1歳までは夜泣きをしなかったのに、1歳を過ぎてから急に始まることもあります。

一般的には、3〜4歳頃までには、夜泣きは少なくなってくるといわれています(※2)。夜泣きをしなくなれば、一晩中寝るようになるので、ママもぐっと楽になりますよ。あまりにも夜泣きが続く場合は、乳幼児健診で相談してみましょう。

寝かしつけはいつからしたらいいの?

生後2ヶ月頃までは授乳をしたらそのまま自然と寝ることが多く、生後3ヶ月を過ぎると、徐々に寝かしつけが必要になってきます。

寝かしつけるためには、抱っこする、添い寝する、添い乳をするといったように様々な方法があります。赤ちゃんの好みもあるので、いろいろ試してみて、ぴったりの寝かしつけ方法が見つかるといいですね。

歯が生え始めたら、授乳や添い乳以外の方法で寝かしつけるようにしましょう。おっぱいやミルクを飲んだまま寝てしまうと虫歯の原因になるからです(※3)。また、授乳が寝かしつけの儀式になってしまうと、卒乳が遅くなることもあります。

赤ちゃんの生活リズムを整えて健康的に過ごそう

赤ちゃん ママ あんよ

赤ちゃんの生活リズムが整うと、ママも自分の時間が持てたり、規則正しい生活を送れたりするので、育児がぐっと楽になるはずです。生後2ヶ月を過ぎた頃から、少しずつ生活リズムを整えることを心がけていきましょう。

赤ちゃんの成長に合わせて、寝る時間や授乳・食事の時間を決めていくと、自然と生活リズムを作っていくことができますよ。ママも早寝早起きを心がけて、赤ちゃんと一緒に健康的な毎日を送れるといいですね。

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