赤ちゃんの眉毛がなかったり薄かったり、反対に濃かったり太かったりすると、周りの赤ちゃんと見比べて、違いが気になるというママ・パパは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんの眉毛がなかったり薄かったり、濃かったり太かったりするのはよくあることなのか、詳しくご説明します。
赤ちゃんの眉毛が濃い・ない・太いのはよくあること?
赤ちゃんの髪や産毛の量、生え方には個人差があります。眉毛も同じで、生まれたときから濃い眉毛の赤ちゃんもいれば、産毛のような薄い眉毛の赤ちゃん、まったく生えていない赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの眉毛がなかったり薄かったり、濃かったり太かったりしても、基本的に心配しすぎる必要はありませんよ。
生まれたばかりの赤ちゃんの毛は胎児の頃に生えた産毛がほとんどで、成長するごとに生え変わります。生え変わるときに濃さ・薄さ・量なども変化するので、今の状態がずっと続くわけではありませんよ。
赤ちゃんの眉毛が濃い・太いときはカットしてもいい?
赤ちゃんの眉毛が濃かったり太かったりしたら、カットして整えたくなるかもしれません。
しかし赤ちゃんはじっとしてくれないので、眉毛をカットしようとしてカミソリやハサミを使うと、肌や目を傷つけてしまう恐れがあります。赤ちゃんの眉毛はカットはしない方が良いでしょう。
先ほど述べたように、今の時点で赤ちゃんの眉毛が濃かったり、太かったりしても、成長とともに落ち着いてくることもあります。
なかには赤ちゃんのときは左右の眉毛がつながっていたのに、3歳ごろにはまったくつながっていなかったという子もいますよ。
一時的に気になるかもしれませんが、今だけの赤ちゃんらしい姿だと思って見守ってあげてください。
赤ちゃんの眉毛がなくても生えてくる?
多くの赤ちゃんが、成長とともに眉毛が生えてきます。「生まれたばかりの赤ちゃんに眉毛がなかったら、大人になっても眉毛が生えてこないのでは?」と心配してしまうかもしれませんが、気長に待ってみましょう。
「どうしても眉毛を生やしたい」と、赤ちゃんに眉毛用の育毛剤やまつげ美容液などを使うのは避けてください。刺激が強く、赤ちゃんの肌や目を傷つけてしまう可能性があります。
赤ちゃんの眉毛が赤い・カサカサなのは病気なの?
赤ちゃんの眉毛の周りが赤くなっていたりカサカサしたりしている場合は、赤ちゃんに起こりやすい「脂漏性湿疹」の可能性があります(※1)。
脂漏性湿疹は生後1ヶ月以内に発症することが多く、頭や顔、特にひたいや眉毛まわり、小鼻まわりの毛穴に沿って、赤くなったりじゅくじゅくしたり、脂っぽいフケのようなものやかさぶたができたりします。
このような脂漏性湿疹の症状が見られた場合、まずは清潔にすることが重要です。以下を参考に対処してあげてください。
脂漏性湿疹の対処法
かさぶたが多いときは、お風呂の前にベビーオイルやオリーブオイルをつけてあげるといいでしょう。眉毛を洗うときはママの手のひらで石鹸を十分に泡立ててから、手や柔らかいガーゼなどでもむように洗ってあげてください。
また、赤ちゃんの爪が伸びていたり鋭くなっていたりするときは切って短くし、眉毛の周りをなるべくかかないようにしてあげましょう。
それでも治りが悪いときやかゆみが強いときは、かかりつけの小児科医か皮膚科で診てもらいましょう。
赤ちゃんの眉毛で悩みすぎないで
まわりの赤ちゃんと自分の赤ちゃんの眉毛に違いを見つけると、ついつい気になってしまいますよね。しかし眉毛の濃さや太さ、生えてくる時期などは個人差があるため、心配しすぎる必要はありません。
ただし赤みがあるときは脂漏性湿疹やその他の湿疹の可能性もあるので、肌の様子もみるようにしてくださいね。