【赤ちゃんの後追い!】いつからいつまで続くの?理由と5つの対処法

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 監修記事一覧へ

赤ちゃんが生まれて半年を過ぎると、少しずつママやパパを認識しはじめることで、「後追い」が始まります。どこへ行くにもついて来てしまい、少しでも離れると泣いてしまう赤ちゃんもいます。家事が進まずイライラしたり、悩んだりしてしまうママも多いようですね。そこで今回は、赤ちゃんの後追いについて、時期はいつからいつまでなのか、先輩ママの体験談や対処法、後追いの意味、しない理由などについてご説明します。

赤ちゃんの後追いとは?行動の意味は?

赤ちゃん 後追い 女の子

赤ちゃんの後追いとは、目の前にいたママがいなくなると「すぐに戻って来る」ということが理解できず、不安で泣き出したり、探し回ったりする行動のことです。

トイレや洗濯物を干して戻るまでのちょっとした時間でも泣かれてしまうと、ママは家事がはかどらず、イライラしてしまうかもしれませんね。

しかし、赤ちゃんの後追いは一時的なことで、ママを絶対的に信頼することができるようになったという成長の証です。

赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?

カレンダー スケジュール

赤ちゃんの後追いが始まる時期には個人差があります。早い子だと生後7~8ヶ月頃からみられ、生後9~11ヶ月頃にピークを迎えることが一般的です。そして、1歳半頃までには落ち着くことが多いようです。

後追いが始まる時期には、赤ちゃんは泣いて自己主張することが増え、人見知りや場所見知りなどもするようになります。

同時に、ママへの執着がとても強く、それをアピールできるようになる時期でもあります。パパでさえ拒否する赤ちゃんもいて、ママは少し大変に感じるかもしれませんね。

記憶力が発達するにつれて、赤ちゃんは「ママが戻ってくること」を学んでいきます。そのため後追いは、1歳〜1歳半頃までに落ち着くことがほとんどです。

また、環境の変化に対応できるようになることや、1人遊びができる集中力がついてくることで、少しずつ後追いをしなくなってくるともいわれています。

赤ちゃんが後追いするときの対処法は?

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赤ちゃんの後追いが始まると、なかなか進まない家事にイライラしてしまうだけでなく、どこでも構わず後追いするため、赤ちゃんに危険が伴ってしまいます。

後追いがピークの時期は、ハイハイからつかまり立ち、伝い歩きと、赤ちゃんの行動範囲がどんどん広がります。赤ちゃんが色々な場所に手を伸ばすことによる異物の誤飲や、転倒による怪我をしかねない状態です。

この時期は、赤ちゃんの行動が把握できる場所で家事をするのがベストですが、そううまくいくとは限りません。

後追いの対処法を、先輩ママの体験談と合わせてご紹介します。ママがイライラしないコツや、赤ちゃんが安全に過ごせるコツもあるので参考にしてみてくださいね。

1. 家事を頑張らない

後追いの時期は家事にかける時間を減らし、その分、赤ちゃんと一緒にいてあげるようにしてあげましょう。赤ちゃんとママとの信頼関係が深くなるほど、後追いも早く卒業できるといわれています。

家事は最低限に

うちの息子は、私がトイレに行った一瞬ですらも後追いしてきました。トイレが階段の近くにあったのでドアを閉めるのが怖く、常にトイレのドアを開けたまま用を足していました。
幸い、夫のことは拒否しなかったので、最低限の家事は夫に協力してもらって乗りきりました。息子が後追いをしていた期間は、掃除機は大変なので諦めて、手軽にさっと掃除ができるモップだけを使っていましたよ。(Yさん)

2. 外出してママと赤ちゃんの気分転換をする

家の中に閉じこもっていると、赤ちゃんのママへの愛着が強くなり、後追いが激しくなってしまうケースもあります。

公園や子育て支援センターなど、月齢の近い親子が集まる場所に出かけて気分転換するのもおすすめです。夜であれば、ベランダに出て夜風にあたることも一つの方法ですよ。

3. 離れるときは声がけを徹底する

ママが急にいなくなると赤ちゃんの不安を煽ってしまい、後追いが悪化することもあります。たとえ短時間でも、赤ちゃんのそばを離れるときは「すぐに帰ってくるから待っていてね」と、その都度声をかけてあげましょう。

ママが一時的に離れても、戻ってくることが認識できるようになると、後追いは治まってくることもあります。何度も繰り返して伝えて、赤ちゃんに理解させてあげることが大切ですよ。

4. 危ない場所はガードする

ママの姿を探して、キッチンや階段、浴室など危険な場所に、赤ちゃんが1人で移動してしまうこともあります。赤ちゃんから目を離すときは、必ず周囲に危ないものがないか確認したうえで、ベビーゲートなどを置いて守ってあげましょう。

私の姿が見えていればベビーサークルでもOK

ハイハイができるようになった頃から、後追いが始まりました。娘は、私の姿が見えたり、声が聞こえたりすれば泣くことはなかったので、ベビーサークルを重宝しました。ベビーサークルを使うときは、手が届くところにコンセントなどの危ないものがないか、しっかり確認してくださいね。( Nさん)

5. おんぶ紐や抱っこ紐を活用する

赤ちゃんの後追いが激しい場合は、抱っこ紐やおんぶ紐を活用するのも一つの手です。しかし、ママの体には負担がかかるので、どうしてもやらないといけない家事をするときだけ使うなど、工夫してくださいね。

おんぶ紐と抱っこ紐のダブル使い

娘が8ヶ月になってハイハイができるようになった頃から、後追いが始まりました。ほんの一瞬でも私の姿が見えないと大泣きしてしまい、本当に困りました。
家事にかける時間は少し減らしたけれど、離乳食を作ったり、洗濯物を干したり取り込んだりするのは、避けて通れない道。
どうしてもやらなくてはいけない家事は、おんぶ紐と抱っこ紐を使い分けてこなしました。
後追いがはげしかった娘は、ママ大好きっ子に成長しています。( Tさん)

赤ちゃんが後追いをしない理由は?

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赤ちゃんのなかには、後追いをしない子もいます。同じ月齢の子たちが後追いし始めているのに、自分の子だけ後追いをしないと「どうしたんだろう?」と思うこともありますよね。

後追いをするかしないかは、赤ちゃんの性格が大きく影響します。

たとえば、1人遊びが好きな赤ちゃんは、遊びに熱中している間はママが側にいなくても気づかないことがあります。

また、兄弟や祖父母など、多くの家族と一緒に住んでいると、「ママは自分にとって特別な人」という意識が強くなく、ママだけを追いかける後追いがみられないこともあります。

赤ちゃんが後追いをしないと、自閉症ではないかと思うママやパパもいるようです。しかし、後追い以外に気になることがなければ、赤ちゃんが後追いをしないのは性格によるものがほとんどです。

ママと視線が合わない、笑わない、名前を呼ばれても反応しないなど気になることがあれば、乳児健診や小児科で相談してみましょう。しかし、それもあくまでも兆候の一つに過ぎず、決定的な判断基準にはなりません。

赤ちゃんが後追いするときは満足するまでかまってあげよう

赤ちゃん ママ 抱っこ 幸せ

赤ちゃんの後追いの一番の対処法は、赤ちゃんが満足するまでかまってあげることです。

この時期はパパや家族にも協力してもらい、家事は最低限にして「赤ちゃんとの時間」と割り切ることも大切です。たっぷり愛情を注いで、赤ちゃんを満足させてあげましょう。

赤ちゃんの後追いが続いているうちは、家事などをスムーズにできないことに焦りを感じることもありますよね。しかし、赤ちゃんが後追いをするのはわずかな期間です。

少しくらい家事ができていなくても生きていけるくらいのおおらかな気持ちで、赤ちゃんに接してあげると良いですね。

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