初めての離乳食の作り方!レシピや必要なものを詳しく紹介!

赤ちゃんが生後5〜6ヶ月くらいになると、離乳食のスタート時期について考え始めますよね。しかし、最初のうちは母乳やミルク以外のものを与えることに不安や心配もあるもの。何を使ってどうやって離乳食を作ったらいいのか分からないというママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、初めて離乳食を作るママに向けて、作り方やレシピ、必要なものをご紹介します。

赤ちゃんの離乳食ってどんなもの?

離乳食 おかゆ 粥 カリフラワー リンゴ

厚生労働省によると、離乳とは、「母乳または育児用ミルク等の乳汁栄養から幼児食に移行する過程」をいいます(※1)。離乳食は、幼児食に移行するまでの間に、噛み方や飲み込み方を練習するために、赤ちゃんの成長に合わせて形態を変えながら作る食事のことです。

離乳食は、「初期」「中期」「後期」「完了期」の4つの時期に分けられます。

初期は、口に入れたものをただ飲み込み、中期では、食べ物を嚙み始めようとします。後期になると、実際に歯を使って噛むようになり、完了期では、大人と同じように咀嚼して食事ができるようになります。

ひとつひとつのステップを踏みながら、段階的に進めていくことが大切です。

初めての離乳食に必要なものは?

計量スプーン グッズ

離乳食は、大人が食べる食事とは硬さや味つけ、量が違います。離乳食後期~完了期になれば、大人の食事から取り分けて味を薄めて与えることもできますが、初期や中期では、離乳食のためだけに調理をする必要があります。

使うもの(調理道具や器具など)も大人用とは別に用意すると便利です。ここでは、離乳食に必要なものについて、準備しておきたい調理道具や器具、あったら便利なものをご紹介します。

ミルクパンのような小さな鍋

小さな鍋は、おかゆ作りや、野菜を茹でたり煮たりするのに使います。赤ちゃんが食べる量は少ないので、小さな鍋のほうが作りやすいですよ。

すり鉢とすりこぎ・裏ごし器

離乳食初期~中期は、乳歯が生え始める時期で、まだ上手に噛むことができません。後期に入るくらいまでは、すりつぶしたり裏ごししたりして与えることが多いので、使用頻度が高いアイテムです。

小分けできる保存容器や製氷器

離乳食期は1回に食べる量が少ないので、毎回作るよりも、一度にある程度の量を作って冷凍保存しておくと便利ですよ。少量を保存できる小分け容器や製氷器を使って、おかゆやおかずを冷凍し、食べるときに解凍して調理しましょう。

計量カップや計量スプーン

計量カップや軽量スプーンは細かく測れるものがあると、おかゆの状態を調節したり、食材や調味料を少しだけ使うときに便利です。

初めての離乳食の作り方・レシピは?

離乳食 10倍粥 レシピ おかゆ

初めての離乳食は、「おかゆ」でスタートします。最初はほとんどが水分でサラサラとした10倍粥を与えます。

10倍粥のレシピ

材料(作りやすい分量)

米…大さじ2(30g)
水…300〜400cc

作り方

1. 米は洗って30分〜1時間ほど浸水させておく。すでに炊いたお米を使う場合は、ごはんと水の割合を1:5にしましょう。

2. 最初は強火にかけ(蓋はしない)、煮たってきたら弱火に(蓋は少しずらしておく)。吹きこぼれや焦げつきに気をつけてくださいね。

3. ときどきかき混ぜて様子をみながら弱火でコトコト20〜30分煮込み、火を止めて少し蒸らします。

4. 鍋からおろし人肌温度くらいに冷ましたら、すり鉢でトロトロになるまですりつぶすか、裏ごしして完成です。

初日に与える量は小さじ1杯、その翌日も小さじ1杯、3日目以降から様子を見て2杯、3杯と増やしていきましょう。

10倍粥を1週間続けたら、次は野菜へ。裏ごししたほうれん草、にんじん、かぼちゃといった食材を1種類ずつおかゆに混ぜて、3日間ずつくらいを目安に試していきます。その後、豆腐などのたんぱく質を試していきます。少量ずつゆっくり進めましょう。

初めての食材を与えるときは、万が一、アレルギー反応が出たときに病院を受診できるように、平日の午前中を選んでくださいね。

初めての離乳食作りのポイントは?

離乳食 赤ちゃん

離乳食は、ちゃんと作ろうとするとどうしても手間がかかるもの。でも、使う調理道具や調理方法を工夫すれば、簡単に時間を短縮して作ることができますよ。ここでは、離乳食を作るときの時短のポイントをまとめました。

おかゆは電子レンジまたは炊飯器で

炊飯器に入れたお米の中心に、米と水を入れた耐熱性の湯呑や器を置き、一緒に炊けば、器の中に離乳食用のおかゆができあがります。

また、離乳食のおかゆを簡単に作れるグッズとして、電子レンジ用のおかゆ調理器も販売されています。レンジを使えば、鍋でコトコト煮る時間を短縮できますよ。

リッチェル 電子レンジ用おかゆクッカー

要出典 リッチェル 電子レンジ用おかゆクッカー 出典: www.richell.co.jp

ご飯があれば電子レンジで4分加熱するだけで、簡単におかゆが作れます。すり鉢の機能が付いていたり、容器をそのまま食器として使えたりするのもうれしいですね。水の量を調整するだけで、10倍粥も5倍粥もできますよ。

税込価格
599円

フードプロセッサーやブレンダーを使用

すりつぶし・裏ごしを、フードプロセッサーやブレンダーを使って電動に変えるだけで、体力も使わず、時間短縮になります。

冷凍カット野菜・食材を使う

カットして冷凍されている野菜を使うと、切る手間が省けます。小さな豆腐が冷凍されたものもあるので上手に活用しましょう。

市販の離乳食の素を使う

だしやスープ、とろみの素、野菜ペーストなど、離乳食用に個包装になった粉末タイプの離乳食のお助けグッズを使うと便利です。ベビー用品店やネット販売で簡単に手に入りますよ。

初めての離乳食作りは必要なものを確認してスタート

「離乳食作りは大変そう…」というイメージを持っているママも多いかもしれませんが、便利な調理道具を使ったり時短のコツをつかんだりすれば、簡単に作ることができますよ。

赤ちゃんが離乳食を口にしてくれることは成長の証なので、初めて離乳食を食べた日は記念日として写真や日記に残しておくといいですね。

少しずついろんなものが食べられるようになっていくその過程を楽しみながら離乳食作りを進めていきましょう。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

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