生後3ヶ月の赤ちゃんの体重や睡眠時間は?育児のポイントは?

記事監修 助産師 佐藤 裕子
日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 続きを読む

生後3ヶ月の赤ちゃんは、すでに生まれたときのほぼ2倍の体重にまで成長し、首がすわりはじめ、縦抱っこでも安定するようになります。睡眠時間が長くなり、睡眠不足だったママも、少しまとめて眠れるようになってきたのではないでしょうか?今回は、生後3ヶ月の赤ちゃんの身長や体重、睡眠時間などの育児のポイントなどについてまとめました。

生後3ヶ月の赤ちゃんの身長や体重は?

増加 グラフ 増える 黒板

生後3ヶ月の赤ちゃんは、厚生労働省の発育曲線によると、身長56.0~66.1cm、体重4,840~8,070gになり、体重は出産時の約2倍に成長しています(※1)。頬や腕、足にも皮下脂肪がついて、ふっくらとした体型になり、今後は体重の増加がゆるやかになります。

ただし発育曲線とはあくまでも目安で、赤ちゃんの出生時の身長・体重には個人差があります。「発育曲線の中に収まっているかどうか」というよりは、それぞれの赤ちゃんの「出生体重から月単位で増えていく身長・体重が、発育曲線のカーブに添っているかどうか」が大切です。

赤ちゃんの身長・体重

● 男の子 身長:57.5~66.1cm  体重:5.12~8.07kg
● 女の子 身長:56.0~64.5cm  体重:4.84~7.53kg

生後3ヶ月の赤ちゃんの成長は?

親子 赤ちゃん 抱っこ

生後3ヶ月になると、モロー反射などの「原始反射」が少しずつ消えたり、首がすわったり、うつぶせ寝にすると少しの間だけ頭を持ち上げることができるようになります。色々なことに反応する時期なので、たくさん話しかけてあげると良いですね。

首がすわると、縦抱っこやおんぶができるようになり、ママの家事や、赤ちゃんのお風呂・着替えが少し楽になってきます。しかし、首の向きをすぐに変えることはまだ苦手。寝かせるときは赤ちゃんの顔周りにタオルなど危険なものが置かれていないか注意しましょう。生後5ヶ月頃になって首がすわる赤ちゃんもいるので、まだ安定していなくても、ゆっくり待ちましょう。

赤ちゃんの主な成長

● 首がすわりはじめる
● あやすと声をあげて笑うようになる
● 空腹感や満腹感がわかるようになる
● 昼夜の区別がつきはじめ、日中起きている時間が長くなる
● 手の存在に気づき、手をじっとみつめるようになる
● 両手を体の前で合わせることができる
● ガラガラなどの軽いおもちゃを少しの間、握ることができる

首すわりのポイント

● 腹ばいの状態にすると自分の力で頭を持ち上げることができる
● あお向けに寝かせ、両手を持ってひき起こすと首がついてくる
● 縦に抱き体を傾けた際に首をまっすぐに保つことができる

生後3ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は?

赤ちゃん おくるみ 抱っこ ねんね

生後3ヶ月頃の一般的な睡眠時間は、1日13~17時間で、昼と夜の区別がついてくる時期です。また、哺乳量が増えることで連続して眠る時間が長くなります。自然な眠りを妨げないよう赤ちゃん自身のリズムをみながら、生活リズムを安定させてあげると良いですね。睡眠の時間や回数、リズムは様々で、赤ちゃん自身や日によって個人差がありますよ。

生活リズムを安定させるためには、起きたら朝日を浴びて、日中は簡単なお散歩など活動を取り入れ、お昼寝の回数や時間、お風呂の時間を決めるなど工夫をしましょう。

お昼寝がまとまってできる分、起きている時間も増えてきますよ。夜もまとまった時間寝てるようになるので、ママもある程度の睡眠時間を確保することができはじめます。

生後3ヶ月の授乳間隔・量・回数はどれくらい?

母乳 ミルク 哺乳瓶

生後3ヶ月になると、これまで以上にあごの筋肉が発達し、一度に飲む量が増えます。赤ちゃんに満腹中枢ができ、授乳のペースが整ってきます。

母乳の場合

授乳間隔は1日6~8回ほどで、1回あたり左右10分ずつが目安。1回の授乳でお腹いっぱいに飲む赤ちゃんもいれば、少しずつ何回も欲しがる赤ちゃんもいます。

飲む量が減ったり、飲み方にムラが出てきたりすることもありますが、体重が増えて機嫌がよければ、赤ちゃんのペースにまかせて授乳を続けましょう。

ミルクと母乳混合の場合

母乳量も増えてくることから、完全母乳に移行したい人が増えてきます。完全母乳にしたい場合は、赤ちゃんの体重に気を配りながら、ミルクの回数を徐々に減らすか、思い切ってなくしましょう。

完全ミルクの場合

食欲がどんどん旺盛になりますが、ミルクは栄養価が高いので、欲しがるだけ与えてしまうと赤ちゃんに余分な脂肪がつき、体に負担をかけてしまいます。容量を守って、適量を与えてくださいね。

生後3ヶ月の赤ちゃんはどんなおもちゃで遊ぶの?

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生後3ヶ月頃は、感情が豊かになり、声を出して笑いはじめます。首が安定することで声がする方向に顔を傾けるようになるので、ガラガラなど音がするおもちゃを振ったり握らせたりしましょう。外気浴や散歩も、天気が良い日の午前中にするのがおすすめです。

おもちゃを握ったら口まで持っていって、なめて、感触を確かめて、どんなものなのかを確認することで脳が発達します。あやすと嬉しそうな声をだすことや、笑いかけてくることも。追視など、動くものを目で追わせるような遊びの提案をしてあげると良いですね。

生後3ヶ月頃は便秘・下痢をしがち…熱を伴う場合は?

赤ちゃん おしり おむつ

特に生後3~4ヶ月は便秘・下痢になりやすい時期です。粉ミルクとの相性が悪い、水分不足、運動不足など、赤ちゃんは些細な変化で便秘になりやすくなります。

下痢の場合、うんちがまだ固形ではなく、正常なのか下痢なのかの判断をつけにくいですが、状態によっては感染症の可能性もあるので気をつけましょう。

便秘の症状や対処法

機嫌が良ければ、おへその周りで「の」の字を描くなどマッサージをしながら様子をみます。赤ちゃんの機嫌が悪く、食欲がない、うんちが水分を含まず固い状態であれば、綿棒浣腸も効果的。体質にも個人差があるので、毎日便が出ないからといって必ずしも便秘というわけではありません。

下痢の症状や対処法

消化不良やアレルギーによって下痢が起こることも。食欲があり、機嫌が良いときは、うんちが多少柔らかくても心配する必要はありません。普段より排便の回数が多く、水っぽいだけでなく、血がまじる、腐敗臭のようなすっぱい臭いがする、38.5度以上の熱がある場合は、すぐに受診しましょう。

3ヶ月健診の時期!外出時の服装はどうする?

抱っこ紐 抱っこ ママ 赤ちゃん おでかけ

生後3~4ヶ月頃には乳幼児健診があるので忘れずにいきましょう。健診は地域の保健所で行われます。ママの母乳や産後の回復についても、悩みや困ったことがあれば相談しましょう。

検診時にたくさんの赤ちゃんと触れ合うことで、自分の子供と比較をして心配になることがあるかもしれません。ただ、この時期の赤ちゃんの成長には個人差があるので、個々のペースを大切にしてあげてくださいね。

3ヶ月健診の内容

● 首のすわり具合
● 股関節の開き
● 視覚・追視・斜視
● 聴覚
● 立ち直り反射
● 斜頸(首回りにしかりがないか確認)
● あやしたときの反応
● 先天性の病気がないかなどをチェック

健診時の持ち物

持ち物は、母子手帳、おむつセット、着替え、ミルクやお湯、おもちゃ、大きめのタオルやブランケット、母乳の場合は授乳ケープなど、基本のお出かけセットは必須。また、事前に健診用の問診票が送られている場合は、持参しましょう。

健診時の服装

服装は季節によりますが、股下にスナップが付いたコンビ肌着やカバーオール・2Wayオールが基本。春夏は、短肌着や七分丈・半袖のカバーオールがおすすめです。

冷房対策に薄手のブランケットを持っていきましょう。秋冬は、室内が厚いので服装はそのままで、上着を持っていくと良いですね。

生後3ヶ月頃の赤ちゃんの成長を楽しもう

ロンパース 赤ちゃん

生後3ヶ月は表情が豊かになり、あやしたら反応するようになって、育児がどんどん楽しくなってくる時期です。ママやパパがが近づくと足をバタバタさせたり、泣いて抱っこを要求したりと自分のお世話をしてくれる人の区別もつきはじめます。

日々のお世話は大変ですが、赤ちゃんとの絆を感じながら、一緒に過ごせる時間を楽しんでくださいね。

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