生後1ヶ月・2ヶ月頃の赤ちゃんと一緒に出かける機会は、「1ヶ月健診」や、2ヶ月目に入る頃に行われる「お宮参り」が代表的ですよね。しかし、それ以外は外出してはいけないのでしょうか?今回は生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんと外出をしてもいいのかや、お出かけするときの時間や持ち物などについてご紹介します。
生後1ヶ月で外出してもいい?時間はどれくらい?

生後1ヶ月の赤ちゃんと生まれて初めて外出するのは、多くの場合「1ヶ月健診」になります。その健診で問題がなければ、その後は少しずつ外出することができるようになりますよ。
1ヶ月健診後に外出する場合は、外出時間は5分程度から始めて、10分、20分と徐々に伸ばしていきましょう。
慣れてきたらスーパーなども行けますが、感染症やケガの予防のために、混みあっていない時間を選ぶと良いですよ。まだ首がすわっていない時期は、十分に注意してあげましょう。スーパーの鮮魚コーナーなどは他の売り場から行くと急激に寒くなるので、短時間で済ませることが大切です。
生後1ヶ月の赤ちゃんは体温調節機能が未熟で、免疫力も低いことから、日光や風、ほこりなどの刺激が体の負担になることがあります。
できれば生後2ヶ月頃までは基本的に家の中で過ごすようにし、ベランダに出たり、家の周りをちょっと散歩したりしながら、徐々に外の空気に慣れさせていきましょう。
生後2ヶ月で外出をするときの時間や頻度は?

生後2ヶ月頃になると、お宮参りなどをきっかけに少しずつ外出することができるようになりますが、まだ首がすわっていなかったり、体の機能が未熟だったりするので、長くても1時間以内の外出にとどめるようにするのがおすすめです。
また、外出するのはなるべく赤ちゃんの体調が良いときにしましょう。急な気温の変化にも対応できるよう、おくるみを一枚持参すると安心ですよ。
生後2ヶ月のお出かけ頻度
生後2ヶ月でも週に2~3回のお散歩なら赤ちゃんの体に負担はかかりません。近所の公園などから始め、徐々に遠くへ出かけるようにしましょう。赤ちゃんが疲れてきたら無理はせず、すぐに自宅へ戻るようにしてください。
生後2か月でお出かけするメリット
日光を浴びることは、赤ちゃんの生活リズムを養う手助けをしてくれます。しかし、刺激の強い直射日光は避けるようにしましょう。
また、赤ちゃんはとても好奇心が強いので、自宅でぐずっていても散歩に出るだけで機嫌が直ることもありますよ。
生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんと外出するときの持ち物

生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんと外出するときは、近場がメインになるので必要最低限のものを持っていきましょう。健診やお宮参りなど、外出時間が30分を超えるようであれば、以下のものをマザーズバッグに入れて持ち歩くと安心ですよ。
お出かけするときの持ち物
● 授乳ケープ(母乳育児の場合)
● ミルク1~2回分・哺乳瓶・お湯(ミルク育児の場合)
● おむつ
● おしりふき
● バスタオル・おくるみなどの体温調節グッズ
● 着替え1〜2セット
● 母子手帳・健康保険証・診察券・乳児医療証
● 抱っこ紐
● ゴミ袋やビニール袋
持ち物のポイント
生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんと外出するとき、たとえベビーカーに乗せて行く場合でも、抱っこ紐は持っていったほうが良いでしょう。機嫌がいいときにはあまり出番がないかもしれませんが、ぐずってしまったときは、抱っこ紐であやすと、安心して落ち着くこともありますよ。
また、この頃の子供と外出すると、使用済みのおむつや汚れてしまった服が想像よりもたくさん出るなんてことも。それらを入れるビニール袋や替えのおむつ、着替えなどは多めに準備しておきましょう。
赤ちゃんは気温の変化に対応できないので、おくるみやバスタオルも忘れずに。
生後1ヶ月・2ヶ月での夏と冬の外出は注意しよう

生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんと外出するときは、体が未発達であること、体温調節が苦手なこと、免疫力が低いことを考慮してあげる必要がありますが、夏と冬は、気温差や紫外線にも気をつけてあげる必要があります。
以下に、夏と冬で外出するときの違いを紹介するので、参考にしてみてくださいね。
生後1ヶ月・2ヶ月で夏に外出するときの注意
夏に生後1ヶ月・2ヶ月の子供と外出するときは、なるべく日差しが柔らかく気温が上がりきっていない午前中を選びましょう。抱っこ紐の場合、ママと密着しているだけでなく、赤ちゃん自身の体温も高いために、とても暑くなります。
また、この時期の子供は肌も弱く、強い日差しや汗で肌が荒れることも。なるべく短時間での外出を心がけ、帰宅後に汗を流すことや、母乳やミルクで水分補給をすることも忘れないようにしましょう。
生後1ヶ月・2ヶ月で冬に外出するときの注意

生後1ヶ月・2ヶ月の子供と冬に外出する場合、感染症が流行する季節なので、人混みは避けたほうがベター。赤ちゃんは生後6ヶ月頃までママの免疫力に守られていますが、絶対に感染しないわけではありません。
また、厚着をさせたまま室内に入ると、暖房で汗をかき、再び外へ出たときに冷えてしまうこともあります。服装自体は家と同じようにし、靴下や帽子、ベストやポンチョなど、脱ぎ着が簡単で、調節しやすい服装を意識しましょう。
生後1ヶ月・2ヶ月の外出はベビーカーが必要?

生後1ヶ月・2ヶ月の赤ちゃんをベビーカーに乗せてお出かけすることはできますが、首すわり前でも乗せていい種類かどうかをしっかり確認しましょう。
長時間の移動が必要な場合、ベビーカーがあると、抱っこの負担が軽減されるので楽というメリットはあります。ただ、操作に慣れていないと、電車やバスに乗るときに慌ててしまって危険な場合も。
不安があれば、生後2ヶ月頃の散歩のときに、少しずつ練習しておくと良いですね。外で過ごすのが心地良い季節であれば、赤ちゃんも抱っこと違う景色が見られてゆっくりお昼寝してくれることもあります。首がしっかりすわるまでは、赤ちゃん中心で判断してあげましょう。
生後1ヶ月・2ヶ月の外出は無理をしないことが大切
生後1ヶ月・2ヶ月頃は、ママは赤ちゃんにつきっきりのお世話をしていて、気分転換をしたいという気持ちもありますよね。しかし、この時期は赤ちゃんもママのお腹の外の世界に慣れるために頑張っている時期なので、無理をしないことが大切ですよ。
生後3ヶ月を過ぎれば、首がすわってもっと色々なところに出かけられるようになります。それまでは時間に余裕があるとき、気分が良いとき、体調が良いときに、練習としてお出かけしましょう。
遠出をしなければならないときは、なるべくパパや家族と一緒に行き、ママは赤ちゃんに専念できる状態だと良いかもしれませんね。