パパ・ママと赤ちゃんのやりとりは、赤ちゃんの心を穏やかにする働きがあります。そのなかでも、赤ちゃんの頭や心の発達を促し、赤ちゃんの情緒を豊かにするのが、絵本を読んであげること。
今回は、保育士が0歳頃の赤ちゃんにおすすめの絵本を厳選!こそだてハックで人気の絵本と合わせて、18冊紹介します。
保育士が選ぶ、0歳の赤ちゃんに読み聞かせたい絵本
1. だるまさんシリーズ「が・の・と」(3点セット)

ユーモアにあふれた「だるまさんシリーズ」は、赤ちゃんに大人気のベストセラー絵本。ストーリーはありませんが、ページをめくるたびにだるまさんが繰り広げる面白い動きとかわいい表情に、ぐんぐん引き込まれていきますよ。
「音で楽しめる絵本だからか、2ヶ月の娘が集中して聞きます」「この本を読んであげると、娘がだるまさんの真似をしてかわいい」と、口コミでも大好評。プレゼントにもおすすめです。
- 税込価格
- 2,805円
- 著
- かがくいひろし

れいこ先生
なぜか赤ちゃんの反応がいい、だるまさんシリーズ。「が、の、と」3冊セットがおすすめですよ。真似っこして赤ちゃんもママも楽しい絵本です。娘が一番好きな絵本でした。
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2. どうぶついろいろかくれんぼ

赤ちゃんのために考えて作られた、ユニークな型抜きしかけ絵本。いろいろな形のかたぬきページをめくると、隠れていた動物が次々とあらわれます。「次は何かな?」と問いかけながら親子で一緒に楽しめますよ。
カラフルな原色の色使いも、赤ちゃんに人気の理由。乗り物や果物など、シリーズ展開もしているので、気に入ったらチェックしてみてくださいね。
- 税込価格
- 968円
- 著
- いしかわ こうじ

れいこ先生
かくれている動物をみつけては大喜び。保育園でも人気の一冊です。赤ちゃんの不思議そうな顔、わかった時の嬉しそうな顔が見られて、読み手も楽しい絵本です。思考力もつきますよ。
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3. じゃあじゃあびりびり

「じどうしゃ ぶーぶーぶーぶー」「みず じゃあじゃあじゃあ」など、リズミカルな言葉がつづく知育絵本です。楽しみながら繰り返し読むうちに、音から物を認識するきっかけを作ることができますよ。
シンプルで目をひく絵はもちろん、文字の配置場所も楽しく工夫されていて、赤ちゃんを飽きさせません。認識しやすいはっきりした色使いも、赤ちゃんがよく見てくれると好評です。
- 税込価格
- 660円
- 著
- まつい のりこ

れいこ先生
色使いがハッキリしていて、内容も身近なものが出てくる絵本。親しみやすいのか、赤ちゃんが大好きになる一冊です。この時期の赤ちゃんは口に入れてしまう時期ですが、絵本自体にフィルム加工がしてあるので丈夫で、ママにもうれしい一冊ですよ。
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4. くっついた

ページをめくると、金魚やアヒル、ゾウやおさるさんが、「くっついた!」。口でくっついたり、鼻を合わせたり、手をつないだり、いろいろなくっつきかたがあって、かわいらしいですよ。
最後は赤ちゃんのほっぺたをはさんで、パパとママと一緒に「くっついた!」。真似してくっつきあえば、家族みんな笑顔になれそうですね。めくる楽しさがいっぱいで、赤ちゃんが絵本を好きになるきっかけにもなりそうです。
- 税込価格
- 880円
- 著
- 三浦 太郎

れいこ先生
大好きなママやパパとくっついてスキンシップがとれる一冊です。赤ちゃんがこの本を読むとよく笑うのは、やはり温もりが感じられるうれしい本だからではないでしょうか?
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5. とびだす!うごく!どうぶつ

ページを開くごとに、びっくり!キリンの首が伸びたり、カバが大きく口を開けたりと、楽しいしかけがいっぱいの絵本です。わらべきみかさんのシンプルで味のあるイラストもとっても愛らしく、ママからも人気の一冊。
ミニサイズなので一緒にお出かけできるのも魅力です。「ダイナミックなしかけは大人も感心するほど!」「外出する際にとっても重宝しています」と、うれしい口コミも多数寄せられていますよ。
- 税込価格
- 858円
- 著
- わらべきみか

れいこ先生
どうぶつが隠れていたり、動いたりと、しかけ絵本になっているので、赤ちゃんも大好きです。この絵本のおすすめは小さくて持ち運びが便利な点。移動の時に忍ばせてもかさばりません。お姉ちゃん、お兄ちゃんが下の子に読んであげやすいのもおすすめの理由です。
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次からは、こそだてハックで人気のある、0歳頃の赤ちゃんにおすすめの絵本を紹介します。
リズミカルに読める絵本が0歳の赤ちゃんに人気!
6. だっだぁー

「ぶっひゃひゃぁー」「むちゅむちゅ」「だらったらぁーだらぁー」といった擬音語と、それを粘土で表現した表情が、何とも不思議な協和音を奏でる「だっだぁー」。フランスでも出版されるなど、赤ちゃん絵本として不動の人気を確立しているおすすめ絵本です。
声色を変えたり、リズムをつけたりと、ママが読み方を変えるだけで赤ちゃんは大喜び。「絵本を見せるだけでも声を上げて喜ぶ」「泣いていてもこれを読むとぴたりと泣き止む」など、先輩ママからも大好評です。
編集部のおすすめポイント
擬音語の言葉遊びの絵本なので、まだ言葉が出ない0歳児におすすめの絵本です。粘土の表情もおもしろいですよ。
- 税込価格
- 935円
- 著
- ナムーラ ミチヨ
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7. いないいないばあ

40年以上の長きに渡って愛され続けているベストセラー絵本「いないいないばあ」。赤ちゃんにも親しみやすい動物たちが次々に「いないいないばあ」をしてくれます。内容がとてもシンプルなので、読み方を工夫するだけでそれぞれのページの印象がガラッと変わりますよ。
味のある落ち着いた色合いのイラストも、0歳の赤ちゃんから大人まで愛され続ける理由の1つ。「見せるだけでニコっと笑う」「飽きずに何度も読んでいる」など、口コミでも人気ですよ。
編集部のおすすめポイント
繰り返しのフレーズなので、0歳児でもニコニコ笑ってみてくれます。赤ちゃんも真似して、いないいないばぁをするようになるかもしれません。
- 税込価格
- 770円
- 作/絵
- 松谷 みよ子/瀬川 康男
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8. もこもこもこ

詩人である谷川俊太郎と、モダンアート界で活躍する画家の元永定正がおりなす、不思議でおかしな世界の絵本。出てくる言葉は「もこ」「にょき」といった擬音と、イラストのみ。そのシンプルさが、赤ちゃんの感性を育ててくれます。
「子供が驚くほど食いついた」「言葉を真似して楽しそう」と、口コミでも好評価ですよ。
編集部のおすすめポイント
擬音とイラストだけの絵本ですが、シンプルだからこそ想像が膨らみ、気づいたときには絵本の世界観に引き込まれていますよ。抑揚をつけて読んであげてくださいね。
- 税込価格
- 1,430円
- 作/絵
- 谷川 俊太郎/元永 定正
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9. たまごのあかちゃん

「たまごのなかでかくれんぼをしている赤ちゃんはだあれ?出ておいでよ」と呼びかけると、卵の中からさまざまな動物の赤ちゃんが登場します。
「次々と出てくる動物がかわいくて、0歳の赤ちゃんが大好きな1冊」「笑いながら親子で読んでいる」と、口コミでも好評。おしゃべりができるようになったら、「出ておいで」のセリフを一緒に声に出してみると、読み聞かせがもっと楽しくなりそうですね。
編集部のおすすめポイント
子供はかくれんぼ遊びが大好きなので、絵本への食いつきもいいはず。リズミカルな文章とユーモラスな絵も、興味をひきますよ。
- 税込価格
- 990円
- 作/絵
- 神沢 利子/柳生 弦一郎
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10. ぎゅうぎゅうぎゅう

子供がいろいろなものをぎゅっとする「ぎゅうぎゅうぎゅう」。大好きなおかあさんとの「ぎゅう」、お気に入りのぬいぐるみへの「ぎゅう」、ポカポカのおふとんへの「ぎゅう」など、赤ちゃんの身近なものがたくさん出てきます。本を読んでいると、ママも実際に子供をぎゅっとしてあげたくなるかもしれません。
たくさん抱きしめて、スキンシップをとりながら読み聞かせてあげてくださいね。
編集部のおすすめポイント
絵本を読んでいるだけで、赤ちゃんを「ぎゅう」したくなる幸せな絵本です。寝る前などに読んで、たくさん抱きしめてあげてくださいね。
- 税込価格
- 836円
- 作/絵
- おーなり 由子/はた こうしろう
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0歳の赤ちゃんは食べ物の絵本に興味津々!
11. サンドイッチサンドイッチ

ふわふわのパンにバターを塗って、レタス、トマト、チーズを乗せて…。次のページが待ち遠しくてならない、サンドイッチができるまでの過程を描いた絵本です。
登場する食べ物は、どれもみずみずしくて彩り豊か。きれいな絵を見ていたら、同じようなサンドイッチが食べたくてお腹が空いてしまいそうです。食べ物に興味を持ち始めたら、ぜひ読み聞かせてあげてくださいね。
編集部のおすすめポイント
いろいろな食材が出てくるので、食育にもぴったりの絵本です。離乳食の前に読んであげれば、いつもより食がすすみそう。
- 税込価格
- 990円
- 著
- 小西 英子
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12. くだもの

ページをめくると、まずどーんと大きなすいか。さらにめくるとカットされた真っ赤なすいかが「さあどうぞ」と差し出されます。その後も、ぶどうやなし、りんごなど、日常的に食べる果物たちが、まるで実物が置いてあるかのように鮮やかに描かれていますよ。
思わず手を伸ばしたくなるほど美しい絵に、赤ちゃんも釘付けになること間違いなし。絵本に出てくる果物を、ぜひ赤ちゃんの口にも運んであげてくださいね。
編集部のおすすめポイント
みずみずしい果物のイラストがたくさん登場する本作。離乳食が始まったタイミングで読んであげるのがおすすめです。
- 税込価格
- 990円
- 著
- 平山 和子
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0歳の赤ちゃんは乗り物の絵本が大好き!
13. トンネルねるくん くるま なにかな?

トンネルのねるくんは、いろいろな車と仲良し。そんなねるくんから「次に出て来る車はなにかな?」と、子供と当てっこしながら読み進められる絵本です。
声に出しやすい擬音語がたくさん登場するので、親子一緒に楽しめますよ。この絵本を読んだら、お出かけで同じような車を見たときに「あっ」と赤ちゃんが気づくかもしれませんね。
編集部のおすすめポイント
ブッブー、ウーウー、カンカンなど、口にしやすい車の音が出てくるので、言葉を話し始める時期からおすすめです。
- 税込価格
- 880円
- 作/絵
- やまもと しょうぞう/いちはら じゅん
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14. いろいろバス

赤いバスがやってきました。そこから降りたのはトマト、かわりににゅるっと乗りこんだのはタコ!その後も黄色いバス、緑のバスなど、さまざまな色のバスがやってきます。果たしてそれぞれなにが降りて、なにが乗って行くのでしょう…?
ユーモラスながらもどこかおしゃれなイラストは、作者の「tupera tupera」ならではの世界観。色とりどりの風景は圧巻で、赤ちゃんも目が離せなくなってしまいますよ。
編集部のおすすめポイント
意外なお客さんが乗り降り…ページをめくる度に赤ちゃんたちがびっくりして笑ってしまう、ユーモアたっぷりの絵本です。
- 税込価格
- 1,430円
- 著
- tupera tupera
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15. がたんごとんがたんごとん

がたんごとんと、まじめな顔の黒い汽車がやってきます。駅で待っているのは哺乳瓶。次の駅ではコップとスプーン。乗せるものが増えるたびにどんどんまじめな顔になる愛らしい汽車は、終点に到着すると…。
赤ちゃんはシンプルな繰り返しの絵本が大好き。読み終わっても「もう一回」と、おねだりされてしまうかもしれませんね。
編集部のおすすめポイント
絵本には、0歳の赤ちゃんでもなじみのあるものばかりが出てきます。きっと赤ちゃんも興味を持ってよく見てくれますよ。
- 税込価格
- 880円
- 著
- 安西 水丸
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赤ちゃんの絵本で0歳から楽しくお勉強!
16. ごあいさつあそび

かわいらしい絵柄の仕掛け絵本「ごあいさつあそび」。昔からたくさんの赤ちゃんに愛されている一冊です。
「人見知りする」「歯磨きを嫌がる」など困っていることがあれば、同じシリーズの他の絵本を読んであげるのもおすすめ。仕掛けもシンプルで、赤ちゃんでもめくりやすい工夫もうれしいですね。
編集部のおすすめポイント
絵本と一緒についつい動きを真似したくなる、楽しい絵本。0歳のうちからあいさつを楽しく教えたいパパ・ママにおすすめですよ。
- 税込価格
- 748円
- 著
- 木村 裕一
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0歳の赤ちゃんが夢中になる展開の絵本!
17. つみき

つみきが1つ、2つ、3つ…と積み上げられていき、とうとう10個になりました。そこへテントウムシが飛んできて、つみきのてっぺんにぴたっ。ゆらゆらと揺れるつみきは大丈夫なのでしょうか…。
カラフルでシンプルな絵や表情のあるつみきたち、積んでいく小さな手。縦開きに進んでいくお話のなかに、赤ちゃんの好きな要素がたっぷり詰め込まれています。ドキドキハラハラもあり、絵本タイムにぴったりの1冊ですよ。
編集部のおすすめポイント
積み木が高くなっていくにつれて、思わず自分の体もゆらゆらしてしまいますよ。ページのめくり方もおもしろく、とても盛り上がります。
- 税込価格
- 935円
- 作/絵
- 中川 ひろたか/平田 利之
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18. きんぎょがにげた

絵本を開き、大きなページのなかから表紙にもある「ピンクの金魚」がどこにいるのかを探す絵本。一瞬見ただけでは分かりづらいですが、じっくりページを見れば赤ちゃんでも見つけられるように描かれています。
最初は見つけられなくても、少しずつ意味を理解して自分で探せるようになる姿に、赤ちゃんの成長も感じられますよ。兄弟や友達と一緒に本を囲むことで、協調性や集中力も養われそうですね。
編集部のおすすめポイント
見つけてもすぐ逃げてしまうきんぎょを、指さししながら探すのがとっても楽しい1冊です。指さしするのが好きな時期の赤ちゃんのおすすめです。
- 税込価格
- 990円
- 著
- 五味 太郎
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絵本で赤ちゃんとのコミュニケーションを豊かに
今回紹介した絵本は、どれもママからの評判が高いものばかりです。ママが「これを読んであげたい!」と心を込めて選んだ本は、きっと赤ちゃんも喜んでくれますよ。親子でコミュニケーションをとりながら、赤ちゃんの絵本に対する興味や関心を高めてあげたいですね。
下記では、赤ちゃんの五感を刺激するおすすめの布絵本を紹介しています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。

アドバイザー:佐藤 令子
さとう れいこ
親和女子大学 児童教育学科 発達教育学部 卒業。
保育士と幼稚園教諭の免許取得後、現在は保育園で4歳児クラスを担当。子供が大好きで、子供目線でどう一緒に目の前の遊びを楽しむか、そして一緒に楽しむことを大切にしています。「人に優しく、自分を大切にできる子育て」が目標。プライベートでは、小学1年生の女の子の母。
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