授乳中のママは、夜中でもたびたび起きなければいけません。いつも寝不足の状態で、日中は赤ちゃんと一緒にウトウトしてお昼寝することもありますよね。赤ちゃんと添い寝をするときに、もっと近づきたくて「赤ちゃんに腕枕をしてもいいかな?」と考えたことはありませんか?今回は、赤ちゃんに腕枕で添い寝をしてもいいのか、腕枕をするときの方法や注意点をまとめました。
赤ちゃんと添い寝をしてもいいの?新生児は?
添い寝をすると、赤ちゃんはママが近くにいるので安心感を得ることができます。ママも、添い乳ができるので、夜中の授乳が楽になりますよね。
しかし、赤ちゃんとの添い寝には賛否両論があります。横に寝ているママが動いて赤ちゃんの上に乗ってしまったり、大人用の掛け布団が赤ちゃんに覆いかぶさったりするリスクがあるからです。
布団で添い寝をする場合は、早くても生後1ヶ月頃から、ベッドの場合は、生後3~5ヶ月頃が目安です。新生児のうちは、添い寝をするのは避けたほうが安心です。
赤ちゃん・新生児に腕枕をしてもいいの?いつから?
頭の下に自分の腕を枕としてあてがってあげるのが、腕枕です。
赤ちゃんに腕枕をしても良い時期に明確な決まりはありませんが、一般的には、首がすわる生後3~5ヶ月以降が一つの目安です。首がすわっていない状態で腕枕をすると、頭が上がりすぎて前屈状態になったり、反対に頭が下がりすぎて呼吸がしずらくなったりするので、注意が必要です。
首がすわるまでは、赤ちゃんの頭が、ママの脇の下にくるように腕で囲ってあげて添い寝をするといいでしょう。
赤ちゃんに腕枕をするときの方法は?
赤ちゃんに腕枕をするときは、以下の手順に沿って行いましょう。
1. 赤ちゃんを横に抱っこして寝かしつける
2. 横抱きの腕の形を保ちながら、赤ちゃんをそっと布団の上に寝かせる
3. 赤ちゃんの首の下に添えた腕を残しながら、もう一方の腕をゆっくり外す
4. 首の下の腕を残したまま赤ちゃんのそばに横になる
腕枕の状態になったら、赤ちゃんの顔の向きや首の角度が苦しそうになっていないかを見てあげます。赤ちゃんの耳がママの腕にくっついていると、ママの脈拍の音が聞こえて、よりリラックスすることも。
赤ちゃんは、抱っこの状態からベッドの上に置いたときに、泣いて起きてしまうことがよくありますが、首の下にママの腕が残った状態だと安心して寝てくれますよ。
赤ちゃんに腕枕するときの注意点は?危険はないの?
赤ちゃんに腕枕をするときは、主に以下2つの点に気をつけてください。
赤ちゃんの呼吸を確認
腕枕をするときは、赤ちゃんが苦しがっていないかチェックしましょう。ママの腕が赤ちゃんの口や鼻をふさがないように、顔の向きをしっかり確認してください。
ママの衣服や掛け布団が赤ちゃんの顔にかかっていないか、かかりそうな位置にないかも注意しましょう。
長時間の腕枕は禁止
赤ちゃんに腕枕をするときは、一定時間で腕を抜くようにしましょう。長時間腕枕をしていると、赤ちゃんが苦しくなってしまったり、ママの腕がしびれてしまったりします。
また、腕枕で添い寝をしていると、ママは寝るつもりがなくても、ついつい一緒に眠ってしまうことがあります。腕枕をしたときは、アラームをセットしたり、家族に起こしてもらうようにお願いしたりして、うっかり長い時間寝てしまうことがないように気をつけてくださいね。
腕枕は赤ちゃんとのスキンシップのひとつ
赤ちゃんとママが肌を触れ合ってスキンシップを取るのは、育児において大切なことです。注意点や月齢にさえ注意すれば、腕枕は良いスキンシップになりますよ。
ただし、腕枕が落ち着くかどうかには、赤ちゃんによって個人差があります。無理に腕枕をするのではなく、一度チャレンジしてみて、赤ちゃんとママにとって心地よいのであれば、適度に取り入れてみてもいいですね。
赤ちゃんがお昼寝するときに腕枕ができるのも今のうちです。赤ちゃんと密着できる時間を楽しんでくださいね。