切迫流産・切迫早産の体験談を教えて!お腹の張りは危険なの?

監修専門家 助産師 佐藤 裕子
佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ

妊娠中はさまざまなトラブルが起こるものです。なかには医師から切迫流産や切迫早産の診断を受けることもあり、不安を感じている人もいると思います。しかし、切迫流産や切迫早産と診断されても、早期に正しく対処することで妊娠を継続できる可能性が高まります。今回は、切迫流産や切迫早産の兆候にいち早く気がつけるように、切迫流産・切迫早産になった先輩ママたちの体験談をご紹介します。

切迫流産や切迫早産はどんな状態?体験談が知りたい!

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切迫流産と切迫早産は、流産や早産が差し迫った状態をいいます。どちらも妊娠37週未満と出産予定日よりもかなり早い段階で、子宮収縮が起きたり、子宮口が開きやすくなったりして、赤ちゃんが産まれてきそうになっています。

切迫流産と切迫早産の違いは、起こる時期です。妊娠22週0日未満で起こった場合が切迫流産、妊娠22週0日~36週6日に起こった場合が切迫早産に当たります。切迫流産と切迫早産と診断されると、流産や早産になってしまうこともありますが、妊娠を継続していくために、早期に症状を見極めて正しく対処をすることが大切です。

どちらも同じような兆候が現れるので、妊娠37週以降の正期産の時期に入るまでは切迫流産・切迫早産の兆候に注意しましょう。以下で、先輩ママの体験談をご紹介しますので、ぜひ日々の体調管理の参考にしてください。

切迫流産・切迫早産の体験談1. 下腹部痛や腰痛があった

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切迫流産や切迫早産の兆候で現れるのが、下腹部痛や腰痛です。子宮収縮が起こることで、これらの症状が見られますが、子宮収縮を抑える処置が必要になります。

軽い生理痛のような下腹部痛を感じました。キリキリと痛むというよりは、鈍痛でした。そのあと少し出血があり、病院に行くと「切迫流産」という診断が。仕事を休める状況ではなかったのですが、遅めの出勤にしたり、外出しないようにしたりと、少しでも立ち歩かないように、なるべく座ってすごすようにしていました。

Aさん 30代

妊娠中は、お腹の張りを少し感じる程度であれば、安静にしていれば治まることもあります。安静にしていてもお腹の張りや痛みが強くなるときは子宮収縮が続いている可能性があるので、注意してください。

入院管理が必要になるケースもあるので、様子を見ながら、違和感があれば病院に相談しましょう。子宮頸管の長さや胎児の下がり具合を見て、医師が対処法を指導してくれます。

切迫流産・切迫早産の体験談2. お腹の張りがあった

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妊娠中は常にお腹が張りやすいのですが、ときに切迫流産や切迫早産の兆候かもしれません。

安静にしていてもお腹が張る頻度が高く、病院を受診したら「切迫早産」と診断され、薬を処方してもらいました。最初は処方された薬を飲んでもお腹がパンパンに張って苦しく、「自分のせいでこのまま赤ちゃんがいなくなってしまうのではないか」とかなり不安な気持ちになりました。張りがひどいときはなるべく仕事も休み、家でも家事は週一回にしてゆっくり過ごしていたら、無事に正期産で出産することができました。

Aさん 30代

妊娠初期に風邪を引いたのですが、妊娠中なので薬が飲めず、かなり長引いていました。この頃にお腹がよく張るようになって、少しつらかったものの、流血などはないし、「風邪のせいかな」くらいに思って、病院に行くか迷っていました。念のために電話で相談して診てもらうと、切迫流産ということがわかりました。不安で仕方なかったし、精神的にも落ち込みましたが、薬を飲んでトイレ以外はベッドで過ごし、無事に乗り切ることができました。

Rさん 30代

すぐに治まるお腹の張りだと問題ありませんが、頻繁にお腹が張る、カチカチにお腹が固くなるといったときは妊婦健診のときにかかわらず、電話などで医師に相談しましょう。

特に妊娠中期以降に規則的なお腹の張りがある場合は、陣痛が起きている可能性もあるので、早めにかかりつけの産婦人科に相談してください。

切迫流産・切迫早産の体験談3. 不正出血が見られた

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不正出血も切迫流産や切迫早産の兆候です。子宮口が広がっていたり、炎症を起こしていたりしている可能性があります。

妊娠5週で出血して病院に行きました。医師は落ち着いていて、よくあることのように説明してくれたけど、はじめての妊娠だったし、欲しかった赤ちゃんがやっと来てくれた矢先のことだったので、不安で悲しくて仕方ありませんでした。周りにもまだ妊娠を伝えていない時期だったので、会社の上司にだけは伝え、周りには体調不良ということにし、会社を1週間以上お休みしました。

Mさん 30代

妊娠初期に突然大量出血し、タクシーで病院へ。病院の入口を開けた瞬間、助産師さんに「動かないで!」と叫ばれ、そのまま車椅子に乗せて運ばれました。初めての妊娠で、動いてはいけないことも知らなくて、ここまでタクシーできた自分を少し悔やみました。切迫流産と診断されてからは、止血剤と張り止めの薬を飲んで、2ヶ月以上寝たきりの生活。安定期に入ってようやく活動できるようになりましたが、体力ががくんと落ちていたので、出産に向けて少しずつリハビリをしていました。

Tさん 30代

切迫流産と切迫早産の体験談で兆候を知って、迅速な対処を

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切迫流産や切迫早産になる可能性は誰にでもあります。自分は大丈夫と思わず、違和感があれば早めに産婦人科医に相談しましょう。

今回ご紹介した以外にも、切迫早産になると、血の混じったおりものや、水っぽいおりものが大量に出てくることがあります。これは破水している可能性があるので、ただちに病院を受診するようにしてください。

切迫流産や切迫早産になっていたら安静にするのが一番の対処法なので、場合によっては家事や日常生活にも制限がかかります。安静にできる環境を整えるためにも家族に協力してもらいましょう。

いざ診断されると不安な気持ちになると思いますが、切迫流産や切迫早産と診断されても、元気な赤ちゃんを出産した先輩ママはたくさんいます。体験談を参考にしながら、赤ちゃんを信じて、できるだけ前向きな気持ちで毎日を過ごしたいですね。

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