二人目を妊娠中のママは、初産のときよりもわかっていることが多い半面、子育て経験者だからこそ、二人の子供を育てる大変さに不安を感じることがありますよね。上の子のお世話があるので出産準備の時間を作るのは大変ですが、必要なものをしっかり揃えておけば、産後の生活が楽になるはずですよ。今回は、二人目の出産準備をするときのコツ、ベビーベッドやベビーカー、抱っこ紐は新品がいいのか、おさがりでいいのかなどをご紹介します。
二人目の出産準備品は一人目とは違うの?
一人目の赤ちゃんが生まれるときは、あれもこれも準備したのに、二人目となると、上の子のお世話もあり、出産準備にあまり時間をかけられないママも多いのではないでしょうか?
たしかに、二人目の場合は、一人目のときのノウハウがあるので、必要と思うものだけ準備すれば十分です。また、上の子のときに使ったベビー用品や服が手元に残っていれば、おさがりとして使うことができます。
しかし、おむつやガーゼといった消耗品や、二人目だからこそあったほうが便利なグッズは、しっかりと準備しておく必要があります。二人目だからといって、何も準備しなくていいわけではありませんよ。
二人目の出産準備はいつから?
一人目の出産準備は妊娠6〜7ヶ月頃から始めると安心だとされていますが、二人目の出産準備では妊娠9ヶ月頃から始めたという妊婦さんもいるようです。
二人目の出産準備は、上の子のおさがりなどが使えるので一人目のときより短時間でできること、また、上の子のお世話などで準備する時間があまり取れないことなどから、どうしても一人目のときよりも準備し始めるのが遅くなってしまう人が多いかもしれません。
しかし、二人目だからといって油断は禁物。妊娠中はいつ入院になるかわかりませんし、臨月に入れば赤ちゃんがいつ生まれてきてもおかしくありません。
上の子のお世話で忙しいなか準備するのは大変ですが、体調と相談しつつ、一人目のときのノウハウやおさがりを上手に取り入れて、少なくとも正期産の時期に入る前のタイミングでは出産準備が完了した状態にしておきたいですね。
家具やベビーグッズを新調するときは、一人目と同じように妊娠7ヶ月頃までには済ませておくようにしてください。予定日が近づいてきて慌てて準備をし、足りないものが出てきたら困るので、必要なもののリストアップもこの頃までには行ってくださいね。
それでは次からは、二人目の出産準備をするときのコツや、二人目だからこそ必要なものをみていきましょう。
二人目の出産準備をするときのコツは?
実際に二人目の出産準備をするときは、どのような点に気をつければいいのでしょうか。いくつかコツがあるのでご紹介しますね。
必要なものを書き出す
一人目の経験があるとはいえ、出産準備品として何が必要だったかすべて覚えているとは限りません。あらためて必要なものをチェックして、おさがりで使えるものや新たに購入が必要なものを書き出しておきましょう。
購入するときはネットストアや通販を利用する
初産の時とは違い、二人目妊娠中は上の子のお世話があるため、出産準備品を揃えるために出かけるのが大変なことも。ネットストアや通販を上手に利用すれば、わざわざ買いに行く手間が省けますよ。
家族に頼る
二人目の出産準備をするときは、パパ中心でやってもらったり、上の子に手伝ってもらったりしましょう。新しい家族を迎える準備をすることで、上の子はお兄ちゃんやお姉ちゃんになる自覚が芽生えるはずですよ。
二人目の出産準備品リスト
二人目の出産準備に必要なものをリスト化しました。上の子との年齢差や性別の違いによっても、おさがりで使えるもの、新たに必要なものが変わってくるので、リストを参考にしながら揃えていってくださいね。
おさがりで使えるもの
□ 抱っこ紐
□ ベビーカー
□ バウンサー
□ プレイマット
□ ベビーバス
□ 哺乳瓶
ベビーカーや抱っこ紐のように、ベビーグッズのなかでも価格が高く、大きくてかさばるものは、できるだけおさがりで済ませたいですよね。ただし、ほかの人に譲ったり捨てたりして手元にないときは、新たに購入やレンタルすることを検討しましょう。
新たに必要なもの
□ 紙おむつ
□ おしりふき
□ ガーゼハンカチ
□ 沐浴セット(沐浴剤や沐浴布)
□ スキンケア用品
□ 赤ちゃん用洗濯洗剤
□ 赤ちゃん用せっけん
□ 新生児用綿棒
□ 哺乳瓶の乳首
紙おむつやガーゼハンカチといった消耗品は毎日使うものなので、出産前に多めに準備しておきましょう。哺乳瓶は、しっかり洗浄・消毒しておけば、おさがりを使うことができますが、乳首は新しいものに買い替えるようにしてくださいね。
生まれる季節に合わせて買い足しが必要なもの
□ 肌着
□ 布団や毛布
□ ベストなどの防寒着(必要があれば)
上の子の誕生月と二人目の赤ちゃんが生まれる月が近い場合はいいですが、大きく違うときは、生まれる時期の気候に合った肌着やベビー服を揃えてあげてくださいね。
なお、肌着は夏場ならガーゼ生地でかまいませんが、冬場は暖かいスムース生地のものを揃えましょう。赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、季節に合った寝具を揃えてあげることも大切ですよ。
二人目だからこそ、あると便利な出産準備品は?
一人目のときは赤ちゃんにつきっきりでお世話をすることができましたが、二人目のときはそうはいきません。上の子のお世話をしつつ、生まれたばかりの下の子のお世話をする必要があります。
そんなとき、ベビーベッドやハイローチェアなどを出産前に準備しておくと、後々便利なことがあります。
ベビーベッド
一人目のときはベビーベッドを使わなかったというママも多いと思いますが、二人目のときはベビーベッドが大活躍します。上の子が赤ちゃんの周りを走り回ると、赤ちゃんが踏まれたり蹴飛ばされたりしないか不安になりますが、ベビーベッドの上に赤ちゃんを寝かせておけば安心です。
購入しようか迷っている場合は、まずレンタルで試してみるのがおすすめです。
ハイローチェア
ハイローチェアはバウンサーに比べて高さがあり、赤ちゃんを低い位置に寝かせておくよりも安心です。スイング機能やテーブルが付いているので、上の子のお世話をしながら、寝かしつけたり離乳食を食べさせたりするときにも役立ちますよ。
二人目の出産準備品を揃えたら入院準備も忘れずに
二人目の赤ちゃんのために必要なものを準備したら、次は入院準備です。
お産の間や入院中に上の子を誰にみてもらうのか、早めにパパや祖父母と話しておくようにしましょう。初産のときと違って、上の子の幼稚園・保育園の行事や長期休みも考慮する必要があります。
出産後は自宅に帰るのか、一時的に実家に滞在するのかといったことも、上の子や旦那さんのスケジュールを考えながら決めるようにするといいですよ。
陣痛・分娩中や入院中に必要なものも、一人目のときの記憶をたどったり新たに調べたりして、しっかりと準備しておきましょう。
二人目の出産準備は早めにスタートしよう
二人目の出産準備は、ついつい後回しになってしまいがちですが、二人目は出産予定日より早く生まれることがあったり、出産直前で上の子の用事が入ったりすることもあります。早めに準備に取りかかるようにしてくださいね。
子供が増えると、ママはますます大変になりますが、喜びも何倍にも増すはずです。おさがりで使えるアイテムを上手に取り入れながら、二人目だからこそ必要なものは購入したりレンタルしたりして、新しい家族を迎える準備を進めていきましょう。