年子とは?年子育児は何が大変なの?

2人目や3人目を考えているママは、「何歳違いがいいのかな?」と上の子と下の子の年齢差について考えますよね。子供同士の歳が近いと、一緒に遊べる、おさがりが使えるといったメリットがたくさんありますが、年子となると「とにかく大変そう」というイメージを持つことが多いのではないでしょうか。今回は、年子の定義、年子で大変と感じる点・よかったと感じる点、年子育児のポイントについてご紹介します。

年子とは?年齢差はどこまで?

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「年子」の定義は、同じ母から、年が続いて生まれた兄弟姉妹です。上の子の生まれた月に関係なく、下の子が翌年の12月31日までに生まれたら、年子になります。

上の子が早生まれで、下の子が翌年の4〜12月に生まれた場合、学年は続きませんが年子となります。たとえば、2016年3月生まれと2017年12月生まれの兄弟姉妹だと、学年は2つ違いますが、年子です。

年子は育児が大変なの?

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実際に年子を育てた先輩ママからもそうでない人からも、「年子育児は大変」という声をよく聞きますよね。実際にどんなことが大変なのか、下記に例をご紹介します。

● 妊娠中も上の子のお世話があり、なかなか休めない
● 2人同時に抱っこしたり寝かしつけに時間がかかったり体への負担が大きい
● 上の子が卒乳していないと授乳が2人分になり1日の授乳時間が長くなる
● 予防接種や検診スケジュールの管理が大変
● おでかけの荷物が多い
● おでかけのときに目が行き届かなくなることがある
● おむつやおしり拭きのような消耗品が2人分必要なので出費が多い
● 小学校入学、卒業、受験、成人式といった行事が続くので、経済的負担が一度にくる
● 反抗期や思春期に入るのが同時期なので子供たちと向き合うのが大変

年子育児で最も大変なことのひとつが、一度にかかる経済的負担です。乳幼児期は、おむつのような消耗品の出費がかさみ、幼稚園入園から高校や大学卒業までは、教育費が2人分かかります。

また、主に育児を担うママの心身の負担が大きいこともあげられます。パパをはじめ、周りの理解と協力がないと、年齢の近い子供を2人育てるのは大変なことです。

年子育児のいいところは?

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大変なことばかりに思える年子ですが、いいこともたくさんあります。

● 手のかかる時期がまとまるので育児が落ち着く時期が早い
● 下の子が生まれたときに、まだ上の子が小さいので赤ちゃん返りをすることが少ない
● 少し大きくなると兄弟同士で一緒に遊んでくれてママが楽になる
● 年齢が近いことで安心感や団結力が生まれママが少し離れていてもあまり泣かない
● 育児グッズや服をおさがりとしてすぐに使える
● 幼稚園や小中学校の行事がほとんど一緒にすませられる
● 同じ習い事を一緒にやらせられるので送迎の負担が減る

年子は、乳幼児期の大変な時期が一度に終わるので、早くからママひとりで使える時間を作ることができます。

なによりも、上の子での育児の経験を忘れないうちに下の子に活かすことができるのが大きいメリットです。一人目のときは大変だったことも二人目では楽だったということもあるので、年子だからといって大変さが倍になるとは限りませんよ。

年子の子育てのポイントは?

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下の子の妊娠が判明し、上の子と年子になるとわかったら、妊娠中から年子育児に向けた準備をしておきしましょう。下記に、年子育児のポイントについて時期別にまとめました。

妊娠中

出産後は、下の子のお世話をしながら、上の子との時間をとらなくてはなりません。上の子の月齢にもよりますが、授乳はどうするか、外出時はベビーカーや抱っこ紐をどうやって使い分けるか、といったように、出産後の生活を想像しながら、できることを準備しておきましょう。

上の子で母乳育児をしているママは、出産までに卒乳しておいたほうが産後は楽になります。また、妊娠中に上の子におっぱいをあげると、子宮が収縮する恐れもあるので、妊娠がわかったら、一度医師や助産師に相談するようにしましょう。

出産直後

まずは、ママの体を休めることを心がけながら、徐々に2人の育児に慣れていくようにしましょう。

上の子は、まだ小さいとはいえ、弟や妹ができたことで環境の変化に敏感になっているはずです。なかには、赤ちゃん返りする子もいます。それまでの上の子との生活リズムをできるだけキープしながら、下の子のお世話をしていけるといいですね。

自治体の育児支援などのサービスを活用するのもひとつの方法です。一人で抱えこまず、甘えられるところはどんどん甘えていくのがママの負担を減らすポイントですよ。

幼児期

上の子が2歳を過ぎる頃には、お兄ちゃん・お姉ちゃんとしての自覚が出てきて、大人が言っていることも理解できるようになってくるので、少しずつ育児が楽になってくるはずです。上の子にちょっとしたお手伝いをさせてみるのもおすすめですよ。

この時期から小学校中学年くらいまでは出費が比較的少なく、お金を貯めやすい時期なので、普段から節約を心がけ、少しずつでも貯蓄を意識することが大切です。

年子育児を楽しもう

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年子は大変といわれることが多くありますが、メリットもたくさんあります。

年子がいいか、そうでないかは、それぞれの家族の考え方によりますが、年齢が近くても離れていても大変ときは大変なものです。パパや両親に頼ったり、同じように年子育児をしているママと助け合ったりして、大変な時期を乗り越えていきましょう。

実際に年子を育てた先輩ママからは、「なんとかなる」「あとから振り返ってみるとあっという間だった」という声も聞かれるので、大変な部分だけではなく、良い部分にも目を向けて、楽しんで育児をしていけるといいですね。

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