将来の家族計画を立てるとき、1人目と2人目の子供の年齢差はどれくらいがいいのか気になるものですよね。1歳差、2歳差?はたまた5歳差?そこで今回は、多くの人が悩む子供の年齢差の理想や、それぞれの年の差のメリットとデメリットについてご紹介します。
子供の年齢差の理想は?何歳差がいいの?
理想の子供の年齢差は、それぞれの家庭の事情によって変わってきます。子育てを一気に終わらせ、できるだけ早く夫婦だけの時間を持ちたいと考えているのなら、子供の年齢差を1歳、2歳と近めにするのがおすすめです。
学校の入学金や大学の授業料などの経済的負担が一度に来るのは避けたいという場合は、子供の年齢差は4歳、5歳と離した方がいいでしょう。
まずは夫婦でどんなふうに子供を育てていきたいのか、子育ての後はどう過ごしていきたいのかについて話し合い、その人生計画にあった理想の子供の年齢差を見つけてみてください。
子供の年齢差が1歳・2歳のメリットとデメリットは?
子供の年齢差が1歳や2歳だと、年齢が近いために興味・関心の対象が似ており、同じもの、同じ場所で仲良く遊んでくれることが最大のメリットです。
また一方で年齢差があまりないため、兄弟姉妹というより友達に近い関係として接することもあり、ひとつのものを巡って2人でケンカすることもあります。
子供の年の差が1歳・2歳のメリット
● 上の子供が使った服やおもちゃを下の子へお下がりしやすい、もしくは一緒に使える
● 子供同士で遊んでくれる
● 子育てが一気に終わる、育児に携わる期間が短くなる
● 運動会などの学校行事を一緒に済ませられることが多い
子供の年の差が1歳・2歳のデメリット
● 幼稚園・保育園の保育料や小学校の学費など経済的負担が一度に来る
● 子供同士のケンカが多い
● お出かけや旅行に行くときに子供ひとりひとりへ目を配るのが大変
● 上の子供のイヤイヤ期と下の子供の出産時期が重なると大変
子供の年齢差が3歳のメリットとデメリットは?
子供の年齢差が3歳差だと、上の子供のお兄ちゃん・お姉さん意識が強くなる傾向にあり、下の子供の面倒を見てくれることが多く、ママ・パパとしても助かります。
また中学・高校・大学受験の時期が上の子供と下の子供で重なるので、家族全員で受験に臨むことができるというメリットと、入学が決まった場合に入学金を一度に2人分払わないといけないというデメリットがあります。
子供の年の差が3歳のメリット
● 上の子供が下の子供の面倒を見てくれる
● 家族全員で受験シーズンに切り替えることができ、子供にとって勉強に集中できる環境を作りやすい
● 中学校・高校の制服やジャージをお下がりすることができる
● 受験のタイミングが同じことで、お互いで助け合う感情が生まれやすい
子供の年の差が3歳のデメリット
● 学校の入学金を同じ時期に2回支払う
● 上の子供のトイレトレーニング時期と下の子供の出産時期が重なると大変
● 入学・卒業時期が同じなので、入学式や卒業式に連日出席したり、日程が重なったりする可能性がある
● 受験シーズンのときは家庭内が常に緊張感に包まれる
子供の年齢差が4歳・5歳のメリットとデメリットは?
子供の年齢差が4歳・5歳と離れると、精神的にも肉体的にも成長した上の子供が下の子供の面倒を見てくれるので、上の子供がしっかりしやすい、下の子供のお世話がかなり楽になるというメリットがあります。
一方で年齢差が大きいと、子育てをしている期間が長くなるため、自分だけの時間やパートナーとの時間があまり持てなくなるという一面もあります。
子供の年の差が4歳・5歳のメリット
● 上の子供が下の子供の面倒を見てくれる
● 上の子供は面倒見のいい子、下の子供は年上の人と上手く付き合える子になりやすい
● 入学・卒業時期、在学期間が重ならないので経済的負担が一度に来ない
● 子供同士のケンカが少ない
子供の年の差が4歳・5歳のデメリット
● 育児に携わる期間が長くなる
● 流行や性能が変わっていることがあり、服やおもちゃをお下がりしにくい
● 幼稚園・保育園で兄弟割引が活用しにくい
● 興味・関心の対象に差があるため、子供が2人一緒に楽しめる場所を見つけにくい
子供の年の差が何歳でも必ずメリットはある
これまでご紹介してきた通り、それぞれの年齢差にそれぞれの良さがあります。つまり、子供たちがどんな年の差で産まれても、必ずメリットがあるということです。
しかし、「子供は授かりもの」という言葉があるように、理想の年齢差で子供を作ろうと考えていたとしても、すぐに妊娠することもあれば、時間がかかることもあります。
そのため、狙った年齢差で子供ができることは非常にラッキーなことだといえるでしょう。希望通りの年齢差で産まれても産まれなくても、その年齢差ならではの良さを最大限に生かしながら、愛情たっぷりに子育てをしてくださいね。