お揃いの可愛い服を着たり、一緒に人形で遊んだり…姉と妹というと、こんなイメージを持つ人も多いですよね。それでは、実際に二人目も女の子だった場合、子育てはどうなるのでしょうか。そこで今回は、二人目も女の子だった場合について、メリットや子育てのコツ、注意点などをご紹介します。
二人目も女の子だと子育てしやすい?メリットは?
二人目も女の子だと子育てしやすいという話をよく聞きます。それでは、女の子二人の育児には、どんなメリットがあるのでしょうか。
上の子の育児経験を活かせる
二人目も女の子だと、上の子の育児経験を活かすことができ、手をかけるべきところ、抜いてもいいところの判断がしやすくなります。服やおもちゃをお下がりで使えるのも、経済的に嬉しいですよね。
姉妹で影響しあう
お姉ちゃんは妹のお世話をしたがり、妹はお姉ちゃんの真似をしたがるので、お互い様々なことを吸収していきます。年齢がそれほど離れていなければ、姉妹で遊ぶ時間が多いため、ママは家事やその他のことに手が回りやすくなりますよ。
気持ちを理解しやすい
男の子を育てているママからは、「息子が何を考えているのかわからない」といった声を聞くことがありますよね。子供が二人とも女の子であれば、同性だからこそ理解できる部分が多く、それぞれが思春期や反抗期を迎えたときにも、相談に乗ったりアドバイスしたりすることができます。
上記以外にも、大きくなってからも母娘三人で一緒に出かけられる、おしゃれの話がしやすいなど、二人目も女の子だからこそのメリットはたくさんありますよ。
女の子二人の育児で大変なことは?
一方で、女の子二人だからこそ大変な面もあります。特にパパは、女の子二人の気持ちを理解する難しさを痛感するかもしれませんね。
口が達者
男の子と比べて、女の子は言葉の発達が早いといわれています。特に妹はお姉ちゃんの影響を受けて、幼い頃から口が達者になりがちです。大人顔負けの発言をして、ママが本気でイラッとしてしまうことも珍しくありませんよ。
喧嘩すると長引く
女の子は、原因をはっきりさせたがる傾向にあるので、姉妹で喧嘩をすると、どちらも譲らずに長引くことがよくあります。ついつい手が出てしまう男の子の喧嘩と違い、口喧嘩が多いため言葉で攻撃し合うことも。ママが仲裁に入るのも難しくなります。
二人目が女の子と男の子で違いはあるの?
一人目が女の子の場合、二人目が女の子であるケースと男の子であるケースとでは、子育てをしていくうえで、どのような違いがあるのでしょうか。
二人目も女の子の方が楽とよくいわれる理由として挙げられるのが「女の子は育てやすい」ということ。これには、精神的な成長が早いということだけではなく、体が丈夫という意味も含まれます。
しかし、実際に体の丈夫さに性差があるかどうかは、はっきりしていません。それでもそのような通説があるのは、一般的に、女の子の方が親の言うことをよく聞いて、安静にしたり薬を飲んだりできるため、病気が早く治りやすいということが考えられます。
一方、男の子は女の子に比べて動きが激しい傾向にあります。そのため二人目が男の子だと、上の女の子との運動量の違いを比べてしまい、余計に大変に感じるかもしれません。
また、男の子は女の子に比べて精神的に幼く、言動がストレートだけに、甘えん坊でかわいく見えることもあるようです。
二人目も女の子のときの育児のコツや注意点とは?
女の子二人を育てるうえで、ママの心構えとして大切なことをご紹介します。
姉妹の間で比べない
女の子はもともと細かな心理の変化をとらえることに長けていて、幼いときからその能力を持っています。ママやパパが無意識にでも、どちらかをかわいがると、敏感にその対応の差を察知します。
そうならないために、一人ひとりをきちんと見てあげるようにしましょう。
下の子が生まれてしばらくは、上の子が赤ちゃん返りすることもよくあります。わがままが増えたり普段と様子が違うと感じたりしたら、普段よりも多くスキンシップをとり、話を聞いてあげましょう。
ママが気持ちを切り替える
女の子は会話好きなので、妹が言葉を話すようになると、家の中がとてもにぎやかになります。しかし前述のように、口が達者なため二人して大人びたしゃべり方をしたり、ママの怒り方を真似したりして、カチンときてしまうこともあるかもしれません。
いつも真に受けていたら大変なので、怒らずにすっと気持ちを切り替えて対応しましょう。ママがいつも笑顔でいると、きっと子供たちも優しくニコニコした女の子に育ってくれるはずですよ。
お手伝いをお願いする
女の子はママの真似をしたがることが多いので、子供にもできそうなお手伝いをお願いしてみましょう。上の子には妹の簡単なお世話をしてもらうのもいいですね。上手にできたら、「すごいね!」と少し大げさに感じるくらいほめてあげましょう。
女の子二人の育児では一人ひとりの個性を大切にしよう
穏やかそうに見られがちな女の子二人の育児ですが、女の子だからこそ大変な面もたくさんあります。ママは自分と同性だからこそ、ついつい口出ししてしまったり、イラっと感じたりしがちです。
でも、女の子が二人いると、何かと心強いものです。大きくなれば、二人で協力してママの手伝いをしてくれたり、一緒に趣味やファッションを楽しんだりもできますよ。
性別がどうであっても、我が子はかけがえのない大切な存在です。二人目が男の子でも女の子でも、愛情を持って育ててあげたいですね。