お腹の中で赤ちゃんが成長するにつれて、ママのお腹はどんどん大きくなります。初めての妊娠だと、どのくらいまで大きくなるのか不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は妊娠中のお腹の出方や、男の子と女の子の性別によって大きさに違いが出るのかについてご説明します。
妊娠中のお腹の出方は?妊娠初期の大きさは?
お腹の出方には個人差があり、赤ちゃんの人数や大きさ、位置、そしてママの体質や出産回数などによって変わってきます。
大まかなお腹の大きさは、恥骨の上端から子宮の一番上までを体の上から測った長さである「子宮底長」でわかります(※1)。
妊娠4ヶ月くらいから妊婦健診のときに毎回測るという病院が多いですよ。
妊娠初期、中期、後期の子宮底長とお腹の出方の目安は以下のようになります(※1, 2)。
妊娠初期
妊娠0~15週(妊娠1〜4ヶ月)にあたる妊娠初期は、赤ちゃんはまだ小さく、妊娠15週末の時点でも身長は約16cm、体重は約100gほどです。
子宮底長は12cmほどで、お腹はそれほど大きくなりません。
妊娠前の服を着ることもできますし、服を着ていればお腹が大きくなっていることには気づかれないくらいです。
妊娠中期
妊娠16〜27週(妊娠5〜7ヶ月)にあたる妊娠中期は、赤ちゃんの髪の毛やまつ毛が見られるようになり、聴覚が発達していっています。
妊娠27週末の赤ちゃんの身長は約35cm、体重は1,100gほどで、子宮に押されてお腹が前にせり出してくる時期です。
妊娠19週を終える頃の子宮底長は約15cmですが、その後一気に大きくなり、妊娠23週を終える頃には21cm、妊娠27週を終える頃には約24cmになります。次第に妊娠前の服を着ることが難しくなっていきますよ。
妊娠後期
妊娠28〜39週(妊娠8〜10ヶ月)にあたる妊娠後期は、お腹がかなり大きくなっています。
赤ちゃんは個人差があるものの、妊娠31週末で身長は約40cm、体重は約1,800g、妊娠35週末で身長は約45cm、体重は約2,500g、妊娠39週末で身長は約50cm、体重は約3,100gに成長します。
赤ちゃんの成長に伴い、子宮底長は最終的には33cm程度になります。また、出産に備えて子宮が下に降りてくるため、お腹は前にグッとせり出してきて、下を向いても足元が見えないほどです。
あまりお腹が出ていなかった人でも臨月になって突然出てくることも。出産が近づくと赤ちゃんの頭が下がり、お腹はさらに前にせり出してきますよ。
妊娠中のお腹の出方で性別がわかる?
「妊娠中、お腹が前に出たら男の子、横に広がる感じなら女の子」という噂を聞いたことがある人もいると思います。
しかし、性別でお腹の出方が変わるという医学的な根拠はありません。
ちなみに、妊娠中の赤ちゃんの性別の見分け方には胎動やつわりに関わる噂もありますが、どれも医学的な根拠はありません。
あくまでも赤ちゃんの性別を想像する楽しい話題という程度に考えてくださいね。
妊娠中のお腹の出方は人と比べないで
妊娠中は、他の妊婦さんと比べてお腹が「小さすぎるんじゃないか」「大きすぎるんじゃないか」と、心配になってしまうかもしれません。
しかしお腹の大きさについては個人差が大きいものなので、妊婦健診のときに医師からなにか言われているのでなければ問題はありません。気にせずリラックスしてマタニティライフを過ごしてくださいね。