赤ちゃんにおやつ・お菓子はいつからあげていい?生後6ヶ月頃におすすめのおやつは?

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 監修記事一覧へ

離乳食が進んでくると、食事と食事の間におやつを与えようかと考えるママも多いのではないでしょうか。しかし、一度おやつをあげ始めたら、おやつばかり食べてしまうのではと心配になることも。どんなおやつをどれくらい与えてもいいのかも迷ってしまいますよね。今回は、赤ちゃんのおやつ・お菓子はいつからあげたらいいのか、どんなものを与えたらいいのか、あげるときの注意点、簡単なお菓子の作り方についてご紹介します。

赤ちゃんにおやつは必要なの?

赤ちゃん キャンディ お菓子 おやつ

スーパーのベビーフードコーナーには、様々な赤ちゃん用のお菓子が並んでいますよね。なかには、離乳食がスタートして間もない生後6ヶ月頃から食べられるお菓子もあり、「そんなに早くからお菓子をあげていいの?」と疑問に思うことがあるかもしれません。

赤ちゃんのおやつには、大きく分けて2つの大切な要素があります。

エネルギーの補給

離乳食が進むと、1日に食べる回数が1回から2回、2回から3回と増えていきます。しかし、消化器官が未発達な赤ちゃんは一度の食事で食べられる量が少なかったり、食べムラがあったりするため、糖分によるエネルギーが足りなくなることもあります。

また、活発に動くようになるので、糖分をはじめとしたエネルギーを必要とします。食事で賄えないエネルギーを補うために、おやつが必要になってくるのです。

食べる楽しみを覚える

赤ちゃんが、「食べることは楽しい」ということを知るためにも、おやつは大事な役割をします。離乳食が3回食になる生後9〜11ヶ月頃の赤ちゃんは、手づかみで食べることを覚える時期です。

お菓子を手に持って自分で食べることで、食べることの楽しみを感じ、成長を促すことができます。

赤ちゃんのおやつは必ず与えなければいけないものではありません。あくまでも離乳食を中心に考えながら、適した時期に適度なお菓子を与えるようにしましょう。

赤ちゃんのおやつはいつからあげていいの?

カレンダー 時期

赤ちゃんにおやつを与え始める時期は、早くても生後6ヶ月、一般的には離乳食が2回食になる生後7〜8ヶ月頃が目安です。生後9ヶ月頃になると、手でつかんで食べることを覚えるので、おやつを食べることで手づかみの練習にもなります。

離乳食の進み方には個人差があります。離乳食があまり進んでいない段階でおやつをあげてしまうと、食事とおやつの区別がつかなくなり、その後のステップに影響が出てしまいます。

まずは、離乳食が2回食になった段階で、おやつを与えるようにしましょう。

赤ちゃんにおすすめのお菓子は?生後6ヶ月頃は?

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赤ちゃんのおやつは、消化が良く食べやすいものを選びましょう。市販の赤ちゃん用お菓子には、目安となる月齢が表示されているので参考にしながら選んでください。

離乳食期は、赤ちゃん用のせんべいやクッキー、卵ボーロのように唾液で簡単に溶けるものがおすすめです。

また、市販のお菓子は早くても生後7ヶ月以降を対象に作られているものが多いので、生後6ヶ月頃におやつを与えるときは、「生後6ヶ月から」と表示されているものを選ぶようにしましょう。

米だけで作られたシンプルなせんべいなどであれば、生後6ヶ月から食べさせられるものもあります。

離乳食完了後の赤ちゃんにおすすめのおやつは?

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離乳食完了後は栄養面を重視して、ビタミンやミネラルを多く含む果物や、蒸かしたサツマイモ、甘すぎないパンケーキがおすすめです。

赤ちゃん用おやつの作り方

1歳を過ぎたら、市販のホットケーキミックスを使っても大丈夫なので、簡単にお菓子を作ることができますよ。

かぼちゃのホットケーキ

1. カボチャを電子レンジで加熱し柔らかくする
2. カボチャをフォークで潰し、牛乳、ホットケーキミックスと混ぜる
3. フライパンで一口大に焼いて完成

カボチャをバナナやサツマイモに変えたり、子供用の魚肉ソーセージやチーズを混ぜたりしてアレンジするのも楽しいですね。たくさん作って1つずつラップに包んで冷凍すれば、食べさせたいときにすぐ用意できるので便利ですよ。

赤ちゃんのおやつは、どれくらい食べさせていいの?

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赤ちゃんに与えるおやつの量は、月齢や離乳食の進み具合によって違いがありますが、離乳食期は、せんべいやクッキーであれば1日2〜4枚程度が目安です。

外出先でぐずったときなど、つい一度にたくさんお菓子をあげてしまいがちですが、赤ちゃんは与えられた量に慣れてしまうので、くれぐれもあげすぎには注意してください。

特に生後6〜8ヶ月頃は、離乳食の量やメニューを増やしていくことが大切なので、おやつは食事に影響のない範囲で与えるようにしましょう。

赤ちゃんにお菓子をあげるときの注意点は?

女性 メモ カレンダー

赤ちゃんにおやつをあげるときは、下記の点に注意しましょう。

1日1回、時間を決める

おやつは1日1回、食事に響かない時間帯に与えます。毎日ほぼ同じ時間帯におやつを食べることで、1日の生活リズムを作ることができます。

前述のように、外出先でぐずったときなどは、ついついお菓子を与えてしまいがちですが、その都度あげてしまうと、お腹がいっぱいになり食事が食べられなくなってしまいます。「栄養は3度の食事から摂る」を基本とし、あげすぎには気をつけましょう。

1日のおやつを2回にするのは、食事量が増ふえてからにしてください。

大人のお菓子をあげない

スナック菓子やチョコレート、クッキーといった市販のお菓子を赤ちゃんが食べると、塩分や糖分、カロリーの摂り過ぎになり、肥満や虫歯につながります。

また、チョコレートなどはアレルギーを起こすこともあります。添加物や保存料も含まれていて、赤ちゃんの体に負担をかけてしまうので、大人のお菓子はあげないようにしましょう。

アレルギーやはちみつに注意

市販のお菓子をあげるときは、アレルギー成分の表示をよく確認してください。

たまごボーロやクッキーには卵が使われているので、離乳食で卵を食べさせる前や、すでに卵アレルギーがあるとわかっているときには、食べさせないようにしましょう。

また、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを使ったお菓子を食べさせてはいけません。はちみつを食べ過ぎると、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」が「乳児ボツリヌス症」という病気を引き起こすリスクがあるからです。

赤ちゃんにいつからおやつをあげるかは成長にあわせて

赤ちゃん 食事 手 なめる

赤ちゃんのおやつは必ず与えなくてはいけないものではありません。いつからおやつをあげるかは、離乳食の進み具合や成長をみながら決めるようにしましょう。

適量におやつを食べさせることができれば、食べる楽しみが増え、生活のメリハリもつきますよ。

おやつを食べさせるときは、消化が良く食べやすいものを選んで、食事に影響のない量をあげましょう。市販のお菓子と手作りのものを上手に使い分けて、おやつタイムを楽しんでくださいね。

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