離乳食期になると、母乳や哺乳瓶とは違う方法で水分補給をする必要がありますよね。この時期になると、ストローやベビーマグといったグッズが気になってきますが、いつ買おうか、どう練習しようかと悩むママやパパは多いようです。そこで今回は、赤ちゃんのスパウトやストローマグはいつから使えるのか、練習方法やおすすめ商品を含めてご紹介します。
赤ちゃんが使うスパウトとは?ストローマグとの違いは?

赤ちゃんが使うスパウトとは、小さな穴が開いた大きめのストローのような口がついたマグのこと。鳥のくちばしに象の鼻の穴がついたような形をしているのが特徴で、ママのおっぱいや哺乳瓶の乳首以外から、水分を摂る練習をするためのアイテムです。
大人がコップを傾けるようにして口につけると、先端に開いた穴から適度に水分がでてきます。ストローのように吸引力を必要としないので、ストロー練習の前段階に適しています。
ただし、スパウトの多くは硬めのゴムやプラスチック製なので、ママのおっぱいや哺乳瓶の乳首のように柔らかいわけではありません。すぐに慣れて飲めるようになる子もいますが、なかなか飲み慣れず、スパウトは使わずにストローやコップに移行するケースも珍しくありません。
赤ちゃんがスパウト・ストローマグを使うのはいつから?

赤ちゃんがスパウトやストローマグを使うのは、生後5ヶ月頃からです。
スパウトの場合、生後5~6ヶ月の離乳食の開始時期に使い始めることが多いようですが、なかには湯冷ましなどで水分補給をするために、生後3ヶ月くらいに使い始めたという赤ちゃんもいます。
ストローマグの場合、上下の唇で食べものを挟めるようになる、生後8ヶ月頃から練習を始めます。普通のストローではコップに刺したときに浮いて安定しないので、赤ちゃんが使いにくかったり、危なかったりすることから、固定できるストローマグを通常のストローの練習として使うこともあります。
ただし、スパウトと同様、ストローマグが苦手という子もいて、先にコップ飲みのトレーニングを始める赤ちゃんもいます。
赤ちゃんのスパウト・ストローマグの飲ませ方や練習方法は?
ここでは、赤ちゃんのスパウトやストローマグの飲み方や練習方法をご紹介します。赤ちゃんの成長には個人差があるので、焦らず、慌てず、まずは慣れるところから始めましょう。
コツとしては、大人が飲む真似をしたり、まずは空の状態で遊ばせたりして、興味を持たせることが大切です。
あまりママやパパが神経質な顔をしていると「スパウト・ストローマグ=嫌なもの」と思ってしまうので、「そのうちできればいいかな」くらいの心構えで、のんびり楽しくトレーニングを行いましょう。
スパウトの練習方法
母乳や哺乳瓶の乳首と同じように吸ってしまうと、想像を超える量が出てきてしまうこともあり、うまく飲めずにむせてしまう赤ちゃんもいます。
慣れないうちは少量の水分を入れておくようにして、口にくわえさせてスパウトの感触や出てくる量に慣れさせてあげましょう。「持たせていたら、知らないうちに上手に飲んでいた」ということも多いですよ。
ストローマグの練習方法
ストローマグの場合、最初は何をするものかわからず、ストローを噛んで遊んでしまいます。母乳や哺乳瓶と違って、吸ってから水分が口内に到達するまで、少しの間吸い続けなければならず、口に入ってくる前に諦めてしまうことも。
上手に飲んでもらうためには、ストローの端に好きな食べ物を少しつけてからくわえさせたり、ママやパパが使ってみせたりするのが効果的です。ママやパパが吸うときは、飲み物が移動している様子がみえるよう、透明や半透明のコップ・ストローを使うのがおすすめですよ。
他にも、ストロー付きの紙パックの麦茶などをくわえさせたらうまくいったというケースもあります。赤ちゃんにストローをくわえさせてパックを軽く押すと、液体がストローに流れ込み、ストローから飲み物が出てくる感覚をつかめるようになります。
ストロー練習のときも勢いよく吸ってむせることがあるので、ストローから飲むときは、ママが赤ちゃんから目を離さないようにしてくださいね。
赤ちゃんのスパウト・ストローマグはいつまで使うもの?

赤ちゃんのスパウト・ストローマグを使う期間は、いつまでと決まってはいませんが、スパウトの場合はストローの使い方をマスターしたら、卒業しても良いかもしれませんね。
ストローマグは、外出用のマグや水筒として使えるので、コップ飲みが上手になっても使い続けることが多いものです。
ただし、外出用としても赤ちゃん用のマグでは容量が足りなくなるので、早くて1歳後半~遅くても3歳くらいまでには使わなくなります。それ以降は子供用の水筒や、ペットボトルに直接装着できるストローキャップなどを使うことが多いようです。
赤ちゃんのスパウト・ストローマグの練習におすすめのグッズは?

ここでは、赤ちゃんが使うスパウトやストローマグで人気のグッズをご紹介します。
ベビーマグは同じメーカーであればカップを一つ購入しておくだけで、スパウトやストローになっているキャップ部分のパーツを共通でつけ替えられることも。つけ替え可能なものを初めから用意しておくと、経済的です。
ピジョン マグマグ スパウト

- 税込価格
- 764円〜
ピジョン マグマグ ストローマグ

- 税込価格
- 842円〜
赤ちゃんのスパウトやストローマグの練習は焦らず気長に
赤ちゃんがスパウトやストローマグを練習するときは、決して焦らず、気長につき合ってあげましょう。
ママやパパは飲み物を飲むための道具とわかっていますが、慣れないものが口に入ると、赤ちゃんは不快に感じるものです。あまりに嫌がる場合は一時中断して、好きなように触らせてあげましょう。
他の子が先に使えるようになっていても、赤ちゃんそれぞれのペースがあります。急いで使えるようになる必要もないので、楽しく使えるようになる方法を優先して考えてあげてくださいね。
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