赤ちゃんのスパウト・ストローマグはいつから?練習方法は?

離乳食期になって母乳やミルク以外の飲み物を飲むようになると、スパウトマグやストローマグを使った方がいいのか気になりますよね。でも、「いつから使えるんだろう?」「どう練習させたらいいの?」と悩むこともあるのではないでしょうか。

そこで今回は、スパウトマグやストローマグについて、いつから使えるのか、使うときに気をつけたいこと、練習方法のコツなどをご紹介します。

スパウトマグとは?ストローマグとの違いは?

ベビーマグ ベビーグッズ 

「スパウト」とは、小さな穴が開いた幅の広い吸い口のことです。スパウトが付いた赤ちゃん用のマグをスパウトマグといい、次のような特徴があります。

● 吸口が乳首に似ていて飲みやすい形状をしている
● マグを傾けるとスパウトの穴から飲み物が出てくるので、コップ飲みに近い感覚で飲むことができる
● 吸う力を必要としないため、ストロー飲み練習の前段階として使われることもある

一方、ストローマグは、その名の通り太めのストローが付属したマグです。飲むときや倒したときに、こぼれることがほとんどないため、外出時の水分補給に適しています。哺乳瓶の乳首やスパウトに比べて、飲み物を吸い上げる力が必要となります。

赤ちゃんがスパウト・ストローマグを使うのはいつから?

オリジナル 赤ちゃん ストローマグ

スパウトマグは、対象月齢が生後5~6ヶ月からの商品が多く、離乳食の開始時期とあわせて使うことができます。

ただし、赤ちゃんの成長スピードや離乳食を始める時期には個人差があるため、必ずしも生後5~6ヶ月頃から使わなくてはいけないわけではありません。

ストローマグは、上下の唇で食べものを挟めるようになる生後8ヶ月頃からを対象とした商品がある一方で、そもそもストロー飲みを始める時期に明確な基準はないとされています。

赤ちゃんにスパウトマグやストローマグを渡して持たせてみて、両手でしっかり持つ、口をスパウトやストローにつけて飲みたそうにする、といった様子がみられたら使い始めるサインを考えてもいいでしょう。

なかには、スパウトやストローで飲むのを嫌がったり、コップを使った方が上手に飲めたりする赤ちゃんもいます。そういった場合は、無理に使わせる必要はありません。

赤ちゃんの成長や好みにあわせて、使い始める時期を決めてくださいね。

スパウト・ストローマグを使うときに気をつけたいことは?

ストローマグ ベビーマグ

スパウトマグやストローマグは、コップ飲みの練習や外出時に水分補給をするときに役に立ちます。

しかし、スパウトやストローばかりを使って飲んでいると、赤ちゃんの歯並びや舌、あご、唇などの発達に影響を与える可能性があるといわれています。

どちらも外出時の水分補給やコップ飲みへ移行するステップのために使うようにすると安心ですね。自宅では、できるだけスプーンやコップから水分を摂るように心がけておくといいですよ。

また、スパウトやストローで飲ませるときは、赤ちゃんから目を離さないようにしてください。特に慣れるまでは、勢いよくマグを傾けたりストローを吸ったりして飲み物がたくさん出てきてむせることもあるので、気をつけましょう。

赤ちゃんのスパウト・ストローマグの練習方法のコツは?

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ここでは、スパウトマグやストローマグの練習方法のコツをご紹介します。

スパウトマグの練習方法のコツ

お手本をみせながらサポートする

まずは、赤ちゃんにマグを持たせてスパウトをくわえさせてみましょう。ママやパパがコップを傾けて飲む動作をみせながら、赤ちゃんが自分でマグを傾けられるようにサポートしてあげてください。

飲み慣れたものを入れる

スパウトマグの中身が飲み慣れていないものだと、飲むのを嫌がることもあります。最初のうちは、ミルクや母乳を入れて飲ませてもいいでしょう。ただし、慣れてきたら麦茶や白湯に変えてください。

飲み物は少量から

マグの傾け方やスパウトから水分が出てくる感覚に慣れるまでは、飲もうとしたときに中身が一気に出てきてしまうことも。まずは少量の飲み物からスタートして、徐々に量を増やしていきましょう。

ストローマグの練習方法のコツ

ストローをくわえさせる

ストローは哺乳瓶の乳首やスパウトに比べて硬い素材でできているため、くわえたときに抵抗を感じる赤ちゃんもいます。

最初のうちは、ストローを好きなようにくわえさせてストローが口の中に入る感覚に慣れさせましょう。くわえるのを嫌がるときは、ストローの端に好きな食べ物を少しつけるのも一つの方法です。

「吸う」お手本をみせる

ストローをくわえることに慣れたら、ママやパパがストローで飲み物を飲んで、「吸う」動作のお手本をみせてあげてください。飲み物が吸い込まれる様子がわかるように、透明のストローを使うのがおすすめです。

紙パック飲料で練習する

ストローマグで吸うのが難しい場合は、ストロー付きの紙パック飲料を使って練習してみましょう。紙パックの側面を軽く押すと飲み物がストローに流れ込むので、ストローから飲み物が出てくる感覚をつかめるようになりますよ。

赤ちゃんのスパウト・ストローマグはいつまで使うもの?

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赤ちゃんのスパウトマグやストローマグをいつまで使うかについても特に決まりはありませんが、スパウトマグは、ストローの使い方をマスターしたら卒業してもいいでしょう。

ストローマグは、外出時に重宝するので、コップ飲みが上手になっても使い続けることが多いものです。

ただし、赤ちゃん用のストローマグは容量が少ないため、1歳後半から3歳頃までには使わなくなることがほとんどです。コップでこぼさずに飲めるようになったら、子ども用の水筒に変えるといいでしょう。

おすすめのスパウト・ストローマグは?

スパウトマグやストローマグは、それぞれ様々な種類がありますが、マグは共通で飲み口をスパウトとストローに付け替えられるタイプを選ぶと長く使うことができます。さらに、コップの練習ができる飲み口が付いたものもありますよ。

ピジョン マグマグコロン セット

要出典  ピジョン マグマグコロン セット 出典: products.pigeon.co.jp

スパウト・ストロー・コップの3つの飲み口がセットになったマグです。もれにくい構造で、お出かけのときにも重宝しますよ。

税込価格
2,273円

スパウト・ストローマグの練習は焦らずに

スパウトマグやストローマグでの練習をするときは焦らず、まずは赤ちゃんに慣れさせるところから始めましょう。

どちらも絶対に使えるようにならなくてはいけないものではないので、赤ちゃんが興味を持ったときに楽しく練習できるといいですね。

※表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

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