離乳食完了期頃になると、栄養を補うために「第4の食事」としておやつを与えはじめます。しかし、おやつは栄養を補うほかに、食べる楽しさを体感させてあげるためにもおすすめです。
そこで今回は、離乳食完了期の赤ちゃんにおすすめの、手作りおやつレシピを紹介します!
離乳食完了期のおやつはいつあげるの?

離乳食完了期には1日3回の食事に加え、おやつを1〜2回食べさせてあげましょう。おやつを食べる時間は、次の食事に響かない時間帯が目安です。
例えば、朝食を7~8時、昼食を12時にとる場合は、1回目のおやつを10時頃に。昼食を12時、夕食を18~19時にとる場合は、2回目のおやつを15時頃に食べるなど、前後2~3時間あけると良いですね。
離乳食完了期のおやつはどんなものがいい?

離乳食完了期のおやつは、食事で足りない分を補う役割もあります。そのため、1日に必要なエネルギーの1割程度になるように食べさせてあげましょう。
エネルギーがしっかり摂れる炭水化物を中心に、果物などもあげると良いですね。ときには、デザートのようなゼリーやヨーグルトを使ったおやつで、気分転換させてあげるのもおすすめです。
おやつを食べるときは、牛乳や麦茶なども一緒にあげてくださいね。
ここからは、離乳食完了期におすすめの、簡単に作れるおやつのレシピを紹介します。
手づかみ食べにおすすめ!
離乳食完了期のおやつのレシピ
米粉のシンプル蒸しパン
材料(3個分)
- 1すべての材料をボウルに入れてスプーンでよく混ぜ合わせる
- 2型に入れて、強火で10分程度蒸す
米粉の甘味が感じられる、しみじみと美味しい蒸しパンです。ママの朝食やおやつにもおすすめですよ。果物や野菜のペーストなどを加えてアレンジを楽しんでくださいね。
フレンチトースト
材料(1食分)
- 1牛乳、溶き卵、てんさい糖をよく混ぜ合わせる
- 2食パンの耳を切り落として、適当な大きさに切り、1によく浸す
- 3フライパンにバターを溶かし、2を両面に焼き色がつくように焼く
休日のブランチにおすすめのフレンチトースト。牛乳とてんさい糖を混ぜ合わせた卵液に前の晩から浸しておけば、中までしっとり美味しくなりますよ。
きなこボーロ
材料(1食分)
- 1材料をすべて混ぜ、耳たぶくらいのやわらかさにする
- 21を小さく丸め、アルミホイルを敷いたトースターで5分程度加熱する
- 1ごまは稀にアレルギー反応が出る場合があります。食べさせるときは注意しましょう。
黒ごまときなこの香ばしさがたまらない、きなこボーロ。外カリッ、中ふわっとした食感は手作りならではの美味しさ。材料をすべて混ぜたら成形するだけ。小さいほどカリッと仕上がります。
軽い食感で食べやすい!
離乳食完了期のおやつのレシピ
牛乳寒天いちごソース
材料(3食分)
- 1小鍋に水を入れ沸騰させる
- 21に寒天を入れ、完全に溶けるまでゴムベラなどで混ぜ合わせながら加熱する
- 32に牛乳を加え、さらに加熱する
- 43の粗熱が取れたら、容器やバットに入れて、冷やし固める
- 54が固まったら食べやすい大きさにカットして、上からいちご(きざんだいちごをつぶして裏ごしする)をかける
程良いやわらかさの寒天スイーツ。旬のフルーツをペースト状にしたソースをかければ、見た目も鮮やかになりますよ。
牛乳かぼちゃプリン
材料(4個分)
- 1かぼちゃはやわらかくゆで、フォークの背などでつぶす
- 21に牛乳、卵黄を入れ泡立て器でよく混ぜる
- 32を4等分して、耐熱容器に流し入れる
- 43を蒸し器に入れ、弱火で10分蒸したら、火を止めて3分程蒸らす
- 54の粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす
かぼちゃと牛乳の甘さを生かした、離乳食スイーツ。砂糖なしでも美味しく食べられるデザートは、赤ちゃんにも安心ですね。ママが食べるときはメープルシロップを垂らしても。
トマト寒天ゼリー
材料(1食分)
- 1トマトは湯むきして種を取り除き、細かくカットする
- 2鍋にりんごジュースと寒天(粉)を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、寒天が溶け透き通るまで木べらで混ぜる
- 31を2に入れて混ぜる
- 43を型に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす(※1)
- 1甘味をつけたい場合は、3で砂糖を大さじ1程度追加しましょう。
バナナのグリーンスムージー

材料(1食分)
- 1小松菜をさっとゆでる
- 2材料をすべてブレンダーかミキサーで混ぜる(※1)
- 1好みのフルーツや野菜を加えてアレンジしても
親子で楽しいおやつタイムを♡
今回紹介したレシピは、大人も美味しく食べられるおやつレシピです。赤ちゃんと同じ食卓で、同じものを食べて、「おいしいね」と会話しながら食べてみましょう。
楽しく食べる経験をすると、食への関心が高まったり、食べる意欲にもつながったりします。ぜひ、親子で楽しいおやつタイムを作ってみてくださいね。
● 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
● 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。