この記事では、離乳食後期におすすめの手作りおやつのレシピを紹介します。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
離乳食後期の「おやつ」ってどんなもの?
この時期は基本的にまだ「おやつ」を食べる必要はありませんが、お出かけをして次の食事まで時間があくときや、お腹が空いているときなどに「楽しみ」として少量あげるとよいでしょう。
また離乳食を途中で切り上げたときや、1回の食事量が少なく次の離乳食までもたないときなどに、おやつで栄養を補ってあげるのも1つの方法です。
今回ご紹介するレシピは1食分ですが、おやつとしてあげる場合は、3回の食事に影響が出ない程度の量だけ与えるようにしましょう。
離乳食後期のおやつは何がおすすめ?
ヨーグルトや果物などほんのり甘さのあるものや、手づかみ食べがしやすい蒸しパンやパンケーキ、おやきなどがおすすめです。離乳食後期に食べられる食材を使って作ってあげましょう。
生後9ヶ月頃からは赤ちゃんの手づかみ食べが始まり、おやつを手で食べることを通して、「自分で食べることの楽しみ」を覚えていきます。
「楽しみ」として与えるおやつは、赤ちゃん用に作られた市販のおやつでも構いませんよ。
蒸しパンやパンケーキに使うホットケーキミックスの原材料である「小麦」は、アレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料」にあたります。また商品によっては、同じく「特定原材料」にあたる「卵」「乳製品」や、5大アレルゲンの1つである「大豆」が含まれていることがあるので、原材料は必ず確認してください。
初めて食べさせるときは、何かあってもすぐに受診できるように、かかりつけの医療機関が開いている曜日の午前中を選びましょう。
1日1口からはじめて、様子を見ながら量を増やすようにしてください。
ヨーグルト・果物の手作りおやつレシピ
ヨーグルトのキウイソースかけ
材料(1食分)
- 1キウイの皮をむき、2〜3mm角にカットする。
- 21を耐熱皿に入れ、電子レンジで20秒程度加熱する。
- 3ヨーグルトを器に入れ、上に2のキウイをのせる。
- 1キウイの中心にある白いすじは少しかたいので、カットするときに取り除いてください。
りんごにんじんヨーグルト
材料(1食分)
- 1りんごの皮をむいて5mm角に切り、耐熱容器に入れラップをかけて電子レンジで1~2分加熱する。
- 2にんじんの皮をむいてみじん切りにする。
- 3耐熱容器に2、水大さじ3を入れてラップをかけ電子レンジで3~4分加熱し、水気を切る(※)。
- 41と3を混ぜ合わせ、上からヨーグルトをかける。
- にんじんの加熱時間は、にんじんの硬さを見ながら調整してください。
ぶどうとバナナあえ
材料(1食分)
- 1ぶどうは皮と種を取り、みじん切りにする。
- 2バナナは皮を向き、スプーンの背などでつぶす。
- 3りんごはすりおろす。
- 41、2、3を混ぜ合わせる(※1)。
- 1ぶどう、バナナ、りんごを初めて食べる場合は、加熱してから与えると安心です。
仕上げにミントの葉をちょこんと乗せれば、大人向けのおしゃれなデザートにもなりますよ。
おやき・ボールの手作りおやつレシピ
きなこいもボール
材料(1食分)
- 1さつまいもは適当な大きさに切り、ゆでてすりつぶす。
- 21にミルクを加え、なめらかに混ぜ合わせる。
- 32を手で小さくまとめ、きなこをまぶす。
中に煮りんごやレーズンを混ぜればおやつに、チーズをプラスすればおかずにと、アレンジが楽しめるレシピです。
小松菜とかぼちゃのおやき
- 1小松菜は2~3mm角のみじん切りにしてゆでる。
- 21とかぼちゃペースト、青のり、牛乳、片栗粉を入れて混ぜ合わせる。
- 32を好きな形に成形する。
- 43をフライパンで焼き色がつくまで焼く(※)。
- フライパンで焼くときには、少し押さえつけるようにして焼くと崩れにくいです。
じゃがいもとツナのチーズボール
材料(1食分)
- 1じゃがいもの皮をむき、0.5~1cm角程度にカットして耐熱皿に入れ、少量の水を加えてラップをかけ、やわらかくなるまで電子レンジで加熱する。
- 2プロセスチーズを5mm角程度の大きさに切っておく。
- 3ツナに沸騰したお湯をかけて湯通しする。
- 41がやわらかくなったら水分を捨て、スプーンなどでつぶす。
- 54に2、3を加えて混ぜ、ひと口サイズに丸める。
とうもろこしとじゃがいものおやき
材料(1食分)
- 1とうもろこしはやわらかくゆで、粗いみじん切りにする。
- 2じゃがいもはやわらかくゆで、マッシュする。
- 3ボウルに1、2とすべての材料を入れ、よく混ぜ合わせる。
- 4フライパンに薄く油をひき、3を一口大に形成し、両面に焼き色がつくように焼く。
パパやママが食べるときは、焦げ目がつくようにカリカリに焼いて、塩・こしょうを加えるとさらにおいしいですよ。
蒸しパン・ケーキ・トーストの手作りおやつレシピ
ホットケーキミックスを使うときは、砂糖や香料、着色料などを含まないプレーンなものを選びましょう。
バナナときなこの蒸しパン
材料(5個分)
- 1ボウルにホットケーキミックス、豆乳、きなこをすべて入れ、よく混ぜ合わせる。
- 2バナナを5mm角にカットして1に入れ、シリコンカップにタネを流し入れる。
- 3スチーマーに入れ電子レンジで2〜3分加熱するか、蒸し器で10分程度蒸す。
ホットケーキミックスには卵入りのものもあるので、アレルギーのある場合は注意してください。
モロヘイヤの蒸しパン
材料(1食分)
- 1モロヘイヤはやわらかくゆでて、みじん切りにする。
- 2とうもろこしはゆでて、粒に分けておく。
- 3ボウルに、1、2とすべての材料を入れ、よく混ぜ合わせる。
- 43をカップに流し入れ、シリコンスチーマーに入れ、電子レンジで約2分加熱する。
ほうれん草蒸しパン
- 1材料をすべてボウルに入れ、泡立て器で混ぜる。
- 21の生地を型に流し、シリコンスチーマーに入れて電子レンジで2〜3分加熱するか、蒸し器で10分ほど蒸す。
豆乳と小松菜のフレンチトースト
材料(1食分)
- 1小松菜はゆでて細かくみじん切りにする。
- 2ボウルに卵を割りほぐし、1、豆乳、てんさい糖を混ぜ合わせる。
- 3食パンの耳を取り除き、食べやすい大きさにカットして2にひたす。
- 4フライパンにバターを溶かし、3をこんがりと焼く。
- 卵が半熟にならないようにしっかり加熱しましょう。
大人が食べるときはメープルシロップをかけると◎。
赤ちゃんと一緒におやつタイムを楽しもう!
おやつタイムには、ママやパパも一緒におやつを食べてみるのも良いですね。赤ちゃんが1人で食べやすいものをおやつに選んだり、こぼしても気にならないようにシートを敷いたりして、ママやパパの手が空く時間を作ってみましょう。一緒に食べることで、食べる楽しさをより感じることができますよ。試してみてくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。