新生児とはいつまでのことを言うの?睡眠や授乳、体の特徴は?

赤ちゃんは「新生児」「乳児」「幼児」など、さまざまな呼ばれ方があります。しかし、なぜ呼び名が違うのかご存じですか?今回は一体いつまでの赤ちゃんを新生児と呼ぶのか、乳児とは何が違うのか、どんな特徴があるのかなどをご紹介します。

新生児とは?

出生後すぐの赤ちゃんは「新生児」と呼ばれ、次のような身体的特徴を持っています(※1)。

おでこと頭のてっぺんの間あたりに、「大泉門」と呼ばれる骨のない部分があります。その大きさは1〜4cm程度で、触るとペコペコと凹みます。大泉門は成長するに従って閉じていきます。

腕・足

新生児は仰向けに寝かせると、自然と肘関節を曲げて腕をW字にします。足は、膝関節を曲げてM字に開きます。また、お腹の中にいた頃にママからもらったホルモンの影響により、手や足首などの関節が柔らかくなっています。

お尻

新生児の90%以上が、お尻に蒙古斑と呼ばれるアザを持っています。通常は成長すると消えますが、「異所性蒙古斑」というお尻以外にできる蒙古斑は消えにくいこともあります。

体重

出生体重は2,500g以上、4,500g未満であることが一般的ですが、生後2〜5日までに、ここから3〜10%ほど体重が減ります。これは「生理的体重減少」と呼ばれるもので、心配する必要はありません。その後、生後7日頃に出生体重まで戻り、以降は1日あたり30gくらいずつ増えていきます。

反射

新生児には、大人には見られない「原始反射」と呼ばれる反射が見られます。代表的なものとして、ママやパパの指を握りしめる「手掌把握反射」、足の親指の付け根を押すと足の指を曲げる「足底把握反射」、口の周りを指で触ると口に含もうとする「探索反射」などがあります。

これらは生後数ヶ月たつと消えますが、反射が出現する時期や消える時期には個人差があります。

新生児の期間はいつまで?乳児との違いは?

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ちゃんを新生児と呼ぶ期間は、生まれてから生後28日未満までです。なかでも、生後7日未満の赤ちゃんを「早期新生児」、生後7日から28日未満までの赤ちゃんを「後期新生児」と呼びます(※1)。

新生児以外の赤ちゃんの呼び方としては、「乳児」「幼児」「乳幼児」などがあります。

児童福祉法によると、新生児期を含めて1歳未満を「乳児」、満1歳から小学校に入学するまでを「幼児」と呼ぶことになっています(※2)。「乳幼児」は乳児と幼児の総称で、生まれてから小学校に入学するまでの期間を指すようです。

新生児の睡眠の特徴は?

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新生児の睡眠サイクルは、まだ定まっていません。お腹が空いたら目を覚まし、お腹が満たされたら寝るというサイクルを昼夜の区別なく、一日中繰り返します。一般的に新生児は2~3時間おきに目を覚まし、合計睡眠時間はおよそ16時間です。

生後1ヶ月を過ぎると昼夜の区別が少しずつつくようになり、徐々に規則的な睡眠ができるようになっていくとともに、合計睡眠時間も減っていきます。

そして、1歳頃になると体内時計が発達してくるので、夜にまとまって寝てくれるようになり、昼と夜の区別がついた睡眠ができるようになっていきます(※3)。

新生児のおしっこやうんちの特徴は?

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新生児はおしっこもうんちも、たくさん溜めておくことができません。個人差はありますが、おしっこは1日に15~20回、うんちは母乳で育てている場合は7〜10回、粉ミルクだと2〜3回が目安です。

成長するにつれ、1回の量が増え、逆に回数は減っていきます(※4)。

新生児は、生まれてしばらくは「胎便」と呼ばれるうんちを出します。ママのお腹の中で飲んだ羊水などが便となって出てきたもので、色は緑や黒、黄色っぽく、ドロッとしていて無臭です(※5)。

胎便を出し切ると、黄色や緑色をした水っぽいうんちを出すようになるのが一般的です。大人の下痢のように見えて心配になるかもしれませんが、新生児にとって正常なうんちなので、過度に心配する必要はないとされています。

新生児の授乳の特徴は?

授乳

母乳は赤ちゃんが欲しがるたびに、いつでもあげましょう。これを頻回授乳といいます。一方で、ミルクは母乳と消化時間や栄養が異なるため、新生児期は2〜3時間ごとにあげるのが目安です(※6)。

しかし、新生児の間は寝る時間も起きる時間も不規則なので、決まったリズムであげるのは難しいものです。赤ちゃんの体重が順調に増えているのであれば、ミルクを与える頻度はそれほど気にする必要はありません。

新生児は乳首を吸うのに慣れていないので、母乳やミルクをあげるのに時間がかかるかもしれませんが、だんだんと飲むのが上手になっていくので根気よく続けていきましょう。腱鞘炎には気をつけてくださいね。

新生児の五感は?目は見えている?耳は聞こえている?

はてな 疑問

新生児の五感は大人が思っている以上に発達していることが多く、周りからの刺激にもしっかり反応してくれます。新生児の五感については、以下のように発達しています(※7)。

聴覚

新生児の聴力は大人と比べるとまだ未熟ですが、ドアが閉まる音など大きな音に反応するだけの聴力は備わっています。

嗅覚

生後5〜6日ですでに、ママの母乳パットの方を向いたり、不快な臭いを避けようとしたりすることから、生まれた時からある程度の嗅覚が備わっていると考えられます。

視覚

視力は0.03ほどです。認識できる色は主に黒・白・グレーといわれています。まだ両目の焦点をうまく合わせることができず、眼球をキョロキョロ動かしていることが多い状態です。

味覚

新生児は味覚もある程度発達しています。実際、甘いものが好きで、しょっぱい・酸っぱいものは吸いません。また、苦いものを口にすると吐き出します。

触覚

新生児の触覚はしっかり発達しており、特にくちびるや指先が敏感です。また、痛みに対しても泣くなどして反応します。周りの温度の変化も感じることができます。

新生児の期間を存分に楽しもう

新生児 生後0ヶ月

新生児は、その子の一生の中でもわずか4週間しかない期間です。急速に成長する時期でもあるので、できるだけ一緒にいて赤ちゃんの成長を見守ってあげたいですね。

新生児の期間はママも産後直後なので無理に外出せず、1ヶ月健診までは家の中で安静に過ごして、新生児と過ごせる1日1日を楽しんでいきましょう。

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