おくるみの巻き方は?長方形と正方形で巻き方は違う?

おくるみに包まれた、生まれたばかりの赤ちゃんの姿はほんとうに愛らしいですよね。生まれてくる赤ちゃんのために、おくるみの購入を検討している人も多いのではないでしょうか。しかし、おくるみの正しい巻き方を知っている人は、実は少ないようです。そこで今回は、おくるみの正しい巻き方についてご説明します。

おくるみとは?どんなタイプがあるの?

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おくるみとは、赤ちゃんを包む大きなサイズの布のことをいいます。正方形や長方形、赤ちゃんの頭の部分は帽子のようになっているものなど、形やデザインはさまざまです。

生まれたばかりの赤ちゃんの肌はデリケートなので、赤ちゃんの肌に直接触れても刺激が少ないように、綿やガーゼなど天然素材を使っているものがほとんどです。

面ファスナーで巻きやすくなっていたり、膝掛けとして使えたりするものもあります。おくるみを購入する人もいますが、使える期間が短いため、バスタオルや大判の布で代用する人もいるようです。

続いて、おくるみを使うメリットについてご説明します。

おくるみを巻くと赤ちゃんを抱っこしやすい

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生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ首や腰がすわっていないためふにゃふにゃしています。そのため、抱っこをするときは少し不安定で、最初のうちはこわごわ抱っこするママやパパも少なくありません。

そんなときに活躍するのが、おくるみです。

おくるみを巻いて赤ちゃんの手足を固定すると、赤ちゃんの体が安定して抱っこしやすくなります。

おくるみを巻くと赤ちゃんがぐっすり眠れる

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赤ちゃんは大きな音がしたり、体が何かにふいに触れたりすると、手足をピクつかせて目を覚ましてしまうことがあります。これは「モロー反射」といい、新生児期にのみ見られる原始反射のひとつです。

おくるみを巻いて寝かせると手足がピクつくのを抑えることができ、赤ちゃんがぐっすりねんねできるようになります。

おくるみに巻かれている姿勢は赤ちゃんがママのお腹の中にいたときの姿勢に似ていて、安心するとも言われています。

正方形のおくるみの巻き方は?

おくるみ正方形
それでは、実際におくるみを巻いてみましょう。

まずは、一般的な形である、正方形のおくるみの巻き方をご説明します。

1. おくるみをひし形に置いて頂点を内側に折り、赤ちゃんの首を折り目の上あたりに乗せます。

2. 赤ちゃんの右手(ママから見て左側)は、まっすぐ伸ばして胴体の横につけます。 おくるみの左端を持って、赤ちゃんの体の右側の下へ巻き込みます。
※このとき、赤ちゃんの左手(ママから見て右側)はおくるみの外に出し、呼吸の妨げにならない程度の強さで巻きましょう。

3. 足側の布を手前に持ち上げて赤ちゃんの足や体を無理のない強さで包み、赤ちゃんの首元の布の内側に巻き込みます。

4. 赤ちゃんの左手(ママから見て右側)は曲げた状態のままおくるみの右端を持ち上げ、赤ちゃんの体の左側の下に巻き込みます。

長方形のおくるみの巻き方は?

おくるみ長方形
1. おくるみを横向きに起き、赤ちゃんの顔がおくるみからはみ出すようにして中央に乗せます。
※このとき、足の裏を軽くっつけるような状態か、あぐらを組んだ状態にします。

2. おくるみの左上の隅を持ち、赤ちゃんの左足(ママから見て右側)の付け根あたりを巻き込みます。

3. おくるみの右上の隅を持ち、赤ちゃんの右足(ママから見て左側)の付け根あたりを巻き込みます(2と3の順序は逆でも可)。

4. 台形になったおくるみの左下の端を持って、赤ちゃんの右側の首元に向かって巻き込みます。

5. 4と同様に、残った右下の端を持って、赤ちゃんの左側の首元に向かって巻き込みます。

おくるみの巻き方の注意点は?

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おくるみを巻くと赤ちゃんがぐっすり眠ってくれることが多いので、赤ちゃんが生まれたらおくるみにチャレンジしようと思っている人も多いかもしれませんね。

しかし、赤ちゃんの体はデリケートなので、おくるみを巻くときに気をつけたい点もあります。

赤ちゃんが嫌がるときは巻かない

多くの赤ちゃんが安心して眠れるといっても、なかにはおくるみで巻かれるのを嫌がる赤ちゃんもいます。

赤ちゃんがグズるときは無理におくるみを巻こうとせず、スリーパーなど他のものを試してみましょう。

きつく巻きすぎない

おくるみをきつく巻きすぎると、赤ちゃんの呼吸を妨げてしまったり、足の関節に負担がかかってしまったりする危険性もあります。

また、赤ちゃんの体温は大人よりも高く、おくるみのなかに体温がこもってしまうことがあるので注意してください。

赤ちゃんから目を離さない

おくるみを巻くと赤ちゃんがスヤスヤねんねしてくれることから、おくるみを日常的に使用する人も多いかと思います。

しかし、なにかの拍子で赤ちゃんが寝返りをしてしまったり、巻いていたおくるみがほどけて顔にかかってしまったりする危険性もあります。

おくるみを巻いているかどうかに関わらずではありますが、赤ちゃんからは長時間目を離さないようにしましょう。

おくるみの巻き方を知って育児を快適に

そんなとき、少しでも育児が楽になったり、楽しくなったりするお世話グッズは、新米ママやパパの強い味方です。

赤ちゃんの抱っこに自信がなかったり、赤ちゃんがモロー反射で起きてしまったりするときは、巻き方に気をつけておくるみを使ってみましょう。

最近ではブランケットとして使えるおくるみもあるので、お気に入りのものが見つかったら購入を検討してみてもいいですね。

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