生後8ヶ月の赤ちゃんの体重や授乳回数は?育児のポイントは?

記事監修 小児科 武井 智昭
日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 続きを読む

生後8ヶ月になると、ハイハイやつかまり立ちが進み、どんどん目が離せなくなってきます。体だけでなく情緒も発達し、ママやパパの声にこれまで以上に反応を示してくれるようになりますよ。今回は、そんな生後8ヶ月の赤ちゃんの体重や授乳回数に加え、育児や成長のポイントについてまとめました。

生後8ヶ月の赤ちゃんの身長や体重は?

親子 遊び 8ヶ月

厚生労働省の成長曲線をみると、生後8ヶ月の赤ちゃんは、身長64.4~75.0cm、体重6.53~10.14kgです(※1)。体重の増加は引き続きゆるやかですが、大きめ・小さめ・ぽっちゃり・小柄など、特に体型の個人差が目立ってきます。男女差も大きくなっていますよ。

生後8ヶ月の赤ちゃんの身長・体重

● 男の子 身長:66.3~75.0cm  体重:6.96~10.14kg
● 女の子 身長:64.4~73.2cm  体重:6.53~9.63kg

生後8ヶ月の赤ちゃんの成長や育児のポイントは?

赤ちゃん つかまり立ち 部屋 

生後8ヶ月になると、ほとんどの赤ちゃんはお座りが安定し、ずりばいからハイハイへ移行。最初は四つんばいの姿勢をとったりバックしたりしますが、しばらくすると前進できるようになっていきます。また、お座りの状態で倒れずに手を出したり、遊んだりできるようにもなりますよ。なかには、立膝からつかまり立ちをしようとする子もいます。

赤ちゃんの主な発達

● 手の機能が発達し、つかむ・握る・押す・引くなどの動作ができるようになる
● ものを左右の手で持ち替えられる
● お座りが安定する
● お座りの姿勢で両手を使って遊べるようになる
● ハイハイができはじめる
● 名前を呼ぶと反応する
● 情緒が発達し、自己主張が強くなる
● ダダ、ババなどの連続した言葉が言える

生後8ヶ月の赤ちゃんの育児のポイント

● 赤ちゃんの頭は重く急にバランスを崩して倒れることもあるので、赤ちゃんが活発な時間帯は大人が近くでつき添ってあげる
● 行動範囲がどんどん広くなり、転倒や落下、誤飲、ケガなどの事故が増えるので、キッチンや階段、お風呂など洗面所付近にはベビーゲートを準備する、ベビーサークル内で遊ばせるなど安全対策を行う
● 角のあるものや硬いもの、 テーブルクロスや電気コードのような引っ張りやすいものは、赤ちゃんから遠ざけたり、片づけたり、カバーをして安全を確保する
● タバコや洗剤の誤飲を防ぐため、危険なものはテーブルに置かない

生後8ヶ月の赤ちゃんの授乳回数や間隔、ミルクの量は?

母乳 授乳 母乳育児 赤ちゃん 新生児

生後8ヶ月は、授乳やミルクの回数は4時間ごとで、1日4~5回が目安です。母乳の場合は離乳食の後に補完するようにし、ミルクの場合は1回200ml~220mlを与えてください。この時期でも、まだ母乳やミルクで栄養の60~70%を補っているので、しっかり飲ませるようにしましょう。

ママからもらう母乳やミルクは、栄養を与えるだけが目的ではありません。赤ちゃんにとって精神的に落ち着く時間でもあります。無理にやめさせたり、回数を減らしたりせず、赤ちゃんのペースを大切にしながら離乳食へ移行してあげましょう。

卒乳や断乳を意識し始めるのは、もう少し成長してからで大丈夫ですよ。

生後8ヶ月の赤ちゃんの離乳食の回数や量はどれくらい?

赤ちゃん 食事 手 なめる

生後8ヶ月の赤ちゃんの離乳食は、進みが早ければ朝と夕方の2回。主食となるお粥と、野菜や果物、たんぱく質を主に摂取すると良いですね。

生後8ヶ月は、色々な大きさや形に慣らしていく、離乳食中期にあたります。柔らかくて、小さく刻んだものを舌でつぶして飲み込めるようになったら、フォークで粗くつぶした野菜や柔らかくほぐした白身魚など、色々な大きさや形のものに慣れさせていきましょう。

お座りが安定して両手が自由に使えるようになると、手づかみやスプーンを持ちたがるので、好きなように食べさせると良いですね。汚れてもいいように下に新聞紙を敷くなど、赤ちゃんの食べたい意欲をサポートすることが大切ですよ。

離乳食の1回あたりの目安量(7~8ヶ月頃)

● 5倍~7倍がゆ:80g
● 野菜・果物:20~30g
● たんぱく質(どれか1品):魚10~15g、肉10~15g、豆腐30~40g、卵(卵黄)1個~(全卵)1/3個、乳製品50~70g

生後8ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間や夜泣きの対処法は?

ベッド 時計 布団 夜中

生後8ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間は、13時間程度で、午前と午後に1~2時間の短い昼寝をする赤ちゃんが多いです。

お座りやハイハイができるようになることで活動量が増え、新しい刺激や興奮によって夜泣きが多くなります。日中は活発に遊び、夕方のお昼寝はできるだけ避け、夜は早めに寝るなど、生活リズムを赤ちゃんの体に覚えさせていくことが大切ですよ。

夜泣きが続いている場合は、ママも夜にまとまった睡眠がとれないことが続き疲れやすくなっています。赤ちゃんの昼寝のタイミングで一緒に休んだり、夜はパパと交代したり、地域のサポートを活用するなど、少しでも休める体制を作りましょう。

生後8ヶ月の赤ちゃんにおすすめの遊びやおもちゃは?

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生後8ヶ月の赤ちゃんはお座りも安定し、ハイハイやつかまり立ちができるようになることで、より好奇心旺盛になります。自己主張もはじまるので、対話が楽しくなってきますよ。対話することは、自己肯定感が高まるといわれています。「まだわからないから」と思わず、積極的に赤ちゃんに話しかけましょう。

生後8ヶ月頃におすすめの遊びは、ママとコミュニケーションをとること。ハンカチを顔にかけてあげると、自分からすぐに取り払うようになったり、いないいないばぁをすると楽しくて何度も笑ったりします。ママの声にも反応するので、名前を呼ぶと振り返ることも。

おもちゃで遊ぶなら、音が出るマラカスのようなおもちゃや、握ったり転がしたりして遊べるオーボールもおすすめ。つかまり立ちをはじめていれば、手押し車のようなおもちゃも良いですね。おもちゃを使うときは、必ずママやパパがいるときにして、目を離さないよう注意しましょう。

生後8ヶ月の赤ちゃんの乳歯は歯磨きで清潔にしよう

赤ちゃん 歯ブラシ 歯磨き

生後8ヶ月は乳歯が生えはじめる時期なので、歯磨きを徐々にスタートさせましょう。しっかり磨くというより、歯磨きの時間を「楽しい」と感じてもらえるように慣れさせることが大切です。

赤ちゃん用に作られた、誤飲できない形状の歯ブラシを使用しましょう。歌を歌いながらママも一緒に歯を磨くのが楽しく進めるコツです。

始めは、赤ちゃんは何をされているのかわからず、嫌がる子もいます。しかし、まだ2~3本だからといって放っておくと、乳歯でも虫歯になり、永久歯に影響するともいわれているので、根気よく歯磨きに慣れさせていきましょう。

生後8ヶ月頃には頼れる小児科を見つけよう

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生後6ヶ月を過ぎ、ママからもらった免疫が切れて赤ちゃんは病気にかかりやすくなります。また、離乳食によって腸内環境が変化するため、下痢や便秘を起こしがちです。特にはじめての育児だと赤ちゃんのちょっとした変化に戸惑い、心配になってしまいますよね。

そんなときに頼れる小児科を今のうちに見つけておきましょう。小児科への通いやすさ、先生の説明の仕方や相性などを考慮して病院を探してみてください。周りのママの評判などを参考にして、電話番号や場所だけでも把握しておくと良いですね。

体調管理に気をつけながら過ごそう

親子 手 指 握る

生後8ヶ月になると、赤ちゃんの体が大きくなるというよりも、表情が豊かになったり、できることが増えてきて、育児がさらに楽しくなってきますよ。動き回って怪我をしないかなど心配事も増えますが、その仕草や成長に愛おしさもどんどんと増してきます。

お出かけできる場所も増えてくるので、一緒にショッピングや旅行を楽しんだり、素敵な思い出をたくさん作ってくださいね。

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