夜泣きがひどい!どれくらい続くの?対策は?

記事監修 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 続きを読む

夜にまとまって寝てくれるようになり、ホッとしたのもつかの間。夜泣きが始まり、抱っこしてもおむつ替えをしても泣き続けて全然寝てくれない…。そんな悩みを持つママはたくさんいます。赤ちゃんの夜泣きがひどいと、途方に暮れてしまいますよね。今回は、赤ちゃんの夜泣きがひどいときの状態や期間、試したい対策をご紹介します。

夜泣きがひどいって、どんな状態?

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夜泣きとは、おむつも濡れていなく、暑さや寒さの影響もなく、お腹も満たされているはずなのに、赤ちゃんが夜中に突然起きて泣き出すことをいいます。

夜泣きの程度が軽いときは、ママやパパが抱っこしたりあやしたりすれば、しばらくして自然と泣き止み、そのまま寝ることがほとんど。

しかし、夜泣きがひどいときは、抱っこしてもあやしても泣き止まず、大声で泣き続けます。泣き疲れてようやく寝たと思ってベッドや布団に置いても、しばらくすると、また泣き出します。

1~2時間おきに泣き出すこともあれば、ひどいときは30分おきに泣き出すことも。ママやパパはほとんど寝られず、そんな日が何日も続くと、ストレスが溜まってしまいます。

夜泣きがひどいときの原因は?

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そもそも、夜泣きの原因は、はっきりと分かっていませんが、赤ちゃんが睡眠リズムを作っていく過程で起こるものではないかといわれています。

夜泣きが特にひどいときは、次のようなことも原因として考えられます。

● 朝起きる時間がいつもと違った
● 昼寝が長すぎた、もしくは短すぎた
● 日中、刺激が多かった
● 天気が悪かった
● 鼻水や咳が出ていて呼吸が苦しい

ひどい夜泣きが何日も続く場合は、上記の原因だけでなく、赤ちゃんの成長に伴う感情の変化や、温度や湿度といった季節的な要因も影響しているかもしれません。

夜泣きがひどい時期はいつからいつまで?

カレンダー 日付 期間

一般的に、夜泣きは生後6ヶ月頃から始まり、1歳6ヶ月頃まで続きます。なかでも、生後8ヶ月頃は夜泣きのピークで、何をしても泣き止まず、「夜泣きがひどい」と感じるママやパパが多いようです。

生後8ヶ月頃になると、情緒が発達してきて、周囲のこともわかるようになります。早い子では後追いも始まるため、ママがいないと不安に感じる時期。夜中に目が覚めて、近くにママが近くにいないとわかった瞬間に泣き出すこともあります。

なかには、生後3ヶ月頃に夜泣きが始まって生後5~6ヶ月にひどい時期が訪れる子もいます。また、1歳で夜泣きが始まって、2歳頃までひどい時期が続く子もいます。

このように、夜泣きがひどい時期や期間、程度には個人差がありますが、成長とともに自然とおさまっていくものです。

ただし、2歳を過ぎても夜中に何度も起きてしまう場合は、「睡眠障害」の可能性もあります。夜眠れないせいで、朝なかなか起きられない、食欲が低下する、日中にイライラする、といった症状がみられたら、早めに病院へ行きましょう。

赤ちゃんの夜泣きがひどいときの対策は?

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赤ちゃんの夜泣きがひどいと、ママの体力も気力も削られてしまいますよね。「完全に夜泣きをしなくなる」という確実な方法はありませんが、コツコツと対策していくことで、緩和されることもあります。

ここでは、赤ちゃんの夜泣きがひどいときに試したい対策をご紹介します。

生活リズムを整える

起床や離乳食、お風呂、就寝などの時間を一定にすることで、生活のリズムが作りやすくなります。その結果、赤ちゃんの夜泣きがおさまるケースも少なくありません。

生活リズムを作るには、まず、毎朝決まった時間に起こすことが大切です。昼寝は夕方までずれ込まないようにして、できれば15時頃までに終わらせるようにしましょう。

朝の光を浴びさせる

睡眠促進作用があるホルモン「メラトニン」は、体が夜と認識する時間帯に分泌され、その作用によって眠気を感じます(※1)。反対に、体が光を浴びて昼と認識する時間帯には、分泌が止まります。そして、また夜になるとメラトニンの分泌が始まり、自然に眠くなります。

赤ちゃんに朝の光を浴びさせることは、夜の眠りを誘うといえます。朝赤ちゃんを起こしたら、カーテンを開けて光をたくさん浴びさせてあげましょう。

日中にたっぷり遊ばせる

日中、元気に活動をすることは、生活リズムを定着させるうえでも重要です。昼間は、公園に行ったり、室内で体を使った遊びをしたりして、活動量を増やしましょう。適度に体を動かすことで夜ぐっすりと眠りやすくなります。

ただし、いつも以上に激しく遊ばせると、かえって興奮して寝つけなくなることもあるため、気をつけてくださいね。

体を冷やさない

泣いている赤ちゃんの足を握っていたら、しばらくすると落ち着いて、すやすやと眠りだした…という経験のあるママも多いのではないでしょうか。手や足元が温かくなると血行が良くなり、眠くなります。

就寝前は、冷たい水分を飲ませすぎない、長いズボンを履かせるなど、赤ちゃんの体を冷やさない対策をしましょう。ただし、赤ちゃんは足の裏で体温調節をしているため、寝るときは靴下は履かせないでくださいね。

赤ちゃんの夜泣きがひどいのは、ほんの一時

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赤ちゃんの夜泣きがひどいと、「いつまで続くのかな…」「どうして寝てくれないのだろう…」と、つらい気持ちになってしまうこともありますよね。

しかし、赤ちゃんが動き始めて活動量が増えてくると、ひどい夜泣きも自然とおさまってきます。しばらくは大変な時期が続くかもしれませんが、「いつか終わるもの」と、ゆったり構えるようにしましょう。

パパや家族にも協力してもらって、夜中に交代で抱っこしたり、休日はママも昼寝をしたりと、できるだけママの睡眠を確保できるように工夫しながら乗り越えていけるといいですね。

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