妊活・不妊治療中にストレスが溜まる…試すべき7つの解消法とは?

妊活・不妊治療をしていると、なかなか妊娠せず、焦りや自己嫌悪で悩むこともありますよね。また、妊娠後に対して不安を抱きながら、妊活・不妊治療に取り組んでいるカップルも少なくありません。しかし、焦りや不安からストレスを溜め込みすぎると、ホルモンバランスが乱れる可能性もあり、妊活によくありません。そこで今回は、妊活・不妊治療中のストレスを解消する方法を7つご紹介します。

ストレスとは?妊活・不妊治療中に感じやすい?

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人間が感じるストレスには、体が影響を受ける「身体的ストレス」と、心が影響を受ける「脳ストレス」があります。

身体的ストレスとは、痛みや衝撃などの体に加わる物理的な刺激のことです。身体的ストレスを感じると、副腎皮質がコルチゾールというホルモンを分泌します。コルチゾールが多量に分泌されてしまうと、免疫機能が抑制されてしまい、感染症や高血圧といった病気になりやすいとされています。

一方脳ストレスは、仕事の成績不振や環境変化に伴う不安などの心理的な負荷のことです。一般的に「ストレス」というと、この脳ストレスのことを指します。脳ストレスを感じると、心の安定を司るセロトニンの働きを阻害してしまい、うつ病やパニック障害になりやすいとされています。

特に妊活や不妊治療を行っていると、頑張ってもなかなか赤ちゃんができないことへの焦りや悲しみ、夫婦間の温度の差、今後の生活への不安などで、ストレスを感じることが多いようです。

ストレスを全く感じずに生きることはできません。また、ストレスは何かを達成したときの喜びを大きくする効果があるといわれています。メリットとデメリットを知って、上手に付き合うことで、ストレスは人生をより豊かにしてくれるものでもあるのです。

妊活・不妊治療にストレスが悪影響を与える?

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妊活・不妊治療中にストレスを感じすぎると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのバランスが崩れ、卵子の質の低下、排卵障害、着床障害などにつながってしまう可能性があります(※1)。

そのため、可能であれば妊活・不妊治療中はストレスを溜めない方がよいでしょう。

しかしながら、すでに述べたように、ストレスを全く感じずに生活するというのはなかなか難しいです。そのため、妊活・不妊治療中は溜まったストレスをいかに解消するかが重要になります。

以降では、妊活・不妊治療中のストレスを解消するための方法を7つご紹介します。

妊活・不妊治療中のストレス解消法7選!

妊活・不妊治療中にストレスが溜まってきて、どうにかしたいというときは、以下で紹介するストレス解消法をぜひ試してみてください。

1. おいしいものを食べる

セロトニンは、炭水化物によって脳に運ばれたトリプトファンというアミノ酸と、ビタミンB6から合成されます。

そのため、トリプトファンが多く含まれる卵や大豆、乳製品、ビタミンB6が多く含まれるにんにくやバジル、炭水化物が豊富な白米やイモ類などをバランスよく食事に取り入れることで、セロトニンの分泌を促しましょう(※2)。

このとき、「おいしいものを食べる」ことが大事になります。無理しておいしくないものを食べると、かえってストレスが溜まってしまうからです。リラックスして、食事そのものを楽しむことも、栄養バランスを考えるのと同じくらい重要ですよ。

2. アロママッサージで気分を変える

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アロママッサージは、体の疲れを癒してくれるだけでなく、気持ちもリラックスさせてくれます。

カモミール、ラベンダー、ローズ、イランイラン、レモングラスの香りはストレスに効くといわれているので、好みに合わせてこれらの精油を使うのもいいかもしれませんね。

3. 体を動かしてリフレッシュする

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妊活を始めると、体を大切にするあまり家の中に閉じこもりがちですが、そうすると気持ちまでふさぎ込んできてしまいます。おもいきって外に出て運動をすることで心身にプラスになることもありますよ。

近所をウォーキングして回るだけでも十分効果が得られるので、気負わずに試してみてください。外に出て景色を楽しんだり、近所の人と言葉を交わしたりするだけでも、ストレス解消になりますよ。

4. スキンシップを大事にする

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妊活中や不妊治療中は、弱みを見せたくない、パートナーの前で自分をさらけ出すのが怖いという人もいるかもしれませんね。でも、妊活や不妊治療は1人でするものではありません。一緒に頑張ってくれるパートナーにストレスを打ち明けてみることで、気持ちが共有でき、安心感を得ることができますよ。

パートナーとスキンシップを取ってみるのも有効です。不妊治療を始めると、性行為のタイミングをきっちり決めることになるかとは思いますが、たまにはタイミング以外にスキンシップを取ることも重要ですよ。

なんだか恥ずかしいというときは、手をつないでみてください。それだけでも自然と心が落ち着いていきますよ。

5. おもいっきり泣く

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妊娠にとらわれすぎていると、それ自体がストレスとなってしまい、体が常に緊張状態になってしまうことがあります。そんなときは、体をリラックスさせてあげることが大切です。

例えば涙には、緊張状態からリラックスした状態へと自律神経のスイッチを切り換える作用があるとされています。悲しい涙やうれしい涙、悔しい涙は、我慢せずに流しましょう。

6. パートナーに感謝の言葉を伝える

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妊活・不妊治療を頑張っているのは自分だけで、パートナーは非協力的だと思うと、ついついイライラしてしまいますよね。

パートナーの行動一つひとつにストレスを感じて、「感謝の言葉なんて言えない!」と思ってしまうかもしれませんが、仕事から帰ってきた後や家事を手伝ってくれたときに「いつもありがとう」という気持ちを一度伝えてみてください。

パートナーの態度が徐々に変わることもありますし、感謝の言葉を伝えたこちらの気持ちも軽くなることがあります。どんな小さなことでもいいので、パートナーに感謝していることを見つけ、それを伝える機会を増やしてみてくださいね。

7. 妊活・不妊治療を一度やめてみる

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妊活・不妊治療が上手くいかないと、どんどんストレスが溜まってしまいますよね。そんなときは思い切って、妊活・不妊治療を一旦やめてみるのもいかもしれません。

「あれもこれもやらなきゃ!」と頑張りすぎると、精神的にも疲れてしまいます。全ての妊活・不妊治療はやめないとしても、一部をやめてみて、心を休ませる時間を作ってみるといいかもしれません。

妊活・不妊治療中はストレスを溜めないで

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妊娠を意識しすぎると、いつの間にかストレスが溜まっていることがあります。そのままでは妊娠によくないと、慌ててストレスを解消しようとすると、それがストレスになってしまうこともあってやっかいです。

妊活・不妊治療中に「精神的に疲れてきたなあ」と思ったときは、パートナーや周りの家族の力を借りながら、ゆっくり自分のペースでストレスと向き合っていきましょう。そうやって落ち着くことで、妊活・不妊治療はいい方向に進んでいくかもしれませんよ。

妊活や不妊治療は知らず知らずのうちにストレスが溜まっていきがちですが、少しでも笑顔で毎日を過ごせるといいですよね。

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