妊娠しやすい基礎体温とは?グラフで平均や正常値を知ろう!

妊娠を希望している女性にとって、自分の体が妊娠しやすい状態かどうかは気になりますよね。妊娠しやすい体かどうかを知るためには、基礎体温が大切です。今回は、8つの基礎体温グラフから妊娠しやすい状態かどうか、気をつけるべきトラブルをまとめました。基礎体温の平均も合わせてご紹介します。

そもそも基礎体温とは?

女性 基礎体温 体温計 ベッド

基礎体温とは、人が生きるために最低限必要な体温のことです。少し動いただけでも体温は上昇するので、寝起き直後の一番安静な状態にあるときに、寝たままで測る必要があります。

基礎体温は体内のホルモンバランスによって変化するため、基礎体温を記録することで、排卵時期を把握したり、体調の異変をキャッチしたりすることができます。

基礎体温グラフから何がわかるの?

基礎体温

基礎体温グラフをつけると、以下のようなことがわかります。まだ基礎体温を測っていない人は、ぜひ記録を始めてくださいね。

● 次の生理予定日(高温期、低温期)
● 排卵の状態(月経期、卵胞期、排卵期、黄体期)
● 妊娠しやすい時期(排卵日)
● 妊娠、流産の早期チェック
● 更年期障害の早期発見
● 体調や気分がいい時期、悪い時期
● 痩せやすい時期、太りやすい時期
● 肌荒れしやすい時期、肌の調子がいい時期

それでは、具体的に8つの基礎体温グラフを用いて、妊娠しやすい体温かどうか、トラブルの可能性があるかどうかをご説明します。

1. 基礎体温の平均的な形=正常で妊娠しやすい

排卵周期 基礎体温グラフ

平均的な基礎体温であれば、1回の生理周期が「低温期」と「高温期」」の二相に分かれて、一定の周期で交互に起こります。体温や期間の平均は以下のようになります。

● 高温期の基礎体温:36.7~37.0度
● 高温期と低温期の体温差:0.3〜0.5度
● 低温期の基礎体温:36.5度前後
● 高温期の期間:12〜14日間
● 低温期の期間:正常な生理周期を25~38日とすると、およそ11~24日間

基礎体温はちょっとした体調変化にも影響を受けるため、もし上記の通りでなくても心配しすぎないでくださいね。3周期くらいは基礎体温をつけ、自分の基礎体温グラフを把握するようにしましょう。

個人差はありますが、基礎体温がきれいに二相に分かれていると、排卵日を把握しやすくなります。また、正常に排卵や生理が起きていて、排卵障害や着床障害が起きていない可能性が高いといえます。これらから、「妊娠しやすい体温である」と考えられるのです。

2. 低温期が長い

低温期が長い 基礎体温 グラフ

低温期が長く、生理周期が39日以上になると、稀発月経の可能性があります。稀発月経の原因は体質的なものもありますが、多嚢胞性卵胞症候群、脳下垂体や視床下部の機能障害などの病気の可能性もあります。通常よりも卵胞の成長に時間がかかっている状態ですが、稀発月経でも排卵が起きていれば、治療を行わず経過観察になります。

ただ、早く妊娠したい方は排卵誘発剤を用いたり、低用量ピルを服用して生理周期を安定させたりする場合もあります。放置しておくと生理がこなくなってしまう恐れがあるので、早めに適切な治療を受けることが大切です。

3. 高温期が短い

高温期 短い グラフ 基礎体温

排卵後に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)には、子宮内を妊娠しやすい環境に整える役割があります。黄体ホルモンには体温を上昇させる作用があるため、排卵後に基礎体温が上がって高温期が訪れます。

高温期が短いということは、黄体ホルモンが機能低下を起こしているか、分泌量が減少している可能性があり、生殖器や子宮内膜が冷えて血流が悪い状態になっています。

子宮内膜が冷えていると妊娠しづらい、流産しやすいといったリスクがあります。また無排卵月経や黄体機能不全を患っている可能性もあります。高温期は10日以上維持されるのが正常なので、冷えを予防する食事や半身浴などで体を温めて下半身の血行を改善していきましょう。

4. 高温期が不安定

基礎体温 高温期 不安定 グラフ

高温期を保ちきれず、バラバラと不安定な波形を描く場合は、黄体ホルモンが正常に分泌されておらず、排卵が正常に行われていない可能性があります。また、高温期を保てないことから、子宮内膜が厚い状態で維持されず、着床しづらい体になっているかもしれません。

高温期に不正出血があったら、生理が来ていないにも関わらず、子宮内膜の一部が剥がれている可能性があるので、要注意です。貧血や疲れやすい方に多い症状ですが、しっかりと体を休め、規則的な生活を送りましょう。

5. 低温期から高温期への移行に時間がかかる

基礎体温 グラフ 高温期への移行に時間がかかる

低温期から高温期への移行に時間がかかるのは、体の冷えや栄養不足によって体温を上げる力が弱まっているためです。また、母乳を分泌する作用のある「プロラクチン」というホルモンが過剰に分泌される「高プロラクチン血症」を患い、排卵障害を起こしている可能性があります。

毎月なだらかな体温上昇が見られるようなら、病院で検査を受け、適切な治療を行いましょう。

6. 基礎体温がガタガタで不均一な波形

基礎体温 ガタガタ

基礎体温がガタガタでも、高温期と低温期の二相に分かれていれば、排卵は起こっていると考えられます。しかし、妊娠を考えている方にとっては、排卵日が予測しづらいですよね。基礎体温の波形が乱れる原因は主にストレスで、自律神経が乱れている可能性があります。感情の起伏が激しい方やストレスに弱い方に多い波形といえますね。

7. 高温期なのに体温が低い

高温期なのに体温が低い

高温期と低温期の差があまりなく、二相に分かれていないグラフになってしまう原因の多くはストレスによる自律神経の乱れや、体の冷えで、感情の浮き沈みです。

卵巣機能不全や多嚢胞性卵巣症候群、高プロラクチン血症などの病気が隠れている可能性もあるので、同じような波形が続くようであれば、病院で検査を受けるようにしましょう。また、無理なダイエットや不規則な生活は避けるようにしてくださいね。

8. 高温期が長い

高温期 長い 基礎体温 グラフ

高温期が2週間以上続く場合は、妊娠している可能性があります。生理予定日から1週間以上経過していても生理がこず、その他にも妊娠初期症状が出ているときは、妊娠検査薬を使って確認してみましょう。

妊娠に心当たりがない場合は、黄体依存症(ハルバン症候群)を患っている可能性があります。これは黄体ホルモンが過剰に分泌される病気で、詳しい原因は解明されておらず、現状では有効な治療法はないとされています。食生活の改善やストレス解消によってホルモンバランスが整い、症状が改善されることがあるようです。

妊娠しやすい基礎体温を目指して冷え対策から始めよう

男性 女性 運動 ストレッチ

女性は男性に比べて筋肉量が少ないため基礎体温が低く、冷えやすい体になっています。「冷え」を改善するには運動する、毎日お風呂で温まるなど「体温を上げる」解消法と、温かい衣服を選ぶなど「体温を下げない」解消法の2つが有効です。冷えやストレスは基礎体温の波形が乱れる原因の1つなので、長期的に冷え体質を改善していくことで体の調子も整っていきますよ。

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