この記事では、離乳食完了期に食べられる食材を使った、丼もの・混ぜご飯のおすすめレシピを紹介します。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
丼もの・混ぜご飯は赤ちゃんが食べやすい離乳食
丼もの・混ぜご飯の良いところは、ご飯とおかずが一緒に食べられることです。一皿で栄養満点なのはもちろんですが、ご飯とおかずが合わさることで新しい味を発見できますよ。
また、離乳食期の悩みのひとつである「ご飯しか食べない」「おかずしか食べない」というときも、それぞれを合わせることで食べてくれることもあります。
離乳食期は食材それぞれのおいしさを感じてほしいのはもちろんですが、食事の偏りが気になる場合は試してみても良いかもしれませんね。
調理するときに気をつけることは?
離乳食完了期になると食べられる食材が増えるので、いろいろな食材を組み合わせた丼もの・混ぜご飯を作ってあげましょう。
調理するときは、以下の点に気をつけてください。
- 離乳食完了期に食べられる食材を使う
- 食材は8mm〜1cm角ほどが目安
- 調味料は離乳食完了期に使えるものを少量
- 歯ぐきでかめる、やわらかい肉だんご程度の固さ
調味料は使えますが、できるだけ薄味を心がけてくださいね。初めて食べる食材があれば、必ず加熱して一品から試してください。
「丼もの」の離乳食完了期レシピ
2色そぼろ丼
- 1フライパンに油をひき、溶いた卵を流し入れ、菜箸でくるくると混ぜながら炒り卵を作る。
- 2別のフライパンに油をひき、鶏ひき肉を炒め、醤油を加える。
- 3軟飯を器に盛り、1、2を上にのせる。
赤ちゃん用牛丼
- 1牛肉は脂身、すじを取り除いて、ゆでて火を通し、みじん切りにする。
- 2玉ねぎは短いせん切りにし、耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで1分程度加熱する。
- 3小鍋に1、2とすべての材料を入れ、軽く煮こむ。
- 4軟飯を茶碗に盛り、上に3をのせる。
鶏ささみの親子丼
- 1すじを取った鶏ささみ、玉ねぎ、にんじんをみじん切りにする。
- 2だし汁に1を入れてやわらかく煮る。
- 32に溶き卵を入れて、中までしっかりと火を通す。
- 4軟飯の上に3をのせる。
「混ぜご飯」の離乳食完了期レシピ
納豆チャーハン
- 1玉ねぎとほうれん草はゆでてみじん切りにする。
- 2ボウルに卵を割ってよくほぐす。
- 3フライパンに薄く油をひくか、テフロン加工のフライパンを中火で熱し、2を流し入れてかき混ぜる。
- 4卵が固まってきたら、1の玉ねぎを入れて、しんなりするまで炒める。
- 54に1のほうれん草と、よく混ぜた納豆を加え、さらに炒める。
- 65に軟飯を加え、材料が混ざったら、醤油を加え、よく混ぜ合わせる。
ごぼうとささみのまぜご飯
- 1ごぼうの土を洗い流し、ピーラーで皮をむき、水にさらしてアク抜きをする。
- 21をやわらかくゆでて、すりおろす。
- 3にんじんの皮をむき、粗みじん切りにする。
- 4鶏ささみは、粗みじん切りにする。
- 5小鍋にだし汁を入れて沸騰させ、2、3、4を入れて煮る。
- 65にごはんを入れて軽く煮込み、最後に醤油を垂らす。
レタスとツナのチャーハン
- 1レタスは細かくちぎる。
- 2ツナは水気を切ってほぐす。
- 3フライパンに油を薄くひき、中火で1と2を炒める。
- 43に軟飯を加えてさらに炒め、醤油を加えて味を調節する。
にんじんとしらすの炊き込みごはん
材料(5食分)
- 1にんじん、玉ねぎは、皮をむき、みじん切りにする。
- 2といだお米に水を入れ、みりんと醤油を加える。
- 32に、1としらすを入れ、炊飯器の標準モードで炊く。
おいしい丼もの・混ぜご飯を作ってあげよう!
赤ちゃんは、ご飯の淡白な味が嫌だったり、野菜の食感や苦味などに抵抗をしめしたりすることがあります。無理に食べさせるよりも、まずは、おいしく食べられることを優先しましょう。
慣れてきたら少しずつ分量を変えて、食べられたときは「おいしいね」「食べられたね」と声掛けをしてあげると良いでしょう。苦手なものへの印象が薄まるほか、自信につながりますよ。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。