この記事では、離乳食でお肉を調理する時のポイントとおすすめのレシピを紹介します。
3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
調理時のポイントは?
お肉は、加熱するとパサパサしたりかたくなったりするため、片栗粉などでとろみをつけたり、スープに混ぜたり、あんかけなどに混ぜて飲み込みやすくしてあげましょう。蒸してふっくらと仕上げるのもおすすめです。
鶏もも肉・むね肉を調理するときは、皮や脂身は取り除き、中までしっかりと火を通してください。赤身肉を使うときは、脂身を取り除いてから筋を断ち切り、加熱して細かくきざみましょう。
下ごしらえのポイント
ひき肉以外は、下ごしらえをするときに小さく切ってヨーグルトに漬けると、かたさや臭みをやわらげることができます。
赤身肉の臭みを和らげるには、ケチャップやホワイトソースなどを使った料理もおすすめですよ。ただ、調味料はあまり多くの量が使えないので、トマトスープなどに入れてあげるのも1つの方法です。
鶏肉を使った離乳食完了期レシピ
なすのグラタン
- 1なすの皮をむき、粗くみじん切りにしたら、水にさらしてアク抜きをする。
- 2玉ねぎ、ほうれん草は、やわらかくゆでて粗くみじん切りにする。
- 3鶏ひき肉は、ラップをかけて電子レンジで20秒ほど火が通るまで加熱する。
- 4耐熱容器に、1、2、3を入れ、ホワイトソース、チーズをかけ、オーブントースターで3分程度焼く。
- ホワイトソースは手作りまたはベビーフードのみOKです。市販の缶詰など味付きのものは使わないようにしましょう。
かぼちゃと鶏のクリームパスタ
- 1かぼちゃは、種と皮を除いて7mm角に、鶏肉は薄切りにする。
- 2玉ねぎはみじん切りに、トマトは湯むきし、種を除き小さく切る。
- 3ゆでる前のスパゲティを2cmほどに折って、やわらかめにゆでる。
- 4フライパンにバターを溶かし、1と2の玉ねぎを炒め、火を止めホワイトソースを加える。
- 54に野菜スープ、2のトマト、3を加えさっと煮こむ。
- ホワイトソースは手作りまたはベビーフードのみOKです。市販の缶詰など味付きのものは使わないようにしましょう。
ごぼうとささみのまぜご飯
- 1ごぼうの土を洗い流し、ピーラーで皮をむき、水にさらしてアク抜きをする。
- 21をやわらかくゆでて、すりおろす。
- 3にんじんの皮をむき、粗みじん切りにする。
- 4鶏ささみは、粗みじん切りにする。
- 5小鍋にだし汁を入れて沸騰させ、2、3、4を入れて煮る。
- 65にごはんを入れて軽く煮込み、最後に醤油を垂らす。
豚肉を使った離乳食完了期レシピ
赤ちゃん用餃子
材料(5食分・15個分)
- 1キャベツ、長ねぎ、しいたけをみじん切りにする。
- 21と豚ひき肉、醤油をよく混ぜ合わせる。
- 3餃子の皮の中央に2のタネをのせ、皮の周辺に水をつけて包む。
- 4鍋に湯を沸かし3の餃子をゆでる。
キャベツの冷しゃぶサラダ
- 1キャベツとブロッコリーは、2~3mm程度の大きさに切る。
- 2にんじん、玉ねぎの皮をむき、7mm角に切る。
- 31と2をゆで、水気を切っておく。
- 4豚肉に片栗粉をまぶし、ゆでて細かく切っておく。
- 5だし汁と醤油を混ぜ合わせる。
- 6お皿に3と4を盛りつけて、5をかける。
牛肉を使った離乳食完了期レシピ
牛肉とニラのうどん
- 1うどんは2cm程度に切っておく。
- 2牛肉は脂身、すじを取り除いて、ゆでて火を通し、みじん切りにする。
- 3ニラ、玉ねぎは粗くみじん切りにする。
- 4鍋に、だし汁、1、2、3を入れ、材料がやわらかくなるまで煮こむ。
- 54に醤油を加え、最後に水溶き片栗粉でとろみをつける。
牛肉とブロッコリーの炒め物
材料(1食分)
- 1ブロッコリーはやわらかくゆで、粗くみじん切りにする。
- 2牛肉は脂身とすじを取り除いて細かく切り、片栗粉をなじませる。
- 3熱したフライパンに油をひき、2を炒める。
- 4肉の色が変わったら、1を加えてよく混ぜ、仕上げに醤油を垂らす。
牛肉とトマトの豆乳煮こみ
材料(1食分)
- 1牛肉は脂身、すじを取り除いて1cm程度に切ってゆでる。
- 2トマトは湯むきして種を取り除き、1cm角に切る。
- 3鍋に1と2を入れ、豆乳を入れて沸騰させないように煮る。
好みで味噌や醤油を少々加えて味つけをしても。
栄養豊富なお肉をおいしく食べやすくしよう!
今回紹介したレシピのように、少量の調味料を加えるだけでもお肉の食べやすさが変わりますよ。塩分をとりすぎないよう気をつけつつ、上手に調味料を使ってみてくださいね。
※ 赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
※ 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
※ レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません(ただし、その時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。