妊娠検査薬を使えるタイミングの前でも、妊娠症状に似た症状が現れると「もしかして?」と期待してしまう人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、先輩ママの体験談を参考に、妊娠超初期症状とはどのような症状があるのかご紹介します。
妊娠超初期とはいつのこと?
「妊娠超初期」とは医学用語ではなく、妊娠検査で陽性反応が出る前の時期をいいます。
妊娠周期は、妊娠前の最後の生理が始まった日を出発点として計算します。最後の生理が始まった日は「妊娠0週0日」となります(※1)。
この時点では、まだ妊娠は成立していません。妊娠2週目に排卵・受精が起こり、その1週間後ごろに着床が成立します。
妊娠検査薬では、妊娠4週目ごろから陽性反応を確認できるようになります。つまり、妊娠4週目ごろまでが、妊娠超初期となります。
そして、この頃に感じる症状のことを、一般的に「妊娠超初期症状」といいます。
妊娠超初期症状とは?先輩ママの体験談は?
妊娠超初期症状として、体そのものの変化、体調の変化、嗜好の変化、精神面の変化など、様々な変化が起こるようです。
具体的にどのような妊娠超初期症状が見られるのか、ここからは先輩ママの体験談を見ていきましょう。
ただし、妊娠超初期症状には個人差が大きく、妊娠超初期症状だとすぐ気づくほどの変化がある人もいれば、全く症状がない人もいます。あくまでも参考程度に捉えてくださいね。
妊娠超初期症状で出た体の変化とは
妊娠超初期にも体の中ではめまぐるしい変化が生じています。そのタイミングで先輩ママが感じた体の変化についてご紹介します。
出血があった
受精卵が着床したときに起きる、「着床出血」と呼ばれる出血が見られた人もいました。生理の経血より量は少なく、長くても2〜3日で治ります。
先輩ママの声
うっすらと、生理の経血より薄い色の出血がありました。すぐに治まったので何の出血だろう?と少し心配はしましたが、妊娠超初期症状とは気づきませんでした。
先輩ママの声
生理予定日の翌日に少量の出血がありました。すでに妊娠検査薬で陽性反応が出ていたので、「着床出血だろうな」と思っていました。
胸の張りがあった
胸の張りや痛みを感じた人も多かったようです。なかには、乳首が敏感になる人もいるようです。
先輩ママの声
胸の外側が張って、触れると少し痛みを感じました。生理前に胸が張ることがなかったので、「もしかして妊娠超初期症状?」と思いました。
先輩ママの声
胸が張りました。生理前はいつも胸が張るので、「そろそろ生理がくるかな?」くらいにしか思っていませんでした。
子宮に違和感があった
痛みというより、「なんだか変な感じがする」という声が多く聞かれました。
先輩ママの声
子宮のまわりが少しチクチクしました。今まで、そんな痛みを感じたことがなかったので、「あれ?妊娠超初期症状?」と思っていました。
先輩ママの声
子宮あたりが、なんだか落ち着かない感じがありました。1週間程度で落ち着いたけれど、同時に風邪のような症状も出ていました。
妊娠超初期症状で出た体調の変化とは
体の変化以外で多かった妊娠超初期症状が、体調面での変化です。つわりほどはっきりとした症状が出ないため、風邪のひき始めと勘違いしていた人も多いようです。
とにかく眠い
十分な睡眠時間を取っているのに、それでも眠くて仕方ないという声が多かったです。
先輩ママの声
とにかく眠かったのを覚えています。ただ、そのときは仕事が忙しく、帰宅時間が遅かったので、疲れているのかな?くらいにしか思っていませんでした。
先輩ママの声
とにかく眠気がひどかったです。日中こんなに眠くなることがなかったので、さすがに「妊娠超初期症状かな?」と気づきました。
なんとなく気持ち悪い
気持ちが悪い状態が長く続いたことで、妊娠を疑った人もいたようです。
先輩ママの声
船酔いをしたときのような、なんとなく気持ち悪い状態が続きました。何日経っても治らないので、ネットで検索して初めて「妊娠超初期症状かも」と気づきました。
食欲が増す
妊娠超初期だけ食欲が増したという人もいました。つわりが始まると同時に食欲がなくなっていった人が多かったようです。
先輩ママの声
妊娠超初期は、とにかくお腹が空いてお腹が空いて仕方なかったです。妊娠5週目ごろからは、食欲がガクンと落ちました。
熱っぽい
熱があるわけでなく、なんとなく体に熱がこもっているように感じた人が大半でした。実際に発熱していた人は少ないようです。
先輩ママの声
妊娠超初期は風邪のひき始めような、熱っぽい状態が続きました。つねに体が火照っている感じでした。
先輩ママの声
熱っぽい感じが1週間くらい続きました。風邪とは違うけど、なんとなく体が熱を持っている感じでした。
体がだるく、やる気が出ない
やる気がなくなる以外にも、集中力がなくなってぼーっとしてしまうという人もいました。
先輩ママの声
体が重くてだるいし、何かする気が起きなくなりました。それ以外の症状がなかったので妊娠超初期症状とは思わず、「風邪かな?」としか思っていませんでした。
妊娠超初期症状で出た嗜好の変化とは
妊娠超初期症状として、食べ物の好みが変わったり、これまでは平気だった香りが急に受け付けなくなったという人もいました。これらは、つわりの症状としてもよく聞かれます。
味覚が変わる
これまで好きではなかったものが、妊娠超初期に突然、無性に食べたくなったという声が多かったです。
先輩ママの声
好きだった揚げものや甘いものを、一切食べたくなくなりました。唯一食べたいと思えたのが、ラーメンでした。無性にビーフンが食べたくなり、週3回も食べていたときもありました。
先輩ママの声
なぜか、ツナサンドが食べたくなりました。今思えば、妊娠超初期症状だったのかもしれません。
香りに敏感になる
それまでは気にならなかった匂いが気になったり、不快に感じたりするようになった人が多かったです。食材や食べ物ではなく、人工的な香料に敏感になる人が目立ちました。
先輩ママの声
これまで使っていた歯磨き粉とボディソープの香りが、突然受け付けなくなりました。
妊娠超初期症状で出た精神面の変化とは
妊娠超初期の症状として多くの人が感じたのが、精神面の変化です。なぜか不安を感じる、なんでもない場面で涙が止まらなくなるなど、理由がわからずに戸惑った先輩ママも多かったようです。
情緒不安定になる
先輩ママの声
それほどひどくはありませんでしたが、夜中に突然涙が出たことがありました。夫の些細な言動が気に触るようになったのもその頃です。今思えば、妊娠超初期症状だったのかもしれません。
先輩ママの声
ちょっとしたことで涙が出たりしました。ふつうに会話をしているだけなのに、その最中に自分の感情がめまぐるしく変化していて、そんな自分に戸惑っていました。
先輩ママの声
感情の起伏が激しくなったと思います。
妊娠超初期の可能性がある人は体を大切に
一般的に、妊娠による症状が現れるのは、妊娠検査薬で陽性反応が出た後のことが多いとされています。しかし、妊娠超初期から、なんらかの変化を感じた先輩ママもたくさんいました。
妊娠検査薬で陽性反応が出ていなくても、妊娠超初期にあたる時期に心身になんらかの変化を感じたら、妊娠している可能性もあります。無理はせず、体をいたわるようにしてくださいね。
また、妊娠検査薬で陽性反応が出たらすみやかに産婦人科を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。