胎芽とは?大きさの平均は?小さいと心拍が確認できない?

「胎芽」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?胎芽は胎児の前段階で、この時期に内臓などのもとになる組織が作られるため、赤ちゃんの成長にとって重要な時期といえます。そこで今回は、胎芽とはどのようなものなのか、平均的な大きさはどの程度なのか、小さいと心拍が確認できないのかなどについてご説明します。

胎芽とは?胎芽期はいつからいつまで?

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胎芽とは胎児の前段階のことで、胎芽期というと受精卵から妊娠10週までの期間のことを指します。

胎芽期では、1つの細胞だった受精卵が細胞分裂を繰り返すのと同時に、一つ一つの細胞が大きくなり、内臓や神経のもととなる組織が作られます。また、体の前後左右の軸の決定も行われます。

しかし一方で、この時期にママが糖尿病であったり、薬を飲んだり、あるいはウイルスなどによる感染症にかかってしまうと、その後の胎芽の成長に影響が出てしまう可能性があります(※1)。

つまり、赤ちゃんの成長過程において、それだけ重要な時期だといえるでしょう。

胎芽の大きさの平均は?週数によって違う?

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胎芽の大きさは、超音波検査によって調べることができます。

妊娠5~6週の胎芽の大きさは、平均で2mm程度です。その後少しずつ大きくなっていき、妊娠9週の中頃には35mm程度になっています。ちなみに、すでに胎児と呼べる段階に入っている妊娠11週ごろには、60mm以上になっています(※2)。

そのため、胎芽期の終わりである妊娠10週に入る直前の大きさは、35〜60mmの範囲内にあると考えられます。

胎芽が見えない原因は?エコーのせい?

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胎芽が確認できてもいい時期なのに、なかには超音波検査(エコー)をしても胎芽が見えないことがあります。その原因として考えられるのは、以下の2つです(※2)。

エコーでは検知できない大きさだから

初期の胎芽はとても小さく、超音波検査では検知できないことがあります。1回検査して見つからなくても、経過を観察しながらもう一度超音波検査をすれば見つかることがあります。

流産している可能性があるから

胎芽が見えないだけでなく、胎嚢の輪郭が不明瞭だったり、変形していたり、妊娠週数に比べて小さいといった特徴がみられた場合、流産の可能性が疑われます。

とはいえ、上述の通り小さくて見えないだけかもしれないので、落ち着いて医師の指示に従いましょうね。

胎芽の心拍数は?

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胎芽の心拍数は、通常、妊娠5週頃で1分間あたり90〜100回です。その後、成長とともに直線的に心拍数は増えていき、妊娠9週頃に1分間あたり170〜180回となりピークを迎えます。そして妊娠16週ごろには1分間あたり150回となります(※2)。

一方、胎芽の心拍に異常がみられることもあります。特に多いのが心拍が遅いケースで、この場合、流産する可能性が高くなるとされています。

また反対に、心拍が速いことも稀にあり、その場合は以降の成長に異常がみられるかもしれません。不整脈の場合も同様です(※2)。

いずれにせよ、胎児の心拍に異常がみられた場合は、慌てずに医師の指示に従いましょうね。

胎芽が小さいと心拍が確認できない?

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すでに説明したように、胎芽が小さいと超音波検査をしても見えないことがあります。当然ですがその場合は心拍も確認できません。ただし、胎芽の心拍を確認する超音波検査には2種類あり、それぞれ心拍が確認できない時期が異なります(※2)。

経腹超音波法の場合

経腹超音波法という、お腹の上から調べる方法の場合、一般的には妊娠8週頃には胎芽の心拍が確認できます。早ければ、妊娠5週頃に確認できることもあります。

経膣超音波法の場合

経腟超音波法の場合は、少なくとも妊娠4週目まで、遅いと6週の終わり頃までは胎芽の心拍を確認できないことがあります。

胎芽が見えなくても心配しすぎないで

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胎芽が確認できて初めて妊娠を実感できる人もいるでしょう。しかし一方で、なかなか胎芽が確認できなかったりすると心配になってしまうかもしれません。

胎芽はとても小さいので、場合によっては超音波検査でも確認できないことがあります。検査をしてその存在が確認できなくても、心配しすぎる必要はありませんよ。順調に妊娠が進んでいれば、妊娠8週ごろになればたいていの妊婦さんは胎芽が確認できるでしょう。

もし万が一、胎芽がその後も確認できなかったら、落ち着いて、医師の指示に従いましょう。

胎芽期は、赤ちゃんのその後の成長にとってとても重要な時期です。自分の健康管理に気をつけながら、胎芽が胎児へと成長していくのを見守ってあげたいですね。

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